Lumia 920をチェック!

今年11月にMicrosoftから投入された最新スマートフォン向けプラットフォーム「Windows Phone 8」。マルチコアCPUや高解像度ディスプレイ、非接触IC機能(NFC)、microSDカードなどの外部メモリーなどといったハードウェア的に各種対応を果たし、よりパワフルになって、iPhoneのiOSやXperiaやGALAXYなどのAndroidに続く、第3のスマートフォン向けプラットフォームとして起死回生の復活を遂げるべく、各ハードメーカーから魅力的な端末が出揃っていました。

しかしながら、一部報道では、Microsoftの戦略的意向とも伝えられていますが、ここ日本ではいまだに1機種も発表・発売されていません。

そこで、今回は、SIMフリーな端末を中心に海外のさまざまな電子機器を国内向けに販売しているオンラインショップ「EXPANSYS JAPAN」からWindows Phone 8搭載のハイエンドモデル「Lumia 920」(Nokia製)をお借りしたので、まずは、外観を中心に写真および動画で紹介したいと思います。

589388c6.jpg

Lumia 920のパッケージ

8b3c7977.jpg

パッケージとLumia 920

5ae0ab62.jpg

Lumia 920の同梱品


Lumia 920は、かつては携帯電話販売台数で圧倒的なシェアNo.1を誇っていた、Nokia(ノキア)が投入するWindows Phone 8搭載のハイエンドスマートフォンです。Nokiaは、Windows Phone 8を搭載したスマートフォンを、Lumia 920のほか、「Lumia 822」「Lumia 820」「Lumia 810」とすでに4機種投入しており、その中でも最もハイスペックなモデルです。

ディスプレイは4.5インチWXGA(768×1280ドット)PureMotion HD+ IPS液晶を搭載し、これまでのWindows Phoneと比べるとかなり大型となっています。最近の大型化が進むAndroidスマートフォンと比べても十分大きく、美しく、見やすい画面となっています。また、ディスプレイは手袋をしていても操作可能な「スーパーセンシティブタッチ」となっており、ディスプレイを覆うガラスは傷などにも強い強化ガラス「ゴリラガラス」を採用しています。

ただし、その分、サイズも大型化しており、大きさが70.8×130.3×10.7mm、質量が185gとなっています。持った感じは、片手操作はできなくはないですが、かなり大きく感じます。

横幅としては、最新スマートフォンでは「GALAXY SIIIα SC-03E」(71mm)や「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」(68mm)、「HTC J butterfly HTL21」(71mm)といった5インチ弱のものと近いです。また、質量では「GALAXY Note SC-05D」(185g)や「GALAXY Note II SC-02E」(189g)といったさらに大型モデル級となっています。

その分、質感はかなり良く、お借りしたのがイエローで、ややビビッドな色合いなので、あまりNokiaらしいといった感じではないですが、良い感じです。イエローと薄い色ながら少し裏面は指紋が目立つかもしれません。

ディスプレイの下には、左からバックキー、Windowsキー、サーチキーといった静電式タッチキーが搭載されています。着信や充電中を知らせるLEDは搭載されていないようです。

ディスプレイ面にはこの他、約130万画素インカメラや一部センサー(照度センサーや近接センサー)が配置されています。センサー類は、加速度センサーも搭載されています。

ディスプレイに写っている画面を見るとわかりますが、今回お借りしたのは、このLumia 920の香港版。そのため、起動して、地域などを変更すれば、中国語(中華)フォントながら日本語が表示可能となっています。また、キービードを追加すれば、日本語入力も可能です。これらについては、また別途紹介したいと思っています。

66d02687.jpg

Lumia 920の正面写真


裏面には、カールツァイスレンズを採用した8.7メガピクセルの“PureView”カメラを搭載。カメラは光学手振れ補正に対応しており、カメラ用デュアルライト(LED)も搭載されています。防水や防塵、耐衝撃には非対応。

