ソフトバンクが2014年3月期第3四半期決算説明会を開催! |
ソフトバンクは12日、2014年3月期第3四半期(2013年10~12月)の決算説明会を開催しました。その中で、登壇した同社代表取締役社長の孫正義氏は、NTTドコモがiPhoneの販売を開始して“最大の危機”が訪れる可能性があったもののソフトバンクの「iPhone 5s」や「iPhone 5c」は好調に売れており、「最大の危機は回避されたと思っている」という考えを示しました。
また、これまでソフトバンクではiPhoneの販売に偏重しており、Androidが弱いと言われているとし、その回答として今年1月に「Android新規販売シェアNo.1」になったことや、傘下のヤフーやガンホー・オンライン・エンターテイメント、買収したスーパーセルが好調なこと、中国最大級モバイルアプリ検索サービス「豌豆荚」の筆頭株主になったことなどが紹介されました。
さらに、他社ではスマートフォン(スマホ)への乗り換えが鈍化しているデータが出ていることを指摘されると、孫社長は「まだまだスマホ市場は伸びる」とコメントしていました。
孫氏は冒頭に“子供の頃の遠足”に例えて、創業から株式上場、そして現在までの状況を説明して「山を登っているときに、ふと後ろを振り返ると、いつの間にか遠くに来たものだなと思うことがある。1994年に株式を店頭公開して20年。振り返ってみると昨日のような気もするし、ずいぶん遠くに来たものだなという気もする。」とし、各データを見せながら資料で振り返っていき、「私も20年前はまだ若かった。社外役員をやってもらっていて尊敬している経営者の1人であるユニクロの柳井さん。ソフトバンクの株式番号は9984、9983がユニクロ。ちょうど1つ違い。同じ日に上場した。業績を競い合うように同じ創業者としてがんばってきた。今も役員をしてもらっている。」と上場当時を回想していました。
続けて「そこから数えて売上高がこの20年でちょうど100倍、営業利益300倍になった。途中でブロードバンドでNTTに競争を仕掛けて、その時には真っ赤かの大赤字に突入して会社がつぶれるのではないかと言われた時期だった。ネットバブルがはじけて1年で100分の1になった。その時凹んだのは今にしてみれば誤差だったんじゃないかというくらいの規模に現在はなっている。時価総額は50倍になった。ネットバブルのときの20兆円から半分まで戻せた。」と現在の状況を説明。
さらに「ちなみに、9兆円は世界で見れば81位という状況。つまり、一言で言うとまだこの程度ではまったく満足していない。まだまだソフトバンクの業績というのはここから本気で伸ばしていく。ここからやっと助走が終わって拡大期に入っていく。そういったことをベースに決算説明を見てもらいたい。」として業績内容の説明に入りました。
第3四半期連結業績ハイライトとしては売上高4.6兆円(前年同期比94%増)、営業利益9,242億円(同46%増)、純利益4,882億円(同58%増)、連結売上高4.6兆円、前年同期比94%増(Sprint事業1.7兆円含む)と過去最高。連結EBITDA(償却前営業利益)1.3兆円、前年同期比49%増(Sprint事業 0.2兆円含む)と10期連続最高益。連結営業利益9,242億円、前年同期比46%増。ガンホー、ウィルコムの子会社化に伴う一時益2,539億円含み、Sprint事業営業損失582億円を相殺して8期連続最高益。連結純利益4,882億円、前年同期比58%増と5期連続最高益。なお、連結業績は国際会計基準を適用し、純利益とは親会社の所有者に帰属する純利益を指します。
連結業績サマリーでは売上高が4兆5,617億円、EBITDAが1兆2,997億円、営業利益が9,242億円、純利益4,882億円。孫氏は「Sprint買収がなくても伸びていた。2013年度はウィルコムなどの一時益を含めて営業利益1兆円を超える予想としているが、来期(2014年度)は一時益なしで1兆円を超えたい。」と説明しました。
