質感にこだわったNuAns NEO、操作感はどう? |
トリニティから2016年1月末に出荷が開始されたWindows 10 Mobileスマホ「NuAns NEO」。Windows 10 スマホとしてだけではなく、本体と背面カバーを別売りにしてカスタマイズ可能とした製品構成や、そのデザイン性などにも注目度が高い機種です。
先行予約販売に申し込んでいた筆者のもとにも2月上旬に機種が届きましたが、使っているとタッチパネルの挙動が独特だったのでその様子をレポートします。操作感を気にする人は現物を触ってから検討したほうがよいかもしれません。
【スクロールがカクつく?】
一般にスマホでは画面をタッチすることによる画面のスクロールを多用します。特にWindows 10 Mobileはホーム画面やアプリ一覧など、縦方向スクロールを活用する機会が多いOSと言えます。
NuAns NEOでは指をゆっくり動かしてスクロールする時に数ピクセルまとめて移動するような挙動を見せます。操作中の動画を見ると、ホーム画面やWebブラウザー(Microsoft Edge)のスクロールで動きがカクつき、時には画面が震えるような挙動も見せます。
この挙動がWindows 10 Mobile由来かというとそうでもなく、筆者が店頭で試した限りマウスコンピューター「MADOSMA(型番:Q501A-WH)」、プラスワン・マーケティング「FREETEL KATANA 02」にはこのような挙動はありませんでした。
【アップデートによる改善を期待】
このようなスクロールの挙動は低価格のスマホでしばしばみられますが、4万円以上というNuAns NEO の価格設定を考えると少々残念と言わざるを得ません。せっかく質感にこだわった製品なのですから、画面の操作感にもこだわって欲しいところです。気にならないという人もいるでしょうが、個人的にはこの事象が原因で思ったところにスクロールが止まらずストレスを感じました。ソフトウェアとハードウェアのどちらに原因があるのかわかりませんが、可能な限りアップデートによる対応を期待します。
これからNuAns NEOの購入を検討している人は、できるだけ実物を触ってタッチパネル操作に納得できるかどうかを確かめることをおすすめします。展示される店舗はNuAns NEOのホームページで案内されています。
記事執筆:えど(吉川英一)
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