電子書籍を読むなら4:3が読みやすい!

ASUS JAPANから販売されているAndroidタブレット「ZenPad S 8.0(型番:Z580CA)」(ASUSTeK Computer製)は、アスペクト比4:3の約7.9インチ QXGA(1536×2048ドット)IPS液晶を搭載するタブレットだ。

主なスペックは、32GBのeMMC(ストレージ)を搭載する「Z580CA-BK32」(ブラック)および「Z580CA-WH32」(ホワイト)には「Intel Atom Z3580」プロセッサーと4GB LPDDR3内蔵メモリー(RAM)、16GBのeMMCを搭載する「Z580CA-BK16」および「Z580CA-WH16」には「Intel Atom Z3560」と2GB LPDDR3 RAMが搭載される。

また共通部分として、約800万画素リアカメラや約500万画素フロントカメラ、デュアルフロントスピーカー、バッテリー4000mAh、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.1、USB Type-C、microSDXC対応カードスロットなどとなる。

このようにZenPad S 8.0は、画面のアスペクト比が4:3で7.9インチサイズと持ち運びも手軽なため、雑誌やコミックなどの電子書籍との相性が良い。そこで今回は、新入学・就職など新生活にあると便利な電子書籍リーダーとしての魅力をチェックしていこうと思う。

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アスペクト比が4:3ということでブラウザーの表示はやや上下が狭く感じるが、それでも縦解像度は2048ドットもあるため、表示されている文字は緻密だ。

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背面デザインはクラッチバッグを意識したメタルと樹脂2つのパーツで構成されている。

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同じ画面サイズおよびアスペクト比、解像度のApple製タブレット「iPad mini 4」との比較となる。ZenPad S 8.0は、画面下のナビゲーションキーの関係で画面がやや狭い。前面にデュアルスピーカーが搭載されているので動画を見るならZenPad S 8.0といったところだろうか。

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※記事掲載にあたって画面はモザイク処理をしています

なぜアスペクト比4:3が電子書籍に最適なのか、アスペクト比16:10の「ZenPad 8.0」(型番:Z380C)と、Amazonの「Kindle」アプリで同じページで比較してみた。

同じ約8インチサイズのディスプレイなのだが、16:10では上下に余白ができてしまい4:3よりも小さい表示になってしまう。一方の4:3では画面いっぱいに表示されて、文字や図版が大きく見やすいのだ。

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※記事掲載にあたってモ画面はモザイク処理をしています

4:3の比率と7.9インチディスプレイなので、漫画の単ページ表示なら細かい文字まできっちりと確認できる。見開きの場合は、欄外の細かい文字は若干つぶれてしまうが吹き出しの中の文字は問題なく読むことができた。

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キャリアや端末に関係なく雑誌が読めるNTTドコモ「dマガジン」アプリは、もちろんZenPad S 8.0でもドコモのアカウント(dアカウント)でログインするだけで利用可能だ。

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ただし、Kindleアプリと違い画面下のナビゲーションバーが消えないので一回り表示が狭くなってしまう。iPadではもともとナビゲーションバーがないので全画面表示になるだけに、ここが残念だ。なお、これはdマガジンアプリの仕様によるもの。

家でも外でも使える重さたった298gのZenPad S 8.0に、重さや場所を気にせず漫画や雑誌をストックできるので、引っ越しもらくらく。まさに新生活にオススメアイテムだ。価格は公式Webストア「ASUS Shop」では上位モデルが42,984円(税込)、下位モデルが36,504円(税込)となっている。



記事執筆:mi2_303


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