他社と比較して売上高および営業利益、純利益でNTTドコモとKDDIを抜き、すべての指標でNo.1になったと紹介して「過去7~8年間くらい、ドコモは売上も営業利益も横ばい、ソフトバンクはほぼ0だったところでボーダフォンジャパンを買収して急激に伸びた。3社の関係において雲の上の上の存在だった2社を超えることができた。粉飾決算をしているのではないかとか、一時的なものだろうといったことを言われたが、一貫して利益を伸ばすことができた。iPhoneがドコモからも販売され、熾烈な戦いになっているので、これまでのように簡単に利益を伸ばすことはできないかもしれないが、困難だと思われたことをこれまでも行いなんらかの方法で伸ばしてきたので同じように伸ばしていきたい。売上も営業利益も純利益も2社を凌駕した。」と孫氏は語っていました。
一方、キャッシュフローの状況は営業キャッシュフロー4,977億円、フリーキャッシュフロー▲1兆8,788億円、主に子会社の支配獲得による収支▲1兆5,686億円、設備投資支払▲9,957億円によるということを受けて「もちろん、借り入れは増えた。ボーダフォンジャパンを買収したときは6.2倍の借り入れをしたが、今回はその半分程度の3.5倍。前回のように急速に指数を改善させたい。つまり、借り入れは絶対額が大事なのではなく、それを返済する財源がなければ意味が無い。返済するキャッシュフリー、EBIDTAの何倍が適切か、伸びゆくEBITDAを見てバランスを見ながら戦略を練っている。」としていました。
続けて「国内ではもしドコモがiPhoneを扱うようになったらソフトバンクの最後の機器がやってくるというようにこの5年間言われ続けた。その途中にはKDDIがiPhoneを扱うようになり、その後も純増が続いた。ドコモがiPhoneを販売し、どうせ買うならドコモから買うというアンケート結果が出たが、結果は約40%がソフトバンクからiPhoneを買った。もう一度国内における最後の機器を乗り越えたと思ってもいいんじゃないかと考えている。いろいろな紆余曲折があったが、6年連続で純増No.1になっている。ソフトバンクグループの純増数は410万と他社を上回っている。6000万のドコモを抜くんだ。12月末で日米合わせてちょうど1億ユーザーを突破した。」ということで、iPhone 5sおよびiPhone 5cの累計販売シェアで39%を確保したことを紹介していました。
累計契約数は国内(ソフトバンクモバイル、ウィルコム、イー・モバイル計)ではauを上回り、Sprint契約数と合わせれば日米で1億超となったことで「国内の純増数は1億ユーザーからすれば誤差みたいなもの。トータルでいかに部分最適を計るのではなくて、全体最適を計る、トータルでコマを進めるのかという目線になっている。」と孫氏は語り、第3四半期のARPUも4,490円と順調に推移したとしていました。モバイルサービス売上は1兆5,402億円で前年同期比31%増収と順調に増加。ただし、2013年度はガンホー、イー・アクセス、ウィルコム、Supercellとしった新規連結の影響の2,849億円)を含んでおり、世界の主要通信会社と比較しても圧倒的No.1の増減率であり、モバイルEBITDAマージン(償却前モバイル営業利益率)51%、ボーダフォンジャパン買収時の27%から大幅に改善し、世界の主要通信会社と比較してもNo.1の収益性、モバイル営業利益5,146億円で前年同期比23%増益。ボーダフォンジャパン買収時と比較して2013年度よりガンホー、イー・アクセス、ウィルコム、Supercell新規連結の影響560億円を含めると9倍規模になったとしています。
これにより、モバイル営業利益増減率において世界No.1を確保し、最大の危機を克服したということです。
加えて、孫氏は「『ソフトバンクはAndroidが弱い
』と言われてるが」と切り出し、Androidの新規ユーザーの占める割合は今年1月ついにソフトバンクが1位になったことを紹介。もちろん、これはウィルコムやイー・アクセスが含まれているとのこと。
さらに「VoLTE時代になる。」として、先日発表された新しい料金プランを紹介しつつ「国内音声通話とパケット通信をパックにした、新定額サービスを発表した。これでVoiceの実質話放題無料を提供していきたい。月当たり5分以内を1000回かけられる。日本ではじめて新しい時代の料金体系として導入する。」と説明していました。
