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感圧式にも、静電容量式にも対応タッチペン

最近では、iPhoneやiPadなどの画面をタッチして操作するタッチパネル式デバイスが増えてきていますよね。どうやら私はそのタッチパネル式デバイスが好きみたいなのです。

タッチパネルは、主に「静電容量式」と「感圧式」の2種類がありますが、両方に対応した面白い形状のタッチペンがあったので紹介してみます。
いまさらではありますが、簡単に「静電容量式」と「感圧式」のタッチパネル式パネルについて説明しておきます。

人の指などに帯電している静電気に反応する「静電容量式」は、触れるだけで操作できる反面、静電気に反応しますのでつめの先や通常のスタイラス(タッチペン)などには反応しません。よって、文字や絵を描くなどといった操作には一般的に不向きとされています。iPhoneやiPad、Xperia SO-01B、HTC Desire X06HT、IS01、IS02、LYNX SH-10B、dynapoket T-01Bなどが採用しています。

もう一つが「感圧式」。読んで字のごとく圧力のかかった場所を特定して反応します。こちらはスタイラス(タッチペン)やつめ先に反応する反面、触れるだけでは操作できないことや、基本的にマルチタッチに対応していないので、ゲーム操作などに不向きとなります。こちらはウィルコムの「W-ZERO3シリーズ」やWILLCOM D4、SC-01BやT-01Aなどの少し前のWindows Mobile搭載機、サムスン電子の日本向けOMNIAシリーズなどが対応しています。また、携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」もこのタイプですし、最近では、NTTドコモ向けのFOMA端末「P-06B」も感圧式となっています。

どちらの方式でも利点と欠点があり、一長一短ですが、おおまかには「感圧式はスタイラス操作」、「静電容量式は指先操作」が基本となっているようです。ただ、静電容量式でもスタイラス(タッチペン)は存在しています。電導スポンジを採用したタッチペンで、名称の通り電気を通すので、静電容量式タッチパネルも操作できるというワケなのです。

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製品パッケージ。


長い長い説明となってしまいましたが、今回紹介するのは「マルチ タッチ ペン プロ(JAN 4534455103086)」です。

何が凄いかと言いますと、そのペン先。

先程も「静電容量式対応タッチペンは電導スポンジ」と書きましたが、これはペン先が“ハケ”になっているのです。

これは、電導スポンジの従来製品を利用して「なんだ画面こすってるじゃないかッ!」といったユーザーにも朗報だと思います。なぜなら、ハケを触れさせるだけなのですから。

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ペン先を触ってみた感じ。


使い方は、タッチペンの頭をノックすると、ペン先にあたるハケが出てきます。これを実際にディスプレイに触らせて操作するだけ。非常に簡単です。ハケの強さは筆基準(?)でいうと結構固め。なかなか弾力があるようです。

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ペン先の様子。


また、このタッチペンの優れているところは、感圧式タッチパネルにも対応しているところ。ペン先に感圧式用のスタイラス先をくっつけることで、感圧式にも対応します。敢えて言えば、この感圧式スタイラス先はすぐに取れてしまいそうなので、無くさないように注意したいところです。

実際に手持ちのタッチパネル対応機種で使ってみました。

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iPadでも感度良好。


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HTC Desireでも細かい操作可能。


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WILLCOM D4でも利用できます。


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SoftBank 940SC OMNIAでももちろん利用可能です。


静電容量式でも感圧式でも利用可能なタッチペンを紹介しました。静電容量式対応タッチペンの操作性に不満なユーザーには、この軽やかな操作性はアリではないでしょうか。商品のお値段ですが、私が2010年8月上旬に大手家電量販店で購入した時は1,980円でした。他のスタイラスと比較すると、若干高めにも感じますが、その価値はあると思います。


記事執筆:ホセ

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