KDDIがFirefox OSベースのBluetooth搭載開発ボード「Open Web Board」などを発表!

KDDIは3日、組み込み開発者およびWeb開発者向けのクリエイティブプラットフォームとして、近距離無線通信機能を備えたさまざまな電子機器との連携が可能な第3のモバイル向けプラットフォームとして注目される「Firefox OS」をベースとした開発ボード「Open Web Board」とパソコン(PC)のWebブラウザー上の操作だけで容易に電子機器同士の連携プログラミングが可能なアプリケーション開発ツール「Gluin」を開発したと発表しています。

Open Web BoardはKDDIが2014年10月下旬以降順次開催する開発者向けイベントにて、無償提供し、Gluinと併せて利用できる予定で
また、Open Web BoardとGluinの提供に先立ち、KDDIが開催する開発者向けイベントに関する詳細情報発信や、開発者間での電子機器やプログラミングに関するアイデアの共有を目的としたコミュニティサイト「au Firefox OS Portal Site」を2014年10月5日(日)より開設します。

なお、Open Web Boardの無料配布は提供数には限りがあります。また、提供時期の詳細については別途、イベント告知と併せて案内するとのこと。

さらに、今回開発したOpen Web BoardとGluinは、Mozilla Japanが東京・秋葉原にて10月5日に開催する「Mozilla Open Web Day in Tokyo」において展示およびデモンストレーションを実施するとしています。

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Open Web Boardは、Bluetooth Low Energy(BLE)をサポートし、市販されているさまざまなBLE対応センサー機器との接続も可能としたスティック型の開発ボードです。また、市販のZigbee通信モジュールを接続することで、幅広い組み込み電子機器との連携が可能となっています。

一方、GluinはOpen Web BoardやARMのmbed機器に代表されるさまざまな組み込み型機器をWeb上で一元的に管理し、これらの機器間が連携するプログラミングをグラフィックベースで行うことができるアプリケーション開発ツールです。これにより、普段Webプログラミングなどに携わっていない人でも容易に機器間連携のプログラミングを楽しめ、より自由なアイデアの具現化をサポートするとのこと。

KDDIはMozillaが提唱するオープンなモバイルプラットフォームのFirefox OSを活用して、PCやスマートフォンなどに限らず家電製品などをWeb技術でつなげることで、これまでにない新たな価値を開発者とともに創出していくということです。

KDDIは今後も、Firefox OSをベースとしたWeb技術による機器間連携のプログラミングおよび新しいWebデザインの考え方をテーマにしたハッカソンやアイデアソンイベントを順次開催する予定だとしています。

記事執筆:memn0ck


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Firefox OSベースの開発者向けクリエイティブプラットフォームを開発 | 2014年 | KDDI株式会社
Mozilla Open Web Day in Tokyo | Mozilla Japan