Androidタブレットと100均で揃えた材料でヘッドマウントディスプレイをつくる! |
千葉県・幕張にある幕張メッセにて6月11日(水)から13日(金)までインターネットとデジタルメディアの展示会「Interop Tokyo 2014(インターロップ東京2014)」(イベント「IMC TOKYO 2014」および「デジタルサイネージジャパン2014」、「ロケーションビジネスジャパン2014」、「APPS JAPAN 2014」が併催)が開催されました。
今回の記事では、今年初開催となるスマートフォンなどのアプリに特化した専門イベントのAPPS JAPAN 2014において日本Androidの会のブースにて、日本Androidの会金沢支部が製作した、お手製のヘッドマウントディスプレイ「FAKE RIFT」を紹介します。
○本当にタブレット以外は全部100均なFAKE RIFT
FAKE RIFTを装着している筆者(初顔出しです……)
横から見たところ、材料が100均で揃うものとお分かりいただけますでしょうか?
FAKE RIFTは「Nexus 7(2013)」の他は、全て100円均一のお店で売っているもので製作したヘッドマウントディスプレイです。
画像の出力やセンサーなどの処理は全てNexus 7側で処理を行い、100均で揃えた材料はNexus 7を固定する枠や視差表示を拡大する虫眼鏡(左右2枚ずつ)で作られています。タブレット側のセンサーを生かしたヘッドトラッキング(装着している人の頭の動きに端末側の画面が追従して動く機能)にも対応しており、見た目こそ安っぽいものの、しっかりとバーチャルリアリティな世界に浸ることができます。
名前の由来は現在開発中のバーチャルリアリティを楽しむためのヘッドマウントディスプレイである「Oculus Rift」に対してのFAKEからきているそうです。
ブース内の様子(写真=左)と概要を説明したポップ(写真=右)
ポップにも書かれている通り、ブース内では実際にFAKE RIFTを実際に装着している他、どんな画像を表示しているかのもモニター表示しています。
リアルタイムレンラリングで描写されているジェットコースターの動画。今回の展示ではFAKE RIFTでジェットコースターの動画をバーチャルリアリティで体験できる。
今回のデモではジェットコースターのバーチャルリアリティを試すことができるのですが、仕組みとしてはタブレット側に視差のことなる2つの動画を再生しているものを、100円均一などで売っている虫メガネのレンズを使って左右別々に拡大することで立体的に見せています。説明員によると「レンズメーカーに専用のレンズを発注しようとしたら数十万円と言われたので……。」とのことです。
今回の工作に実際使われた材料
製作はこれらの材料をホットボンドで固定(Nexus 7は中に収めるようにしており、ボンドなどでは固定していません)するなどして作られているそうです。欠点としては、タブレットを前側に設置する関係で重心が前に集中してしまい重たくなるので、今回のように両手で前側の持ち手で持つ作りになってしまったという点だそうです。これまでにもいくつものFAKE RIFTを試作しており、今回がバージョン10なんだそうです。
これまでに製作された旧バージョンのFAKE RIFTたち。メガネ型や帽子型など試行錯誤のあとがうかがえる
FAKE RIFTは現在も進行中のプロダクトということで、Webにて製作の様子などを見ることができます(リンクは記事の終わりに掲載します)。クラウドファウンディングでの製作も準備中ということなので、Androidを使ったバーチャルリアリティ体験などに興味がある人は時々チェックしてみるといいかもしれません。
もちろん、実際に興味を持ったら、自身で100均の材料を集めて作ってしまうのもいいと思いますよ!
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・Interop Tokyo 2014
・APPS JAPAN 2014(アプリジャパン)
・kinneko - DMM.make
・http://d.hatena.ne.jp/kinneko/searchdaiary?word=*[FakeRift]" target="_blank">kinneko@転職先募集中の日記/a>
FAKE RIFTを装着している筆者(初顔出しです……)
横から見たところ、材料が100均で揃うものとお分かりいただけますでしょうか?
FAKE RIFTは「Nexus 7(2013)」の他は、全て100円均一のお店で売っているもので製作したヘッドマウントディスプレイです。
画像の出力やセンサーなどの処理は全てNexus 7側で処理を行い、100均で揃えた材料はNexus 7を固定する枠や視差表示を拡大する虫眼鏡(左右2枚ずつ)で作られています。タブレット側のセンサーを生かしたヘッドトラッキング(装着している人の頭の動きに端末側の画面が追従して動く機能)にも対応しており、見た目こそ安っぽいものの、しっかりとバーチャルリアリティな世界に浸ることができます。
名前の由来は現在開発中のバーチャルリアリティを楽しむためのヘッドマウントディスプレイである「Oculus Rift」に対してのFAKEからきているそうです。
ブース内の様子(写真=左)と概要を説明したポップ(写真=右)
ポップにも書かれている通り、ブース内では実際にFAKE RIFTを実際に装着している他、どんな画像を表示しているかのもモニター表示しています。
リアルタイムレンラリングで描写されているジェットコースターの動画。今回の展示ではFAKE RIFTでジェットコースターの動画をバーチャルリアリティで体験できる。
今回のデモではジェットコースターのバーチャルリアリティを試すことができるのですが、仕組みとしてはタブレット側に視差のことなる2つの動画を再生しているものを、100円均一などで売っている虫メガネのレンズを使って左右別々に拡大することで立体的に見せています。説明員によると「レンズメーカーに専用のレンズを発注しようとしたら数十万円と言われたので……。」とのことです。
今回の工作に実際使われた材料
製作はこれらの材料をホットボンドで固定(Nexus 7は中に収めるようにしており、ボンドなどでは固定していません)するなどして作られているそうです。欠点としては、タブレットを前側に設置する関係で重心が前に集中してしまい重たくなるので、今回のように両手で前側の持ち手で持つ作りになってしまったという点だそうです。これまでにもいくつものFAKE RIFTを試作しており、今回がバージョン10なんだそうです。
これまでに製作された旧バージョンのFAKE RIFTたち。メガネ型や帽子型など試行錯誤のあとがうかがえる
FAKE RIFTは現在も進行中のプロダクトということで、Webにて製作の様子などを見ることができます(リンクは記事の終わりに掲載します)。クラウドファウンディングでの製作も準備中ということなので、Androidを使ったバーチャルリアリティ体験などに興味がある人は時々チェックしてみるといいかもしれません。
もちろん、実際に興味を持ったら、自身で100均の材料を集めて作ってしまうのもいいと思いますよ!
記事執筆:河童丸
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・APPS JAPAN 2014(アプリジャパン)
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