「Firefox OS」の推進をめざす非営利組織が発足!

Mozillaは11日(現地時間)、オープンなモバイル向けプラットフォーム「Boot to Gecko(B2G)」の普及促進を目的として審査委員会「Open Web Device Compliance Review Board(OWDCRB)」を立ち上げたと発表しています。

OWDCRBは、世界の携帯電話サービスを提供する通信事業者とスマートフォンなどを開発する端末メーカー、モバイル機器の部品を供給するサプライヤーなど11社が参加している非営利組織で、B2G搭載機種のAPIの適合性と性能の向上、システムの最適化などの「エコシステム」を推進していく団体として運営されていくということです。

これにより、B2Gのプロジェクトとして開発されている「Firefox OS」の提供も行っていくということです。

現時点での参加企業は、主体となるMozillaのほか、日本からはKDDIやソニーモバイルコミュニケーションズが参加しており、通信事業者では、Deutsche TelecomやTelefonica、Telenor、端末メーカーやLG ElectronicsやZTE、TCL、部品サプライヤーでは、QualcommやSpreadtrum Communicationsとなっています。

すでに、Firefox OSを搭載製品は14カ国で販売されていますが、日本でも来年に発売予定とされており、これからなプラットフォームだけにいろいろと開発や仕組みが加速していくと見られ、その多くをCRBが担っていくものと見られます。OWDCRBが行う主な活動は以下の通り。

1)APIの互換性を確立し、一貫性のあるオープンなWebベースのデバイス体験をユーザーに提供
2)デバイスOEMと通信事業者が製品やサービスを市場に投入するまでに要 する期間を短縮
3)OEMが互換性テストに要するコストを最小限に削減

記事執筆:memn0ck


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