ソフトバンク「+Style」の発表会をレポート!VR映像が楽しめるドローンなど

ソフトバンクは1日、都内にて「『+Style』の新製品に関する記者説明会」を開催し、アイデアや試作中の製品を商品化に向けて支援する消費者参加型プラットフォーム「+Style」( http://plusstyle.jp/ )にて新たに2企画と7製品を2016年9月1日(木)より順次追加すると発表した。

今回発表となった製品は、プロダクトとしてIoT(Internet of Things)をどのように活用すれば良いのか幅広く意見を募集し、「家族と成長する家」の家造りに生かす「IoTハウスプラン」(大和ハウス工業)、オリックスが運営するレンタルオフィス「CROSS OFFICE」と+Styleのコラボレーション企画「IoTオフィスプラン」(オリックス)の2つ。

そして、クラウドファンディングとして高画質カメラを搭載し、遠隔操作できるお掃除ロボット「Xrobot MAMORU」(リプリ)、加速度センサー搭載のBluetoothタグ「bPoint PIN」(ブイログ)、歩数、歩行距離、消費カロリー、睡眠時間の測定・記録ができるリストバンド型の活動量計「MOVE LIFE」(ライテック)の3製品。

ショッピングとしてスマートフォン(スマホ)と連動して、簡単な操作でドアの解錠などができるドアノブ型のスマートデバイス「AMADAS Smart Lever Lock」(JU)、市販のVR機器にスマートフォンを取り付けて操縦中のリアルタイムな映像をVRで楽しむことができるドローン「ELFⅡ-VRdrone」(CYBERBRAIN JAPAN)、ゴミを吸い取りながらモップで乾拭き・水拭きするお掃除ロボット「I'SENSE V8500VM」(JU)、睡眠中の脳波、心拍、体温、体動を計測して睡眠の質を分析するアイマスク型のデバイス「NeuroOn」(BlueGreenGroup)の4製品。

今回は新プロダクトの中からスマホと連携する5製品をピックアップして紹介していく。

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まずは、子どもでも楽しめる組み立てキットとなっているエレックフリークス製小型ドローンのELFⅡ-VRdroneから。重さ約91gのドローンをスマホでコントロールする。

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組み立ては、メイン基板への配線、プロペラの取り付けなどで難易度は高くないという。付属のボディーに貼れるシールが付属しカスタマイズ可能だ。また、このボディーのCADデータが公開されており、形状をカスタマイズして3Dプリンタなどでオリジナルのボディを作成することもできる。なお、本体に搭載されている飛行に関するプログラムはオープンソースとなっているとのこと。


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前部にはHD(720p)対応のカメラが搭載されている。スマホでコントロールする際に、ドローンからの映像を観ながら操作できる。また、もう1台のスマホでVR映像を観ながら操作も可能だ。

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後部にはmicroSDカードスロットと充電用のmicroUSB端子がある。microSDカードには動画・静止画を保存する。

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VR映像を楽しむための簡易ゴーグルが付属する。また、キットには充電用のUSBケーブルが付属するほか、ドローンを元箱に入れて持ち運ぶ際に重宝する巾着袋も付属。+Styleへはショッピングとして9月下旬の掲載予定だ。

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続いて、Xrobot製カメラ付きのお掃除ロボットのMAMORU。一般的なお掃除機能を搭載するほか、前面に搭載されたカメラを使った見守り機能が特長となる。

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MAMORUからのライブ映像をスマホやタブレットなどで確認し、ペットのようすや防犯などに利用できる。またMAMORUのコントロールをマニュアルにすることで、ラジコンのように遠隔操作が可能となる。

MAMORUをコントロールしてペットのようすを確認したり、他の部屋までマニュアルでコントロールして掃除を任せたりユニークな使い方ができる。MAMORUはクラウドファンディングとして9月下旬の掲載予定だ。

【MAMORUとELFⅡ-VRdroneを動画で紹介】

動画リンク:https://youtu.be/iXYDKhFSWgI

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スマホが鍵となるドアロックAMADAS製のSmart Lever Lockは、シンプルなデザインのものから、写真のようにラグジュアリーなデザインのものがあるようだ。

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レバー部分にはホコリなどに強いタッチセンサー式のキーパッドがあり、PINコードで解錠することも可能だ。

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Smart Lever Lockは、スマホとBluetoothでペアリングすることで、スマホから解錠できるようになる。スマホを持ってドアに近づき、レバーのセンサーをスワイプ操作すると解錠することができるので、一々スマホを操作する必要がない。

電源は単三電池を使用するが、万が一電池切れで解錠ができない状態となった場合でも、レバーの先にスマホのLEDの光を20秒ほど当てることで充電され解錠が可能となる。

なお、Smart Lever Lock 1台と複数のスマホをペアリングしたり、1台のスマホに複数のSmart Lever Lockをペアリングしたりすることが可能だ。一般家庭だけではなく、企業での利用も視野に入れているという。

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インテリクリニック製アイマスク型デバイスのNeuroOnは、寝付けない、眠りが浅いなど睡眠に関する悩みをIoTデバイスを使って解消するというもの。

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NeuroOnの内側には、額に当たる部分にセンサーがあり、脳波や心拍などを計測しデータを蓄積する。蓄積されたデータをもとに、睡眠の状態を分析して睡眠中に目の位置に搭載しているLEDの光で眠りをコントロールするのだという。

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こうした睡眠の質のコントロールのほかに、空き時間を使ってリフレッシュするためのプログラムも用意されている。お昼休みの20分で使えるメニューや、時間帯に合わせた最適なメニューがある。NeuroOnはショッピングとして9月上旬に掲載予定だ。

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最後に、リアイデア製の加速度センサーを搭載した小型BluetoothタグのbPoint PINを紹介する。bPoint PINは移動や振動を検知して、親デバイスへデータを送るというもの。

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その親デバイスとなるのが「VLOG CAM」。監視カメラにWi-Fi機能を持たせることでサーバーへのデータ通信と、センサーデバイスを接続するハブとして機能する。

利用の一例として、bPoint PINをドアに貼り付けることで、ドアの開閉を検知してVLOG CAMにデータを送信。VLOG CAMはそれをログとしてサーバーに記録する。例えば、ドアの前にVLOG CAMを設置しておけば、bPoint PINのログからその時間の映像を確認することができるのだという。

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VLOG CAMと接続できるデバイスとして「bPoint COMFORT」も展示。こちらは温度や湿度、二酸化炭素などをセンサーで検知してログ記録する。また、赤外線を搭載しているので、リモコンとしても動作するという。

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外出先から、VLOG CAMが収集したデータをもとに、部屋のリアルタイム映像や温度などを確認して、エアコンや空気清浄機をコントロールができるようになるという。外出先からカメラでペットのようすや、室温をチェックしてエアコンを調整するといった使い方ができる。

VLOG CAMは月額500からの利用料が必要となる。bPoint PINやbPoint COMFORTなどのデバイスには月額料金は掛からない。有料プランとなるものの、サーバー上のプログラムであるため、今後様々な機能が追加されていくのだとか。bPoint PINはクラウドファンディングとして9月下旬の掲載予定となっている。

記事執筆:mi2_303


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