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高速オプション「Turbo Charge」

日本通信は23日、低価格の定額料金の良さと高速通信の良さを使いわけできる新サービス「Turbo Charge(ターボチャージ)」を2012年8月下旬から提供開始すると発表しています。

Turbo Chargeは上下最大300Kbpsと速度を抑えたデータ通信サービスが利用できるSIMパッケージ「b-mobileSIM U300」の利用者がたまに数Mbpsという高速データ通信サービスを利用したい場合にTurbo Charge権を購入し、Turboスイッチをオンにすることで100MB分のデータ通信量分を高速にデータ通信できるオプションサービスです。価格は100MBのTurbo Charge権で525円。

2010年4月にSIM製品の先駆けとなるb-mobileSIM U300を発売し、それ以来、日本通信の主力サービスとして成長してきているとのこと。b-mobileSIM U300の特徴は通信速度を300kbpsに設定することで、月額換算2,500円程度で利用できること。この低価格な利用料がスマートフォン利用者を中心に好評で利用者層が拡大しているということです。

一方で、時には数Mbpsという高速データ通信を使いたい場合もあり、その時のために月額5,000円を上回る携帯電話事業者が提供する定額オプションサービスの利用料を支払うのはコストメリットが低く、普段は低速でもいいという人は悩ましい状況でした。

そこで、今回提供を予定するTurbo Chargeは、b-mobileSIM U300利用者が100MBを525円で購入することで、高速通信を使いたい時だけ利用する仕組みとなります。

具体的には、専用のスマートフォン用アプリケーション「Turbo Charge」で100MBを購入し、TurboスイッチをONにした時には高速通信が利用でき、OFFにすると低速通信になります。また、パソコンなどを利用している場合にも、サポートサイト「My b-mobile Page」で無料登録(ID取得)し、クレジットカードを登録することで、スマートフォン用アプリと同様に100MBを525円を購入することができます。

通信速度はTurbo Chargeをオンにすると制限がなくなるため、理論値として下り最大14.4Mbps、上り最大5.76Mbpsとなります。

他社サービスでは、高速データ通信を利用している間は高速データ通信しか使えず、使い終わると低速データ通信になるものがありますが、利用者が高速と低速を都度使いわけることはできません。Turbo Chargeはこれを可能とする画期的な新サービスとのことです。

なお、今回は日本通信のSIMサービスであるb-mobileSIM U300向けに発表されましたが、日本通信が提供する同様の低速データ通信SIMサービスとして「イオンSIM」などもあります。日本通信の幹部のTwitterアカウントを見ると、三田社長福田副社長の動き(リツイートなど)を鑑みると、今後、イオンSIMなどにもTurbo Chargeと同じようなオプションが提供される可能性が高いように思われます。そちらにも期待したいところです。

記事執筆:memn0ck


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日本通信、高速と低速を使いわけできる新サービスを発表|日本通信株式会社