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NTTドコモがMVNO専用SIMを提供開始! |
NTTドコモが12月より仮想移動体通信事業者(MVNO)向けに「docomo MVNO専用SIM」を提供開始しています。すでに同社が10月26日に行われた「携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース」の第2回会合にて12月より提供することを明らかにしていました。
今回、NTTドコモのMVNOによる携帯電話サービス「IIJmio」を行っているインターネットイニシアティブ(IIJ)がSIMカードのデザインが変更される予定であることを案内しています。なお、同社では業務の都合上いつから切り替えるというようなアナウンスは行わないとしています。
また、MVNOでSIMカードのデザインを変更できるようになったことからIIJmioでは2015年12月29日(火)から31日(木)まで東京ビッグサイトにて開催されるイベント「コミックマーケット89」にて「ITちゃん」とコラボレーションした実際に「IIJmioプリペイドパック(500MB)」として使える「真・痛SIM」を1枚3,000円(税込)で販売するということです。
MVNO専用SIMカードは提供が明らかになったときには一部で現在利用できているNTTドコモのスマートフォン(スマホ)などをSIMロック解除せずともそのまま使える機能が利用できなくなるのではないかといった憶測も出ていましたが、そういったことはなくデザインだけが変わるのみであることが判明しています。
デザインが変更されたMVNO専用SIMが提供される背景には、SIMカードの発行は依然としてNTTドコモが行なうことになりますが、サービスを提供しているのはNTTドコモではなく各MVNOとなるのに「docomo」のロゴが入ったSIMカードを提供すると利用者が混乱することなどが挙げられます。
実際にMVNOのサービスを利用しながらもNTTドコモに問い合わせやドコモショップで操作方法を聞くなどの問題も起きているとのことで、少しでもそういった混乱が起きないようにするためと見られます。
今後はIIJmioだけでなく、他のMVNOでも順次、docomo MVNO専用SIMになると見られるほか、IIJでは主にコスト面でイベントだけの数量限定品ではない「通常商品としてイラストやその他のマークを入れることは現実的ではありません」としているものの、MVNOによっては自社のロゴやイラストを入れたものを提供するところも出てきそうです。
なお、IIJmioではこれまでのdocomoロゴが入ったSIMカードも在庫が残っているため、徐々に入れ替わっていくとし、デザインを指定しての新規契約やSIM再発行はできないとしています。
コミックマーケット 89 IIJmio出展概要
開催日時:
2015年12月29日(火)~31日(木) 10:00~17:00 (最終日は16:00終了)
会場
東京ビックサイト 企業ブース 312 (西4ホール)
主催
コミックマーケット準備会、有限会社コミケット
※内容に関して変更や中止となる場合があります。また、混雑時や荒天時等、安全が確保できないと判断した場合、 列の作成を一時停止や中止したり、列を解消することがあります。
※コミックマーケット89では徹夜が禁止されております。
詳しくは、コミックマーケット89 IIJmio ブースのご案内をご覧ください。
記事執筆:memn0ck
■関連リンク
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・NTTドコモ提出資料「携帯電話料金等に関する考え方について」 - ICTサービス安心・安全研究会 携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース - 総務省 [PDF]
・てくろぐ: IIJmioのSIMデザインが変わります