なお、バッテリーは脱着できず、裏面もカバーなどになっておらず、iPhoneなどのように裏面は外れないようになっています。バッテリーは容量が2000mAhで、NTTドコモが“おくだけ充電”として推進しているワイヤレス充電規格「Qi(チー)」にも対応しています。Qi対応ワイヤレスチャージパッドは、Nokia純正のものがあ用意されていますが、今回お借りした製品には同梱されていないとのことです。なお、Nokia純正のワイヤレスチャージパッド「Nokia Wireless Charging Pillow for Lumia 820/920」もEXPANSYS Japanで2013年1月1日販売開始予定とのことです。

486e0ef5.jpg

Lumia 920の裏面写真

fa670541.jpg

カメラ部分アップ写真


国内唯一のWindows Phone搭載モデル「Windows Phone IS12T」との比較をしてみました。さすがに、3.7インチディスプレイ搭載のWindows Phone IS12Tと比べると大きくなっています。

ボディーカラーは似たような色合いで、Windows Phoneはこういったカラフルな色が海外モデルでも多数あるのが良いですよね。

ちなみに、Lumia 920はお借りした黄色(Yellow)のほかに、赤色(Red)白色(White)灰色(Grey)黒色(Black)の5色展開となています。

cd132527.jpg

Windows Phone IS12T(右)との比較

66bdc6b5.jpg

Windows Phone IS12T(手前)と似たような色合いなので背面も比較


チップセットとしては最大1.5GHz駆動のデュアルコアCPUを内蔵した「Snapdragon S4」搭載のQUALCOOM製「MSM8960」を搭載。32GBの内蔵ストレージ(ROM)および1GBのメモリー(RAM)が搭載されています。外部メモリースロットは搭載されていないです。

本体左側面にはなにも配置されておらず、右側面には上から音量上下キー、電源キー、カメラ/シャッターキーが配置されています。

07ea341c.jpg

ff5a7a5a.jpg

Lumia 920の左右側面写真


通信では、2.4GHzと5.xGHz(HT40)のデュアルバンドに対応したIEEE802.11a/b/g/n/h準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 3.1、GPS、近距離無線通信規格「NFC」、下り最大100Mbpsの5バンド対応LTE(4G)およびW-CDMA/HSPA+(3G)。GSM/EDGE(2G)に対応しています。

LTEはに対応周波数は、2600MHz(B7)、2100MHz(B1)、1800MHz(B3)、900MHz(B8)、800MHz(B20)、W-CDMAの対応周波数は、2100MHz(B1)、1900MHz(B2)、900MHz(B8)、850MHz(B5)となっています。周波数的には国内のLTE事業者が提供しているサービスと同じ周波数帯もありますね。

本体上側面にはSIMカードスロットおよび3.5mmイヤホンマイク端子、下側面には充電および外部接続用のmicroUSB端子が配置されています。SIMカードは付属の専用のピンで開けるようになっており、カードサイズとしてはmicroSIMカード(ドコモでは「miniUIMカード」と呼んでいるサイズ)となります。

a95eb007.jpg

1633d3ef.jpg

Lumia 920の上下側面写真

79d16bf0.jpg

Lumia 920のSIMスロット写真


最後に、簡単に操作してみたところをムービーで紹介しておきます。なお、Qiでの充電してみたところやスクリーンショットの撮影方法など、今後、Lumia 920についてのレビューを何回かに分けて掲載したいと思っています。


Lumia 920を操作している動画


記事執筆:S-MAX編集部


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
Microsoft、Windows Phone 8のローンチイベントを開催!WP8搭載スマホは米国で11月から販売開始 - S-MAX - ライブドアブログ
Nokia Lumia 920 - Windows Phone with PureView Camera - Nokia
Nokia Lumia 920 (SIMフリー, Yellow)価格&特徴 - EXPANSYS 日本
Nokia Lumia 920 (SIMフリー, White)価格&特徴 - EXPANSYS 日本
Nokia Lumia 920 (SIMフリー, Black)価格&特徴 - EXPANSYS 日本
Nokia Lumia 920 (SIMフリー, Red)価格&特徴 - EXPANSYS 日本
Nokia Nokia Lumia 920 (SIMフリー, Grey)価格&特徴 - EXPANSYS 日本
SIMフリーのスマートフォン、タブレット、アップル製品 - EXPANSYS 日本