NTTドコモがコンパクトスマホ「Xperia Z3 Compact SO-02G」を発表!

NTTドコモは30日、今冬および来春に発売・開始する新モデルや新サービスを披露する「2014-2015冬春モデル新商品発表会」を開催し、4.6インチHD(720×1280ドット)トリルミナスディスプレイ for mobileや2.5GHzクアッドコアCPU、2GBメモリーなどを搭載したハイスペックなAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)採用のスマートフォン「Xperia Z3 Compact SO-02G」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を発表しています。2014年11月中旬に発売開始予定で、本日9月30日(火)正午12時から事前予約が開始されます。

Xperia Z3 Compact SO-02Gは今年9月にドイツで発表されたグローバルモデル「Xperia Z3 Compact」のNTTドコモ版で、昨冬モデル「Xperia Z1 f SO-02F」や今夏モデル「Xperia A2 SO-04F」の流れを汲むコンパクトフラッグシップモデルで、同時に発表されたフラッグシップモデル「Xperia Z3 SO-01G」と同様に新たにISO12800に対応したカメラや本体のみでハイレゾ再生が可能になったほか、側面のアルミフレームが一新され、丸みのあるラウンドフォルムで持ちやすくなっているなどしています。

NTTドコモ版は国内向けサービスのワンセグやおサイフケータイ(Felica)などの日本市場に合った機能に対応しているのが特長です。なお、Xperia Z3 SO-01Gが対応するNOTTVやフルセグ、急速充電2には非対応。

so-02g_02

Xperia Z3 Compact SO-02Gは今年9月に発表されたグローバルモデルのNTTドコモ版です。「究めた美しさを手のひらに。進化を凝縮したプレミアムコンパクト。」と銘打たれ、Xperia Z3 SO-01Gのカメラ機能や2.5GHzクアッドコアCPUなどの高性能はそのままにコンパクト化を実現したスマートフォンです。Xperiaシリーズの小型モデルのXperia Z1 f SO-02FやXperia A2 SO-04Fの4.3インチから4.6インチにディスプレイサイズを大型化しつつ、サイズをほぼそのままにした上、機能的にも主にカメラやオーディオなどのマルチメディア機能の充実を図るなどさらに進化させています。

ディスプレイは4.6インチHD(720×1280ドット)液晶「トリルミナスディスプレイ for mobile」を採用し、高画質エンジン「X-Reality for mobile」により、低画質動画のぼやけた被写体の輪郭や画素のレッカを復元し、本来の質感を再現できます。サイズは約127×65×8.6mm、質量は約129g。

カラーバリエーションはOrange(オレンジ)およびWhite(ホワイト)、Black(ブラック)、Green(グリーン)の合計4色が用意されており、これまでのXperiaシリーズではカラーバリエーションの白系でもディスプレイの周りの縁(ベゼル)が他の色と同じ黒となっていたものが、Xperia Z3 Compact SO-02Gではベゼルも白となり、全体的な統一感が出ています。

これらの4色は海をイメージしており、Orangeは夕日が鮮やかに水面に映る様子、Whiteは朝の光を浴びて輝く様子、Greenは昼の日差しを受けて爽やかに光る水面、Blackは月の光に照らされて漆黒に輝く水面をイメージとなっています。

また、デザインもXperia Z3と同じく側面のアルミフレームが一新され、より丸みを持たせ、ホールド感が良くなっているほか、透明感のあるサイドフレームと光沢のある背面、アルミ素材の電源キー、背面には傷に強く指紋も付きにくい強化ガラスが使用されています。

グローバルモデルとの違いは、国内においてニーズの高いおサイフケータイ(Felica)やワンセグに対応しているところです。なお、ワンセグの視聴時には、イヤホン端子に同梱の外付けアンテナを装着する必要があります。

防水・防塵仕様も引き続き対応しており、防水がIPX5およびIPX8準拠、防塵が新たにより高い性能のIP6X準拠となっています。これにより、水深1.5mまでの利用が可能となりました。

また、イヤホンマイク端子はカバーのないキャップレス防水を採用し、microUSB端子は従来通り、カバーの中にあるタイプとなります。この他、充電用のマグネット式端子も搭載しています。なお、非接触充電機能「おくだけ充電」や「急速充電2」には非対応。バッテリー容量は2600mAh(取り外し不可)となっています。

カメラ機能が充実しており、サイバーショットで培ったソニーの技術が惜しげもなく詰め込まれています。暗いところでも明るい撮影が可能なF2.0でより広角まで撮影できる25mmになった「Gレンズ」、高精細撮影ができる画像処理エンジン「BIONS for mobile」、さらにスマホ最大級の1/2.3型2070万画素イメージセンサー「Exmor RS for mobile」と、すべてソニー製のXperia最高スペックのパーツを搭載。さらにカメラではISO12800による高感度撮影が可能となっています。

