簡単iモードケータイ「らくらくホン ベーシック4 F-01G」をフォト&ムービーで紹介!

既報通り、NTTドコモは30日、今冬および来春に発売・開始する新モデルや新サービスを披露する「2014-2015冬春モデル新商品発表会」を開催し、富士通製シニアなど向けiモードケータイ(フィーチャーフォン)「らくらくホンベーシック4 F-01G」(以下、らくらくホンベーシック4)を発表した。

発売時期は10月4日(土)に開始され、発表した9月30日(火)正午12時からドコモショップや公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約受付が開始されている。価格はすでに紹介したように、実質負担額(税込)が新規契約・機種変更で19,440円、他社から乗り換え(MNP)で0円とのことだ。

らくらくホンベーシック4は「らくらくホン」シリーズでより簡単に使える「らくらくホンベーシック」シリーズとして2011年に発売した「らくらくホンベーシック3 F-08C」(以下、らくらくホンベーシック3)以来、およそ3年ぶりのモデルで、新たに防水対応してより安心・安全に使えるようになっている。

今回はこのらくらくホンベーシック4について実際に発表会後の展示会場にてタッチ&トライすることができたので写真と動画を交えて紹介する。

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展示会場には過去のらくらくホンベーシックシリーズが並べられていた。初代らくらくホンベーシック F883iは2007年と7年前に発売


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初代らくらくホンベーシック F883i(左)との比較

NTTドコモのお年寄りなどがより簡単に利用できるケータイとしてラインナップされているらくらくホンシリーズには中核となる「らくらくホン」と、よりシンプルかつ簡単な「らくらくホンベーシック」があり、最近ではスマートフォンの「らくらくスマートフォン」シリーズも登場している。

そんなラインナップの中で、らくらくホンベーシックは今年9月に発売されたばかりの「らくらくホン8 F-08F」(以下、らくらくホン8)のようにらくらくホンが通常のケータイに合わせてより高性能かつ多機能になっていくのに対し、機能を抑え、ベーシックにまとめていることもあり、通話やメールが中心のユーザーに非常に人気が高いシリーズで、今回発表されたらくらくホンベーシック4はそんならくらくホンベーシックシリーズとして3年ぶりの新機種だ。

この間にすっかりスマートフォンが定着し、ケータイの機能はあまり進化していないが、らくらくホンでも要望が多かった防水(IPX5およびIPX8準拠)および防塵(IP5X準拠)に対応した。らくらくホン8と比較した場合にワンセグやGPSが省かれているほか、カメラの画素数が少ないなどの点が異なる。

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らくらくホンベーシック4の開いた正面写真。左からブルーおよびゴールド、ピンク、ブラック

形状は折りたたみ型。カラーバリエーションはブルーおよびゴールド、ピンク、ブラックの4色展開で、前モデルのらくらくホンベーシック3は最初にゴールド、ネイビー、ピンクが発売され、その後にホワイトとベールピンクがぞれぞれ追加されたが、人気のある近い色合いが揃えられている。中ではブルーが明るめでこれまでのらくらくホンでは珍しいものとなっている。

サイズは約107×51×16.4mm、質量は約106gとなっており、らくらくホンベーシック3から厚みが約0.7mm、質量が約5gと若干増えている。

デザインは使いやすさと心地良さを実現し、手にしたときにやさしくなじむ穏やかな水面のようにクリーンな本体表面と愛着を持って長く使えるシンプルなカタチとなっており、全体的にはらくらくホンベーシック3と違いは見られない。

ディスプレイも同じ2.8インチワイドQVGA(240×400ドット)TFT液晶を搭載し、周りの明るさに合わせて画面の明るさを自動調整し、屋内外で見やすくなっているほか、大きな文字表示と、見やすい字体(ユニバーサルデザインフォント)によってメールやメモ、時計や電話帳などがより見やすく読みやすくなっているという。

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キーに印字されている文字も大きく見やすい

キー配置や口語調の分かりやすいメニューなどのユーザーインターフェース(UI)はらくらくホンベーシック3と変わっておらず、機種変更しても同じように利用できるとのこと。文字入力も引き続き快適な日本語文字入力システム「ATOK」を搭載。

また、登録相手にボタン1つで電話をかけられる「ワンタッチダイヤルボタン」、押したことがはっきり分かり、また文字や表示が判別しやすい各種キー、お知らせ光ガイドなど、いつまでも変わらない使いやすさが安心感を得られる。

