九州新幹線の新八代駅~新水俣駅のトンネル内で携帯電話が使えるように!

NTTドコモおよびKDDI、ソフトバンクは26日、九州旅客鉄道(以下、JR九州)と共同で高速鉄道路線「九州新幹線」における携帯電話サービスエリア拡大や品質改善を目的にエリア整備を進めており、新たに九州新幹線「新八代駅~新水俣駅」の全区間で携帯電話サービスの提供を2019年7月16日(火)始発より開始すると発表しています。

これにより、九州新幹線の「博多駅~新水俣駅」間で携帯電話サービスを快適に利用できるようになり、残る「新水俣駅〜鹿児島中央駅」までの区間についても2020年までのサービスエリア化に向けて現在対策工事実施中で、順次サービスの提供を開始する予定だということです。なお、ワイモバイルの携帯電話も利用可能。

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トンネルなどの人工的な構築物により電波が遮へいされ、携帯電話などが使用できない地域において移動通信用中継施設などを設置して携帯電話などを利用可能にするなど、電波の適正な利用を確保することを目的として実施されている「電波遮へい対策事業」に基づく国の補助金を活用して工事が行われています。

九州新幹線では2017年12月1日より新鳥栖駅〜新大牟田駅間、2018年6月より新大牟田駅~熊本駅駅、そして2018年11月1日より新八代駅~新水俣駅の一部区間のトンネル内で携帯電話が使えるようになっていましたが、今回新たに新八代駅~新水俣駅の残る区間でも使えるようになりました。

新たにエリア化されたのは新八代駅~新水俣駅の12トンネル(総延長約22.0km)で、総務省にて2018年6月5日に移動通信基盤整備協会を通じて電波遮へい対策事業の補助金交付が支給されることが決定されており、総事業費および補助金交付決定額は16億1,900万円および5億3,96万6千円(補助金交付決定額は総事業費の3割)。

具体的には田上トンネル[南](2930m)および桑川内トンネル(3440m)、吉尾トンネル(6040m)、第1桑原トンネル(84m)、第2桑原トンネル(800m)、松原トンネル[北・南](935m)、野角トンネル(528m)、新津奈木トンネル(5160m)、岩城トンネル(410m)、浜崎トンネル(68m)、染竹トンネル(1090m)、初野トンネル(250m)。各社では電車内における携帯電話の利用についてマナーを守るように案内しています。









記事執筆:memn0ck


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