また、ハンディカムの技術を用いた「電子式手ブレ補正」で縦横方向だけでなく、回転方向のブレも補正し、美しい動画を撮影することも可能です。

so-02g_03


チップセットはQualcomm製「MSM8974AC(Snapdragon 801)」に強化され、2.5GHz駆動クアッドコアCPU(Krait 400)となり、通信機能もLTEが800MHz(Band 19)および1.5GHz(Band 21)、1.7GHz(Band 3)、2GHz(Bank 1)のクアッドバンド対応で、UE Category 4にも対応して20MHz幅のエリアでは下り最大150Mbpsでデータ通信が利用できるようになっています。

また、3G(W-CDMA/HSPA+)は、FOMAハイスピードで下り最大14Mbpsおよび上り最大5.7Mbpsで、対応周波数帯は、新800MHz(Band 19)および800MHz(Band 6)、2GHz(Band 1)に対応し、1.7GHz(Band 9)には非対応です。この他、海外ではGSM/GPRS/EDGEも利用可能なほか、SIMカードスロットがiPhone 5などと同じnanoSIMカードスロット(4FF)に変更されています。

他に、2.4GHzおよび5.xGHzのデュアルバンドによるIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 4.0に対応。テザリング(Wi-FiおよびUSB)やDLNA・DTCPにも対応していますが、DTCP+には非対応です。

内蔵メモリー(RAM)は2GB、内蔵ストレージは16GB、外部ストレージは最大128GBまでのmicroSDXCカードに対応しています。

NTTドコモでは、Xperia Z3 Compact SO-02Gを使いやすいサイズにこだわり、質感には妥協したくない層に訴求するスマホとして20〜30代男女がターゲットだとしています。

デザインの良いスマホは欲しいけれど、Xperia Z3 SO-01Gはちょっと大きいな……と思った人にはピッタリのスマホになりそうですね。Xperia Z3 SO-01Gから1ヶ月弱遅れの11月中旬の発売となります。

so02g_01 so02g_02

so02g_03 so02g_04

so02g_05 so02g_06

so02g_07 so02g_08

so02g_09 so02g_10


◯主な仕様
機種名Xperia Z3 Compact SO-02G
寸法(高さ×幅×厚さ:mm)約127×65×8.6
質量(g)約129
OSAndroid 4.4
CPU
(チップ名、クロック)
MSM8974AC
2.5GHzクアッドコア
内蔵メモリー
(ROM/RAM)
16GB/2GB
外部メモリー
(最大対応容量)
microSDXC(128GB)
バッテリー容量2600mAh
連続待受時間(静止時[自動])
(LTE/3G/GSM:時間)
約650/約800/約620
連続通話時間
(LTE/3G/GSM:分)
約990/約700/約650
実使用時間(時間)※1未定
ディスプレイ
(サイズ:インチ、解像度:ドット、
方式、発色数)
約4.6インチ
HD 720×1280
TFT液晶 トリルミナス ディスプレイ for mobile
1677万色
Xi(LTE、受信時最大/送信時最大)150Mbps/50Mbps
VoLTE
LTE対応周波数帯
(2GHz/1.7GHz/1.5GHz
/800MHz/700MHz)
○/○/○/○/ー
対応方式
(FDD-LTE/TD-LTE)
○/ー
FOMAハイスピード
(HSDPA/HSUPA)
14Mbps/5.7Mbps
外側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射積層型CMOS
約2070万/約2070万
内側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約220万/約210万
防水/防塵○/○(IPX5、8/IP6X)
Bluetooth○(4.0)
ワンセグ/フルセグ
(◎は録画対応)
◎/ー
ハイレゾオーディオ対応
LTE/Wi-Fi同時接続による
高速ダウンロード
LTE/Wi-Fi同時接続による
スムーズな通信
UIMカードnanoUIM
Orange
White
Black
Green
製造メーカーソニーモバイル コミュニケーションズ
※1 一般に想定されるスマートフォンの利用(Web閲覧、アプリの利用等、約80分間/日の利用)があった場合の電池の持ち時間です(NTTドコモ調べ)。実際の利用状況(連続通話や動画を大量にダウンロードした場合など)によっては、それを下回る場合があります。なお、各機種の実使用時間については、 順次ドコモのホームページで公表される予定。
※2 外付けのアンテナケーブル(同梱)が必要。
※3 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。

記事執筆:memn0ck


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
docomo Xperia Z3 Compact SO-02G | 製品 | NTTドコモ
Xperia史上最高感度 ISO12800対応で暗所での撮影も鮮明に進化した手ブレ補正機能やハイレゾ音源対応など、ソニーの最新技術搭載の『Xperia Z3』、『Xperia Z3 Compact』をNTTドコモより発売 | ソニーモバイルコミュニケーションズ
Xperia Z3 Compact SO-02G | ソニーモバイルコミュニケーションズ