スマホ用ケーブルなどいろいろやってます!周辺機器のOEMメーカー「E Core」ブースを紹介 |
IT・および通信関連技術全般を扱う企業が一堂に会する国内最大級の複合展示会「第11回 Japan IT Week 秋」が千葉県・幕張メッセにて10月28〜30日の3日間に渡って開催され、すでにいくつかのブースのレポートをお送りしています。
本記事では同展示会のクラウド 業務改革 EXPOエリアに出展していたスマートフォン(スマホ)向けの周辺機器を多数開発・生産しているメーカーのE Coreのブースを紹介します。あまり聞きなれない企業かと思いきや、実は意外と身近なところにいるメーカーだったりするのです。
【100円均一ショップなどに安価な充電ケーブルを出荷しているE Core】
E CoreはOEM(他社ブランドの製品を代わりに製造する企業)メーカーとして活動している企業で、説明員によると主に安価なUSBケーブルやモバイルバッテリーなどをダイソーやキャンドゥといった100円均一ショップへ出荷しているそうです(もちろん100均ショップ以外にもあるとのこと)。
特に有名な製品ではiPhone用の端子が片方にしかないLightning互換ケーブルやmicroUSB・Lightningのどちらの端子にも差し込めるUSBケーブルなどを製造しているメーカーが実はこのE Coreだったりします。
とりあえず、安価にスマホ充電用のケーブルを買うために100円均一ショップを利用したことのある人は知らずのうちにこのメーカーの製品を使っていたということです。
【Appleの特許を回避するために工夫を重ねる】
通常、iPhoneに利用されているLightningケーブルはAppleの特許とそれに正式対応していることを示すライセンス「MFi認証マーク」(Appleへライセンス料を支払ってiPhoneやiPadなどのApple製品に正式に対応していることを示すマーク)があるのですが、100円均一で販売されるケーブルではライセンス料(Appleの取得している特許の利用料)などを払っていては利益が出ません。
そこで、E CoreではAppleの特許とガイドラインに抵触しない設計でiPhoneへ充電可能なケーブルの特許を別に取得し、これに沿った回路設計のケーブルを生産して出荷しているということです。
そのため、MFi認証マークは取得していませんが、USBケーブルのコネクター部は世界中で数多くの大手メーカーが採用している「全方位電子科技有限公司」(ALL BEST)が生産しているものを採用し、信頼度にも自信があるとのこと。
「ただ安い」というのではなく、できる限りのコストダウンを計った上で、ちゃんと使える安価な周辺機器を製造しているE Coreのブースのレポートでした。ブース内にはE Coreが出荷・販売しているスマホ用周辺機器をはじめとした多くの製品のサンプルが展示されていました。
取り扱いアイテムの一覧などを、メーカーのホームページでも確認することができるので、興味のある方は、是非、覗いてみてください。近くのお店で見覚えのあるアイテムなども見つかるかもしれません。
記事執筆:河童丸
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