究極の単機能ケータイが進化した!

ソフトバンクモバイルから先月23日(金)に発売開始した子供向けZTE製「みまもりケータイ3 202Z」(以下、202Z)。高機能なスマートフォンが目立つ昨今の新機種の中でも、特別シンプルなモデルとなっています。

今回は、202Zのレビュー第1回として外観をじっくりとチェックするほか、基本機能について紹介をしてみようと思います。

まず、「みまもりケータイ」って何よ?という人もいると思いますので、みまもりケータイについてちょっとおさらいしてみます。

みまもりケータイとは、2011年3月より発売開始した家族と通話するためだけという機能に絞った非常にコンパクトな“シンプルフォン”となります。

初代の「みまもりケータイ 005Z」より防水機能を搭載していましたが、2代目「みまもりケータイ2 101Z」ではカラフルな3色展開となり、今回紹介する202Zではカラフルな3色展開はもちろんのこと、さまざまな新機能を搭載している、いわゆる「ちょっと高機能になったシンプルフォン」となっています。

みまもりケータイ3 202Zは、大きさとしてiPhone 5の約半分のボディーに約1.44インチのカラーディスプレイを搭載しています。今回お借りしたカラーバリエーションは、「ベリーピンク」ですが、それ以外にも「ミルキーホワイト」と「ラムネブルー」があります。

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左からスマートフォンの代表「iPhone 5」、みまもりケータイ3 202Z


やや丸みを帯びたボディは約76gと非常に軽量。本体前面には、ディスプレイと電話用のボタンしかありません。ボタンはカチッとした感触で、やや固めの押しごたえがあります。つまり、バッグの中で触れてしまい勝手に電話発信しているということは無さそう。

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本体右側面には3つのキーが搭載されています。まず、長押しで本体のキーをロックするもの、マナーモードにするもの、それと一つ前の操作に戻す(またはキャンセル)ものです。通話中に音量キーのようなものになっている部分を押すと、実際に音量も変更できますし、待受状態で音量キーのようなキーを押すことでメニューが表示されます。

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本体左側面は非常にシンプルで、microUSBスロットのフタだけです。なお、両側面にある金色の接点は付属の卓上充電台の接点となります。

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本体下部は、ストラップホールがあります。ここにネックストラップを付けることで、首からぶら下げることもできます。

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本体上部はブザー用ストラップです。ここを引っ張ることで大音量のブザーが鳴るのと同時に位置情報付きメールが送信されます。

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本体背面はスピーカーと…

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アカバー取り外し用ネジ穴があります。


なお、リバッテリーやSIMカードをを取り外されるのを防ぐために、リアカバーは付属のネジで固定します。

また、電源も少々特殊で、microUSBスロットの横の小さな穴が電源キーとなります。基本は電源を切らないモデルとなりますが、仮に電源を切りたい場合、または電源を入れる場合には、付属のスティックで穴を長押しします。

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以上が外観チェックですが、スマートフォン、フィーチャーフォンと比べても非常に特徴的な外観ですね。特に電源はスティックを使うところや、音量キーのような部分が実はメニューキーも兼ねているところなどは、機能的に考えられたものだと思います。

なお、今回のみまもりケータイ3 202Zではさまざまな新機能が搭載されています。

大きな進化は2つあり、ひとつはメールの送信ができるようになりました。今まではメールの受信だけだったのですが、今回は44種類の定型文を利用してのメール送信や、最大1分までの音声をメールにして送る機能が追加されています。

また、加速度センサーが本体に搭載されるようになりました。歩数計が追加されたのはもちろんのこと、ある一定の速度を移動すると位置情報付きメールを送信する「速度検知機能」やみまもりケータイ3 202Zを持った人が動きがあったかどうかを通知する「生活みまもり機能」があります。

また、今回のモデルよりメールや電話の着信がわかりやすいように着信ランプの搭載や、900MHz帯のプラチナバンドにも対応しています。

次回以降では、新機能の音声メール返信や加速度センサーを使った機能などをレビューしてみようと思います。


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