iPhoneなどの新プラットフォーム「iOS 11」のコントロールセンターを紹介! |
既報通り、Appleは19日(現地時間)、iPhoneやiPadなど向け最新プラットフォーム「iOS 11」の正式版を提供開始しました。さまざまな機能追加や仕様変更が実施されていますが、その中から今回は新しくなった「コントロールセンター」について紹介したいと思います。
コントロールセンターはホーム画面で画面の下端から上に向かってスワイプ(なぞる)と現れるメニュー画面で、Wi-FiやBluetooth、画面回転などのオン・オフを切り替えるボタンや電卓やカメラなどのショートカットボタン、画面の明るさなどが変更できました。
これまでは一度コントロールセンターを表示してからさらに右にスワイプする複数ページ構成になっていましたが、これが1ページにまとめられてわかりやすくなったほか、ショートカットボタンに登録できる機能も増えました。またiPadではアプリ履歴(タスク切換)と一体化しています。
上記の右の画面が新しくなったiPhoneのコントロールセンターです。左上に「機内モード」や「モバイルデータ通信」、「Wi-Fi」、「Bluetooth」のスチッチボタンがあり、その下には「画面回転ロック」と「おやすみモード」のスイッチボタン、さらに下には画面ミラーリング「AirPlay」があり、右上には「ミュージック」、その下に画面の明るさと音の調整バー、最下段にカメラなどのショートカットボタンがあります。
機能としてはこれまでとほぼ同じですが、1ページにまとめられてすっきりしたのが違いとなります。また画面の明るさと音の調整バーはこの画面で上下になぞるだけでも調整できますが、長押しまたは感圧機能「3D Touch」で強めに押すと全画面で微調整が可能になっています。
この長押しまたは3D Touchでの押し込みによるサブメニュー表示は他の項目でも対応しているものが多く、例えば、左上にある機内モードなどの4つのボタンの部分だと、さらに「AirDrop」および「インターネット共有」(いわゆる「テザリング」)のオン・オフができるようになりました。なお、iOS 11からコントロールセンターによるWi-FiとBluetoothのボタンはオン・オフではなく、オン(接続)またはオン(非接続)となっているので完全にオフにしたい場合は設定から行う必要があります。
iPhoneではこのようになっており、ホームボタンを2回連続で押すとアプリ履歴が表示されて、過去に使ったアプリに素早く切り替えることができる操作体系はそのままです。
一方で、iPadではホーム画面下部にmacOSにあるランチャー機能「Dock」が導入され、コントロールセンターとアプリ履歴が統合されました。そのため、ホーム画面の下端から上にスワイプする操作とホームボタンを2回連続で押す操作のどちらでも同じ画面が表示されます。
またホーム画面では1度、下端から上にスワイプすればコントロールセンターが表示されますが、アプリ利用時には1度目でDock、2度目でコントロールセンターが表示されるようになっています。なお、iPadのアプリ履歴は上にスワイプすると消せます。
またコントロールセンターのショートカットボタンは編集でき、「設定」→「コントロールセンター」→「コントロールをカスタマイズ」にて最初に登録されている「カメラ」や「電卓」、「タイマー」、「フラッシュ」以外に「アラーム」や「Wallet」、「メモ」、「ボイスメモ」、「画面録画」などの機能を追加し、ボタン配置も編集可能となっています。
なお、コントロールセンターの設定で「App内でのアクセス」をオンにしておけば、ホーム画面以外の各アプリ利用時でも画面下端から上にスワイプすればコントロールセンターが表示されます。
最後に簡単にiPhone 7 PlusにてiOS 11のコントロールセンターを使っているところを動画で紹介しておきます。
これまで意外とコントロールセンターの存在自体を知らないでiPhoneなどを使っている人も周りにいたりして、たまに教えていたりしましたが、使いやすくなったのを機会にもう少しきっちり使いこなす人が増えてくれればいいなと思います。
動画リンク:https://youtu.be/WIWagM5GMXM
記事執筆:memn0ck
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