auがFirefox OSスマホ「Fx0 LGL25」を発表!

KDDIおよび沖縄セルラーは23日、スマートフォン(スマホ)など向けの第3のOSとして注目されている「Firefox OS」を搭載した機種を披露する「au Firefox OS Event」を開催し、4.7インチHD(720×1280ドット)IPS液晶を搭載したFirefox OS 2.0採用スマホ「Fx0(型番:LGL25)」(LG Electronics製)を発表しています。

発売日は2014年12月25日(木)で、当初、KDDI直営店舗(au SHINJUKUおよびau NAGOYA、au OSAKA、au FUKUOKA)や直営Webストア「au Online Shop」のみとなり、少し遅れてその他のauショップやau取扱店舗で2015年1月6日以降順次発売となるということです。本体価格は一括払いで49,680円、毎月割を適用した実質負担額が29,160円。

イベントにはKDDI代表取締役社長の田中孝司氏のほか、Firefox OSの開発を進めるMozillaのCTOで上級副社長であるアンドレアス・ガル氏が登壇し、これまで実施してきたハッカソンの内容についても披露されます。

Fx0はFirefox OSの最も大きな特長であるオープン性を世界的に著名なデザイナーである吉岡徳仁氏の透明で未来感のあるデザインによって表現されています。

また、Fx0の発売に合わせてより適した料金プランとして月間データ容量上限を2GBとしたFx0専用のデータ定額サービス「LTEフラット cp(f・2GB)」(月額3,500円)が提供されます。

さらに、新規契約および他社から乗り換え(MNP)の場合に「Fx0 おトク割」も提供され、適用すると最大2年間基本使用料が0円となるということです。

これにより、Fx0 おトク割適用時にはインターネット接続(ISP)サービス料(月額300円)を加えて月額3,800円で利用できるということです。なお、価格はすべて税抜。当ブログメディア「S-MAX(エスマックス)」では別途、イベントの発表会レポートや機種の写真・動画レポートなどを掲載する予定。

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その他のスペックとしては1.2GHzクアッドコアCPU(Qualcomm製「Snapdragon 400(MSM8926)」および1.5GB内蔵メモリー(RAM)、16GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大64GB)、約800万画素CMOSリアカメラ、約210万画素CMOSフロントカメラ、2370mAhバッテリー、IEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 3.0、GPS、NFC、加速度センサー、ジャイロセンサー、電子コンパス、近接センサー、照度センサーなど。

対応サービスはWi-Fiテザリング(最大8台まで)や緊急速報メール、国際ローミング「GLOBAL PASSPORT」(GSMおよびUMTS、LTE)、MMS(@ezweb.ne.jp)、位置検索、リモートロックなど。防水・防塵・耐衝撃性能やおサイフケータイ(Felica)、ワンセグ、フルセグ、赤外線などには非対応。

サイズは約139×70×10.5mm、質量は約148g。カラーバリエーションはすでに紹介しているようにスケルトンとなっているゴールド(Gold)の1色のみ。連続通話時間は約1010分、最大待受時間は4G(LTE)で約720時間、3G(CDMA2000)で約820時間。対応通信方式および周波数帯は国内では3G(CDMA2000方式)および4G(FDD-LTE方式、800および2100MHz)となっており、SIMカードはmicroSIMカード(3FF)サイズの「au Micro IC Card(4G LTE)」。

フリック入力にも対応した日本語入力アプリ「iWnn IME for Firefox OS」(オムロン製)もプリインストールされており、Fx0同士をタッチすると無線LAN(Wi-Fi)経由でP2Pでデータの共有をするという「Web-cast」機能も搭載。その他、KDDIが開発に参加したWebサーバー機能を標準搭載し、さまざまな機器と連携でき、アプリケーション開発ツール「Gluin」を利用して組込機器と連携した「WoT(Web of Things)」を実現できるということです。

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吉岡氏は過去にもau design project(adp)として発売されたスケルトンボディーのau向けケータイ(フィーチャーフォン)「X-RAY」のデザインを担当しており、Fx0もX-RAYと同様にわざと部品と部品の間に空間を空けて綺麗に見える部品配置や回路図となっているほか、見せるために本当のアンテナじゃないアンテナが入っているということです。

また、Firefoxロゴを立体的に表したホームキーを採用し、開発段階では1回30万円程度の手作りを10回も作りなおしたなど、開発費の回収計画があるわけではないほどのコストがかかっているとのこと。さらに、以前のイベントでも語られていた専用に制作したゴールドのネジは色合わせだけでも通常の40倍(コストが)かかっており、1台当たり11本使われています。

これらのデザインを楽しめるように専用周辺機器も公式アクセサリー「au +1 collection」から発売されるほか、3Dプリンター用データも公開し、自分で3Dプリンターを使ってケースやカバーを作れるようになっています。



記事執筆:memn0ck


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