IntelがAndroid 4.4 KitKatのx86用カーネルおよび各種ドライバーの64bit化を完了!

米ラスベガスにて1月7日(火)から10日(金)まで開催されていた世界最大級のIT・家電関連イベント「2014 International CES(CES 2014)」のIntel(インテル)ブースにて、スマートフォン・タブレット向けOS「Android」のカーネルおよび各種ドライバーの64bit化が完了したことを明らかにしたとのことです。

また、次期スマートフォン向けAtomプロセッサー(SoC)の「Merrifield(開発コード名)」を64bitに対応させる計画であるということも伝えられています。

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今回、64bit化が完了したのは最新のAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)で、カーネルと各種ドライバーを64bitに対応させています。

これまでにもIntelでは、今年にもAndroid向けにBay Trail世代の64bitプロセッサーリリースすることを投資家向け説明会などで明らかにしていましたが、今回、Androidのカーネルおよび各種ドライバーの64bit化が完了したことで、今後、Android 4.4 KitKatが64bitに対応すれば、64bit版Androidデバイスが登場することになります。

一方、Merrifieldは2014年2月に発表予定で、Clover Trail+の後継製品。Silvermontマイクロアーキテクチャーを採用し、製造プロセルは22nm、GPUはIntel HD Graphics、モデムはLTE対応「XMM 7260」などの構成になると言われています。

これらにより、Intel Atomプロセッサーを搭載した64bit対応Androidタブレットやスマートフォンが登場してきそうです。一方、今年はARM陣営もNVIDIAなどが64bitプロセッサーを発表しており、同じく64bit対応Android搭載製品が登場する予定となっています。楽しみですね!

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記事執筆:S-MAX編集部


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