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伸縮自在な特殊印刷加工技術のシリコンケース

Japan IT Week春と題した展示会が、東京ビッグサイトで5月11日から開催となった。今年から新たにスマートフォン&モバイル EXPOも加わり、当日の雨にもかかわらず場内は熱気に包まれていた。

スマートフォン関連は、専用端末からスマートフォンへシフトさせる様々な製品群が並んでいた。クレジットカード決済のカードリーダーとスマートフォンを連携させた製品や、逆にスマートフォンに専用端末の機能をつけて作られた製品などがあった。

今回は、我々一般消費者に一番関連するシリコン素材に特殊な表面処理技術を施した、スマートフォンケースの最先端を紹介しよう。


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これが、一般的なシリコンケースだ。
シリコンゴムは、素材に柔軟性があり脱着が簡単なので様々なケースが流通している。中には、デジタル一眼レフをすっぽりとカバーする、シリコンアーマーという製品も世に出ているほどだ。
表面の手触りは悪くないが、ポケットから出すときに滑りが悪く出辛いと感じた事はないだろうか?!

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そこで、発見したのが株式会社ヒートマシンサービスの製造する「DIS Japan」という製品だ。このシリコンケースは、シリコンゴムの表面に特殊な技術でアンダーコートを施し、更に特殊表面処理をすることでシリコンゴムとは思えない新しい質感を生み出している。

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マットな仕上げで、少し乾いたサラサラの質感も再現されている

ラメ加工や特殊印刷が施されたシリコンケースは、ポリカーボネイト製品の様な光沢やスベスベする質感が再現されている。これならポケットに入れても引っかかることなくスッと出せそうだ。

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また、シリコンゴムにするメリットとして、着脱が楽なのはもちろんだが、ディスプレイの周囲を覆うようなデザインも可能となった。
従来のスワロフスキー加工されたケースは、背面しかその素材感は無かったが、シリコンゴムに加工することでスマートフォンの正面もスワロフスキーの光沢と質感が楽しめるようになっている。

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シリコンゴムなので握ると曲がる。スワロフスキー加工してあっても着脱は簡単だ。


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アンダーコートしたシリコンゴムに、伸縮しても割れない特殊なインクでデジタル印刷する事も可能で、キャラクター商品やノベルティーグッズとしても需要がありそうだ。

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製品化に向けて、まずはiPhone4用ケースが7月から量産に入り8月には販売したいとの事。明るいカラーのパステルカラーと呼ばれる製品(写真上)が¥2,000程度、メタリック加工したプラチナカラー(写真下)は¥3,000~¥4,000を予定しているという。

スワロフスキーをあしらった製品は手作業のため、値段は未定だがブリスターパックではなく、製品の価値を高める箱ケースで販売する予定との事だ。

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ポラロイドカラーと呼ばれる偏光塗装は綺麗な色の変化が楽しめる。

リンク:株式会社ヒートマシンサービス(http://www.heatmachine-service.co.jp/)

記事執筆:mi2_303


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