法人市場ではiPhoneはソフトバンクが一番とし、「法人顧客数はiPhoneが21万社超、iPadが10万社超と規模を拡大している。」とのこと。なお、これはiPadの法人顧客数はWi-Fi+Cellularモデルのみとのこと。2012年には「Google Apps for Business」の獲得企業ID数(累計)で世界No.1になり、店舗集客はスマホの時代へということで「ウルトラ集客」によってWeb広告で配布するクーポンから店舗への集客を促すO2Oソリューションを展開していることを紹介。花王での「ウルトラ集客」キャンペーンでは、開始から2週間で応募数が7万件超、日産自動車では「ウルトラ集客」により、紙のチラシと比較して1人当たりの集客単価が30%減、イオンでは「ウルトラ集客」と「WAONサービスアプリ」を活用した新たな購買体験を創出を行っているということです。
ネットワークの状況。プラチナバンドの拡大により、スマホの通話接続率No.1、パケット接続率 No.1となったとし、グループ全体で国内設備投資を前倒ししていることから設備投資は2012~2013年度をピークで今後順次安定していき、合理化できるということです。もちろん、新しいものは継ぎ足しているということですが、設備投資では鉄塔が一番お金がかかるものの、鉄塔建設はほぼ一巡したということから。
プラチナバンドは全国のランドマークや主要施設で対応しており、スマホのパケット接続率は駅や大学、ゴルフ場などさまざまな主要施設でつながりやすさNo.1に。ただし、スキー場ではまだとのこと。
傘下のヤフーは第3四半期の営業利益は1,471億円と9%増益で最高益を更新。ヤフーショッピング、eコマース革命発表により、12月末での申込件数を含むストア数は11万件。楽天の3倍に。取扱高のさらなる拡大へ。eコマース革命発表後の取扱高は、ヤフーショッピングが5%、ヤフオク!は10%増加(ヤフーショッピングは月次ベース、ヤフオク!は四半期ベース)。
これからのオンラインショッピング市場は、中国が世界最大の市場へ。Alibaba GroupのTaobao.comのネット通販が最も行われる日の1日当たりの取扱高は、5,600億円と、米国の約3倍。アリババグループでの純利益(税引後)は前期比9倍の2,167億円となり、Amazonを圧倒。
ガンホー「パズル&ドラゴンズ」は国内ダウンロード数2400万超、海外でも300万突破と順調に拡大中。営業利益は前期比10倍の912億円。ガンホーは 「Google Play」売上 世界ランキング(会社別)で、11ケ月連続世界No.1。SupercellはiOSの「App Store」での売上世界ランキング(会社別)で、11ケ月連続世界No.1。最近配信を開始した「Google Play」売上世界ランキングでも「Clash of Clans」が順調に上昇。
中国のアプリストアも種を植えて育てている。中国のスマホはAndroidが中心でAndroidが売上88%。ただし、中国のAndroidはGoogleが6%で、Open Androidがほとんど。Open Androidではアプリストアが乱立している。
その中でも中国最大級モバイルアプリ検索エンジン「Wandoujia(豌豆荚)」はインストール比率50%超、ユーザー数3億人超と圧倒的人気で急成長。スタートが12年4月。2年経ってなくてすでに3億ユーザー。この筆頭株主になった。15%株主、オプション行使すれば30%。
Sprintは2013年度サービス売上286億ドル。前年度比6%増収。順調に増加して売上も伸びている。調整後連結EBITDAマージン(償却前営業利益率)16.9%。前年度の14.9%から反転。2013年度調整後連結EBITDA 54億ドルと前年度比13%増益し順調に増加。2014年度は65~67億ドルを見込み反転加速へ。
ソフトバンクが行ったようにネットワークを増強している。2014年度の連結設備投資額は80億ドルを見込み。TD-LTEを開始して通信速度13倍。呼損率41%改善。ブライトスターCEOのマルセロ氏をSprintの社外取締役に就任。孫社長は「ブライトスターとのシナジーを出していきたい。ブライトスターの買収手続きも1月末で集結した。」と語っていました。
連結業績予想は売上高6兆円、EBITDA(償却前利益)1.5兆円、営業利益1億円(一時益2,539億円を含む)。2014年は売上高7兆円、EBITDA2兆円、1兆円(一時益含まず)で、実質2500億円の増益となる。2年間で売上・EBITDAで2倍。ソフトバンクはいまだに発展途上。EBITDAは54位。時価総額は81位。
