マイクロソフトが教育向けOS「Windows 10 S」を発表!

Microsoftは2日(現地時間)、アメリカ・ニューヨークにて発表会「#MicrosoftEDU Event」を開催し、Windowsストアアプリだけが利用できる教育向けOS「Windows 10 S」やWindows 10 Sを搭載したノートパソコン(PC)「Surface Laptop」などを発表しています。

現在、学校などの教育関連でWindows 10 Proを利用している場合にはWindows 10 Sへ無料で移行可能で、Windows 10 SにはOffice 365 for Education with Microsoft Teamsが無料で利用できるほか、Minecraft Education Editionが1年無料で利用可能だということです。

またSurface Laptop以外にも各メーカーからWindows 10 Sを搭載したPCがアメリカでは189ドル(約21,000円)から順次発売される予定。なお、“S”は「Student」ではなく、「Secure」や「Streamlined」、「Superior Performance」、「Soul」といった意味だとしています。

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Windows 10 S

Windows 10 Sは、Windows 10 Proをベースにし、Windowsストアのアプリだけが利用でき、Webブラウザー「Microsoft Edge」によるWeb閲覧の安全性を確保したセキュリティーとパフォーマンスに特化したバージョンになります。

これにより、毎日変わらずに高速かつ安全な稼働が実現し、起動も通常のWindows 10よりも早くなるということです。Windows 10 SとWindows 10 HomeやWindows 10 Proとの違いは以下の通り。

構成/機能Windows 10 SWindows 10 HomeWindows 10 Pro
Windows ストア以外のアプリケーション
オンプレミスのドメイン参加
Azure AD ドメイン参加
Windows ストア アプリ(Win32 Centennial アプリを含む)
既定のブラウザーをMicrosoft Edgeに強化 構成可能構成可能
Windows Update for Business
ビジネス向け Windows ストア
モバイル デバイス管理(MDM)制限あり
Bitlocker
Azure AD の Enterprise State Roaming
共有 PC 構成
Edge/Internet Explorer 検索既定:Bing/地域で指定された検索プロバイダー構成可能構成可能
Windows 10 Pro への切り替え(Windows ストアを使用)

WIndows 10 SではWindowsストア以外のアプリをダウンロードしてインストールしようとすると警告が表示され、Windowsストアにある類似のアプリをオススメする機能が搭載されています。

また無線LAN(Wi-Fi)などの設定をUSBメモリーなどに保存しておき、初期セットアップ時にこのUSBメモリーを利用することで手軽にセットアップができるようになっているということです。

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Office 365 for Education


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Minecraft Education Edition


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記事執筆:memn0ck


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