ウィルコム「AH-J3001V」など5機種で2013年末以降にhttpsではじまるページが閲覧不可に

ウィルコムおよびウィルコム沖縄は4日、2007年までに発売された同社の一部機種で、SSLサーバー証明書が2048bit鍵に対応していないことから、https://で始まるSSLを用いたWebページの閲覧ができなくなるとお知らせしています。

対象機種は、日本無線製音声PHS機種「AH-J3001V」および「AH-J3002V」、「AH-J3003S」、「WX220J」、「WX220J Z」の5機種。

今回の問題は、すでにSSLサーバー証明書発行元会社(CybertrustおよびSymantecなど)各社から案内があった通り、従来の1024bit鍵を用いた証明書から2048bit鍵を用いた証明書へ移行が行われており、1024bit鍵を用いた証明書が2013年末をもって完了することに起因しています。

これによって、2048bit鍵に対応しない上記5機種で、https://で始まるSSLを用いたWebページの閲覧ができなくなるということです。

ウィルコム広報部に問い合わせたところ、この件について「すでに前々からSSLサーバー証明書発行元会社などを含め案内していることを切替時期が近づいていたため改めて案内したこと。」とし、「各機種のソフトウェア更新で対応する予定はなく、現在利用しているユーザーに対しては、必要であればユーザー側で機種変更などいていただく形となる。」ということです。

なお、各機種の発売時期がAH-J3001VおよびAH-J3002Vが2003年4月、AH-J3003Sが2004年7月、WX220Jが2007年1月、WX220J Zが2007年10月と一番新しい機種でもすでに6年経過しており、機種の特長から主に法人ユーザーであることから多くのケースでは周知されているということです。

もし、個人や個人事業主などで法人ではない契約をしていて今回はじめて知って困るといった場合には、個別にウィルコムの窓口で相談してみてください。

記事執筆:memn0ck


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