◯質疑応答
・朝日新聞大鹿氏
Q. 電力小売をどう考えているのか?IoLという話もあるが、電力とインターネットをどう絡めるのか?
A. あくまで本業は情報革命。情報の通信とサービスのインターネット。ただし、日本の国民の多くが電力についていろいろな苦しみや悩みを抱えている。それらを解決できる事例を示そうということでやっている。太陽光は事例となったと思うし、風力もやっている。クリーンエネルギーもテストランを開始したところ。小売についても参入するが、大口法人顧客からはじまって一般消費者へも法改正で開始されればはじめたい。一歩ずつ、事例を作っていき、他の事業者が刺激を受けてくれればと思っている。まだなんら誇れるような規模や状況にはない。これができた暁には通信サービスと連携して課金するなどを検討中ということ。
Q. Yahooの業績回復が早いが、もう少し早く行えなかったのかという点。
A. 反省しろと言われれば「反省する。」としか言い様がない。また、もう少し早くという話もそうだったかもしれない。ただ新しい経営陣は頼もしく思っている。もちろん、それまでの井上にも感謝と敬意を持っており、輝かしい実績だ。見事にバトンを受け継いだ。結果に非常に嬉しく思っているという状況。
野村證券松野氏
Q. 4月にウィルコムとイー・モバイルの合併。10月にPHSと携帯電話のMNP。春には900GHz帯LTE。恐らくTD-LTEも倍速するんだと思っている。そういった中でソフトバンクのモバイル市場での競争力がどう変わっていくのか?
A. これまでは差別化をしていた。これからは弱みであったネットワークが一番の強みになる。他社よりも一番つながる、一番高速、一番広い。そして、世界をベースにした規模の経済で端末や機器を購買力が出る。オーソドックスな部分で負けていたが、弱者の立場の戦略を打たなければならない立場にあったが、ネットワークや購買力といった基礎部分が強くなったことで、オーソドックスな部分で1歩1歩コマを進めることができる。新しいソフトバンクのポジションになる。曲芸のような、一か八かの無理な戦略を取らなくていいようになると思っている。
Q. 米国。T-mobileの躍進にどうやって対抗していくのか。
A. さまざまな報道がある。現時点でコメントするべき状況ではない。ひとつ言えるのは、アメリカは決して競争状態が世界の国々と比べて激しい状況にはないと思っている。ネットワークも世界一ではないし、価格競争も激しい価格競争になっているという状況ではないという事実はある。上位2社の寡占状態にある。
Q. コンテンツの強化。スーパーセル。年間1,000億。アリババも連結に入ったということで十分な成果だと思うが、ゲームの次のレイヤとしてはどうなのか?
A. ゲームは順調に伸びている。スーパーセルに投資して良かった。それ以外は先のことはコメントしないというのが方針だが、常にいろいろなことは考えている。グループ会社は1300社あるので、いろいろな手立てがこれから出てくると思っている。
・フリー石野氏
Q. 新しい料金プラン。競合2社はほぼ追随することはない、そして、高いんではないかと言っている。なにか、改定案を出したりはしないのか?
A. これほどシンプルな料金プランはないと思っている。キャンペーンなど。話放題1000回まで明瞭会計だと言っている。5分以上話す、というケースはウィルコムでだれとでも定額をやっているが非常に少ない。1回切ってまたかけてもいいので。つなぎっぱなしで朝まで枕元でみたいなつなぎ方をされると困るので、多くの人に使ってもらうために1回は5分までにしている。課金はされるが。他社が追随するかどうかはわからないが、アメリカではUnlimited Callというのが料金体系の中心になっている。VoLTEの時代には話し放題が中心になると思っている。最初に出したホワイトプランや980円などの6年間で出したプランははじめは批判を浴びたが、後で他社が追随したので同じようなことになるんではないか。