さらに、「使い方」ボタンを長押しすると、らくらくホンセンターに直接電話がつながり、使い方を教えてもらえる機能も引き続き搭載したほか、離れて住んでいる家族に利用状況や体調などを知らせる「つながりほっとサポート」や歩いた距離や消費カロリーがわかる歩数計と生活習慣予防の指標となる身体活動量を計測する活動量計にも対応している。

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らくらくホンベーシック4の閉じた正面(ディスプレイの裏側)。左からブルーおよびゴールド、ピンク、ブラック


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らくらくホンベーシック4の背面サブディスプレイの写真

サブディスプレイもらくらくホンベーシック3と同じ約1.2インチ64×64ドットSTN液晶(1色表示)と変わらず。サブディスプレイ以外にも充電ランプや各種着信などで点灯・点滅するランプが搭載されている。

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らくらくホンベーシック4の開いた背面。左からブルーおよびゴールド、ピンク、ブラック

閉じた状態の背面(テンキーなどの裏側)には510万画素アウトカメラや赤外線ポート、ストラップ取付口、スピーカー、リアカバー、充電端子(接点)、マイクが配置。

カメラ機能は「おまかせカメラ」や笑顔を逃さない「笑顔撮影」、各シーンに応じて撮影できる「自動シーン認識」、暗所でもブレなく明るく撮影できる「高感度撮影モード」、ブレの少ない撮影が可能な「トリプルブレ防止」などが利用可能。

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らくらくホンベーシック4のリアカバーを外した写真

リアカバーを外すと、電池パックやmicroSDカードスロット、SIMカードスロットがあり、電池パックは「F19」(900mAh)で取り外せるタイプ、microSDカードは最大16GBまでのmicroSDHCカードに対応、SIMカードは標準SIM(2FF)の「ドコモUIMカード」となる。また、卓上ホルダーおよび紙の取扱説明書などが同梱される。

この他、年齢に合わせて聞き取りやすくする「あわせるボイス」や騒音を検知して受話音を強調する「スーパーはっきりボイス3」、相手の声をゆっくり聞こえるようにする「ゆっくりボイス」など、聞き取りにくい音声通話でも安心して話せるようになっており、別売のイヤホン接続で周囲の音を大きく聞きやすくする「集音機能」も搭載している。

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らくらくホンベーシック4の左右側面。左側面には音声読み上げボタンおよび音量上下ボタン、右側面には外部接続端子が配置


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充電やデータ接続を行なう外部接続端子はARIB-Aタイプとなっており、防水・防塵となったのでキャップ(蓋)にパッキンが付いた


対応する通信方式は3G(FOMA、W-CDMA方式)のみで、対応周波数帯も2.1GHzと800MHzのみ。エリアメールや赤外線には対応するものの、LTEやGSM、おサイフケータイ(Felica)、無線LAN(Wi-Fi)、インカメラ、タッチパネル、Bluetooth、docomo PALLET UI、DLNA、DTCP-IP、おくだけ充電などには非対応。

最後に、会場の説明員にらくらくホンベーシック4の特長、主な仕様を操作しながら、さらに同梱品や純正のアクセサリなど、らくらくホンベーシックシリーズについても解説してもらったので、その様子を動画で紹介する。



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◯主な仕様
機種名らくらくホン ベーシック4 F-01G
寸法(高さ×幅×厚さ:mm)約107×51×16.4
質量(g)約106
連続待受時間(静止時[自動])
(3G/GSM:時間)
約520/ー
連続通話時間
(3G/GSM:分)
約220/ー
メインディスプレイ
(サイズ:インチ、解像度:ドット、
方式、発色数)
約2.8インチ
ワイドQVGA 240×400
TFT液晶
26万色
サブディスプレイ
(サイズ:インチ、
方式、発色数)
約1.2インチ
STN液晶
1色
バッテリー容量900mAh
外部メモリー
(最大対応容量)
microSDHC(16GB)
外側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
CMOS 約510万画素/ 約500万画素
内側カメラ機能
Xi(LTE)
FOMAハイスピード
(HSDPA/HSUPA)
7.2Mbps/ー
GPS/オートGPS
(◎は海外対応)
ー/ー
赤外線通信
Bluetooth
ワンセグ/フルセグ
(◎は録画対応)
ー/ー
防水/防塵○/○(IPX5、8/IP5X)
UIMカードUIM
ブルー
ブラック
ピンク
ゴールド
製造メーカー富士通
※1 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合がある。

記事執筆:S-MAX編集部
写真・動画撮影:2106bpm


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