Microsoftが新タブレット「Surface 3」を発表!

Microsoft(マイクロソフト)は31日(現地時間)、画面の縦横比が3:2の約10.8インチフルHDオーバー(1920×1280ドット)ディスプレイを搭載したWindows 8.1タブレット「Surface 3」を発表しています。

アメリカ(米国)における価格は最小構成で499ドル(約60,000円)〜で、発売は5月5日に出荷予定。4月1日より直営店「Microsoft Store」などで展示されるとのこと。また、世界26の国・地域で5月7日から発売されます。日本市場向けについては別途詳細発表を行なうとしています。

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Microsoftが同社ブランドで展開するタブレット「Surface」シリーズは当初IAプロセッサー向けのフルWIndowsを採用した「Surface Pro」とARMプロセッサー向けのWindows RTを採用した「Surface」がラインナップされており、初代の「Surface Pro」と「Surface RT」、2代目の「Surface 2」と「Surface Pro 2」が発売され、3代目は昨年にIAなWindowsを採用した「Surface Pro 3」のみが発売されていました。

ただし、今回発表されたSurface 3はWindows RTではなく、Windows 8.1(64bit版)を採用し、Surface Pro 3が画面アスペクト比3:2の約12インチ2160×1440ドットと大画面化・高精細化したのに対し、Surface 2やSurface Pro 2などの約10.6インチに近いディスプレイサイズで、Surface Pro 3の小型モデルといった位置付けになっています。

なお、OSは今夏に提供予定の次世代プラットフォーム「Windows 10」に無償アップデート予定。

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Surface Pro 3とSurface 3

プロセッサーにはIntel製「Atom x7 Z8700」(1.6GHzクアッドコアCPU)を採用し、Surfaceとして初めて高速通信「4G LTE」にも対応。

また、約800万画素リアカメラと約350万画素フロントカメラを搭載し、ともに1080pのフルHD(1080×1920ドット)の動画撮影に対応します。

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Surfaceシリーズではお馴染みのペン入力にも対応し、Surface Pro 3と同じN-trigの256段階筆圧検知に対応。利用できる電子ペン「Surface Pen」には複数の色(青および赤、黒、シルバー)が用意されています。サイズは約267×187×8.7mm。

上位モデルと下位モデルが用意され、上位は内蔵メモリー(RAM)が4GB、内蔵ストレージが128GB、下位は2GBと64GB。価格はWi-Fiのみに対応した上位モデルで599ドル(約72,000円)、下位モデルで499ドル(約60,000円)、4G LTE対応は不明。クラウドストレージサービス「OneDrive」の1TBやオフィスサービス「Office 365 Personal」の1年間利用権が付属します。

バッテリー駆動時間は約10時間。13Wの充電器が付属しますが、microUSBでのモバイルバッテリーでの給電・充電にも対応。USB 3.0やMini DisplayPort、microSDカードスロット、IEEE802.11a/g/b/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.0、Dolbyオーディオ対応ステレオスピーカー、環境光センサー、近接センサー、磁気センサー、加速度センサー、角速度センサーなど。

キーボード兼カバー「Type Cover」やドッキングステーションといったオプションもSurface Pro 3と同様に用意されます。ただし、キックスタンドは無段階ではなく、3段階調節ということです。


※修正(2015年4月1日13時55分)
記事初出で「USB type C」に対応していると記載していましたが、間違いでしたので修正してお詫びいたします。

記事執筆:memn0ck


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