・フリー石川氏
Q. ソフトバンクはVoLTEを始める気はあるのか?いつ頃か?
A. 行う。時期は近い将来ということで明確な時期は言わないが、他社も準備をしていると思うが、ソフトバンクも行う。料金体系が来るんではないかなぁと思っている。
Q. NTTの固定と携帯電話のセット割はコメントください。
A. NTTは固定と光で7割シェアを持っている。一般の電話まで含めるともっと高い。元々100%独占で国家資本で作った会社。民業を圧迫するような形の会社がいまだに市場を支配しているという状況。大きく握っているという状況、アンバンドルを進めるべきだというのが光の道のときの議論。3年経ったら総務省が言ったことを検証するというのをNTTの意見が通って、ソフトバンクは退かれた。そのときの予想はNGNの市場開放も有名無実、光ファイバーの普及率も結果が外れた。ソフトバンクの主張通りにやっていれば。このことをきっちりと反省をして欲しい。光ファイバーの開放を議論すべき。さらにセット割をするとなると他社は不利となる。世界中にこのような事例はない。固定のシェアが高い、少なくとも先進国では見当たらないと認識している。なし崩し的に行うのは断固として反対。
Q. ドコモの支配力ついてはどう考えているのか?
A. ドコモが等しく競争するのはいいんじゃないでしょうか。光ファイバーのシェアの高い会社とバンドルしてやる、国が大株主であるところとバンドルするというのはおかしい。光ファイバーを徹底開放してからやるべき。
・朝日新聞高重氏
Q. Androidと法人市場でも1番になっている。Androidについてはなぜ選ばれたと思っているのか?法人はいつ1番になったのか?
A. 地道な努力をたくさんしている。努力をしていても結果が得るまでは大きなことを言うのはやめておこうと思っていた。結果が出たのではじめてコメントした。ただ、日本ではiPhone普及率が高い国。日本のユーザーはiPhone好き。Androidの中で1位になったのは一時的かもしれないし、Androidのシェが低いので。少なくともソフトバンクがAndroidではなかずとばずだというのが世の中の大半だと思ったのでエポックメイキングな内容として紹介した。はじめて1番になったのではしゃいで言ってしまった。法人ははしゃいだのではなく、法人市場を開拓したのはNo.1だと思っている。第3社的な調査はあまり見たいので今のところ私が叫んでいるだけだが、間違いない。法人で銅使ったらいいのか、Google Appsやセキュリティーなどトータルでどう使ったらいいのか。スマホの法人市場は最初から1番んだった。
Q. 足元でケータイからスマホへの乗り換えが鈍化しているという調査や他社の話があるが、どう考えチエルか?
A. 少なくともソフトバンクでは他社よりも進展している。他社よりもスマホ率が高い。しかも、進展している。他社のケータイ率が高いということはソフトバンクから見ればビジネスチャンス。
Q. VoLTE時代の料金プランが高いのではないかというのがあったが、強者の戦いをするという話があったが、これまでは低価格で戦ってきたがそういうことはなくなるということか?
A. たくさんしゃべるユーザーからするとはるかに割安になる。これからも新しく刺激的なものを投入していきたい。
・ジャパン・タイムス長田氏
Q. Sprint進捗。ソフトバンクの移植を行うということだったが、どの程度進んでるのか?
A. 毎月Face to Faceで経営幹部が行って総勢30名程度で会議を行っている。ソフトバンクから数名それぞれのところに張り付いて相互のノウハウを提供している。日米の文化の違いは感じない。ネットワーク強化を行っている。一歩ずつ改善している。
・ケータイWatch 太田氏
Q. アメリカでプランが当たり前になっているということだが、これからもあるのか。Push to talkが流行らなかったこともあるのでリスクがある。
A. 両方の市場や競合を見ながら是々非々でいいものを相互に取り入れていきたい。
・週刊ダイヤモンド小島氏
Q. 国内販売台数Q3は対前年比でマイナスだが、スマホ市場は今後どうなると予想しているのか?伸びは鈍化しているのか?
A. スマホが出てすぐは買い替えサイクルが物珍しいということやKDDIが出てキャンペーンを売ったりといった反動。最近は新しい機種が出ても新規性を感じないというユーザーが増えてきて、保有月が長くなっている。販売賞歴金という形でコストを補填しているという状況が少なくて済むので経営的にはプラス。各社が乗り換えキャンペーンということで現金をばらまいているので別のコスト増があるが。スマホ市場はまだ伸びると思っている。
記事執筆:S-MAX編集部
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