shimajiro@mobiler

バンコクのショッピングセンター「MBK」の4Fにあるケータイショップにて日本で使うためのプリペイドSIMカードが販売されていた。

その名も「SUGOI SIM」(“凄い”SIM)で、販売価格はタイバーツ(THB)1,177(約3,500円)、通信量は100MB/1日まで(以降は速度制限)のデータ通信が最大30日間利用可能となっている。

SIMカードはmicroSIMカード(3FF)と、iPhone 5sなどで使うためのnanoSIMカード(4FF)が販売されていた。販売価格はどちらも同じ。

SUGOI SIM(パッケージ裏面)
SUGOI SIM パッケージ裏面


MBKのケータイショップで商品を眺めていたら「SUGOI SIM」と書かれたSIMカードが販売されているのを発見。「すごいSIMって、、、日本向け???」と思って、パッケージを見せてもらうと、思った通り、日本を訪れる旅行客やタイに滞在している日本人が一時帰国する際などをターゲットにしたSIMカードだった。

SUGOI SIMの商品説明は公式Webサイト「日本国内専用トラベルSIM SUGOI SIM(すごいSIM)ホーム」を参照して欲しい。きちんと?、日本語で説明されている。

パッケージ裏面には漢字で「凄い」と書かれており、なかなかインパクトがある。

パッケージ内容
SUGOI SIM パッケージ


アクセスポイント(APN)の設定内容などを見てわかるように、商品そのものはNTTドコモのネットワークを利用するMVNO「U-mobile」のプリペイドSIM(データ通信専用)となっている。

商品の特長としてはアクティベーションが不要でAPN設定を行うだけでデータ通信が利用可能となるため、インターネット経由でアクティベーションを行う必要があるタイプのプリペイドSIMと比べて手軽に利用開始できる。

インターネット経由でアクティベーションが必要になるタイプのプリペイドSIMは、プリペイドSIMによるデータ通信が利用可能になる前の段階で、Wi-Fi経由など何らかの通信手段を確立する必要があるので、プリペイドSIMとしては使い勝手が悪いという問題が発生しないのはSUGOI SIMのメリットかなと思う。

◯SUGOI SIMのAPN設定
名前:任意
APN:umobile.jp
ユーザ名:umobile@umobile.jp
パスワード:umobile
認証タイプ:CHAPまたはPAP
PDPタイプ:IP


なお、SUGOI SIMはMBK 4Fにあるお店のいくつかで取り扱っているのを確認した。その中で、通常価格(THB 1,100+税)で販売しているお店として見つけたのが「Supreme Mobile」というお店だ。場所はMBK 4Fの「4AC25」。お店はそんなに大きくない(MBKによくあるフツーのケータイショップ)。

Supreme Mobile
取扱店の一つ「Supreme Mobile」 – MBK


SUGOI SIMは2014年6月より取扱いが開始されており、MBKの4Fにあるケータイショップのほか、旅行代理店のH.I.Sなどでも販売されているので、航空券を購入したついでにSIMを買うというのもありかもしれない。

なお、取扱店舗一覧はSUGOI SIMの公式Webページ「日本国内専用トラベルSIM SUGOI SIM(すごいSIM)取扱店・販売場所」に記載されている。

日本で使えるプリペイドSIMは2014年の4月ごろから複数の会社から発売されており、SUGOI SIM以外の選択肢には「So-net Prepaid LTE SIM」や、「OCN mobile ONE Prepaid SIM for VISITOR」などがあるけれど、100MB/1日が30日間使えるSUGOI SIMはコストパフォーマンスが高いサービスと思う(少なくともサービス仕様の面では)。

今回紹介しているSUGOI SIM以外では以前に日本で使えるプリペイドSIMカードが香港で販売されているのを目撃したことがあった。ただし、こちらは中国聯通香港のローミングSIMとして販売されていた。

記事執筆:shimajiro@mobiler


shimajiro@mobiler
日本で使えるデータ通信専用プリペイドSIM『SUGOI SIM』がバンコクで販売されていた 100MB/1日で30日間利用可能 | shimajiro@mobiler

■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