エイスースのSIMフリースマホ「ZenFone Max Pro (M2) ZB631KL」が不具合でリコール!

ASUS JAPANは2日、同社が今年3月15日に発売したSIMフリースマートフォン(スマホ)「ZenFone Max Pro (M2)」(型番:ZB631KL)についてすでに紹介しているように携帯電話ネットワークの特定の周波数帯を使用できない不具合が判明したと発表しています。

購入した場合には日本国内での使用が電波法違反に抵触するため、必ず交換または返品するよう案内しています。なお、交換する場合には4月中旬以降に正常な製品が出荷されるとのこと。原因は「日本国内向けとは異なる仕様のパーツ組み込んで日本に出荷したため」とのこと。

影響範囲は約1万台(販売店に卸した台数含め)。同社では大変な迷惑をかけたとして深くお詫びをするとともに再発防止とサービス向上に努めるということです。なお、すべての交換が済んだ後、新たな販売も再開する予定で、交換が順調に行った場合で販売再開は4月下旬以降を見込んでいるしています。

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ZenFone Max Pro (M2)

ZenFone Max Pro (M2) ZB631KLは最大の特徴は大容量5000mAhバッテリーを搭載して30日間以上の連続待受時間を実現した驚異的なスタミナを備える電池持ちの良いミッドレンジスマホで、アスペクト比9:19の縦長な約6.3インチFHD+(1080×2280ドット)IPS液晶やSnapdragon 660、4GB内蔵メモリー(RAM)などを搭載しています。

また背面にはボケ味を活かせる約1200万画素CMOS+約500万画素CMOSリアカメラを搭載し、フロントカメラは約1300万画素CMOSとなっています。サイズは約157.9×75.5×8.5mm、質量は約175g、本体カラーはミッドナイトブルーおよびコズミックチタニウムの2色展開。その他の詳細な製品情報は「ASUS JAPAN、電池持ちの良いSIMフリースマホ「ZenFone Max Pro (M2) ZB631KL」と「ZenFone Max (M2) ZB633KL」を発表!3月15日発売で、価格は3万8340円と2万8620円 - S-MAX」をご覧ください。

今回の不具合は日本国内向けとは異なる仕様のパーツを組み込んで日本に出荷してしまったため、ASUS JAPANが公式に案内していた対応周波数帯とは異なる製品となってしまっていました。販売された製品で未対応の周波数帯および本来対応しているはずの周波数帯は以下の通り。

【未対応の通信方式・周波数帯】
FDD-LTE B2/B4/B12/B17/B18/B19/B28
TD-LTE B38/B41
W-CDMA B2/B4/B6/B19

【正常な通信方式・周波数帯】
FDD-LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B28
TD-LTE B38/B41
キャリアアグリゲーション 2CA
W-CDMA B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
GSM/EDGE 850/900/1800/1900MHz

これにより、電波法などのいわゆる「技適」を取得しているのは公式に案内している対応周波数帯であるため、販売された製品を利用すると電波法違反となってしまいます。そのため、すでに購入した場合には以下の対応方法を案内されました。

1)不具合を解消した製品との交換(4月中旬以降)
2)返品

対象製品は日本で販売されたZenFone Max Pro (M2) ZB631KLの「ミッドナイトブルー(型番:ZB631KL-BL64S4)」(JANコード:0192876225189)および「コズミックチタニウム(型番:ZB631KL-TI64S4)」(JANコード:0192876225196)。

返品および交換する場合にはASUSコールセンター(電話:03-5642-2688、メール・チャット: https://www.asus.com/jp/support/ )よりお問い合わせをするよう案内しています。受付時間は電話・メール・チャットともに9:00~18:00 (年中無休)。すでに各販売拠点では販売休止となっています。


記事執筆:memn0ck


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