Xperiaは復活できるのか!?ソニーが2018年度Q3決算を発表

ソニーは1日、都内にて「2018年度 第3四半期 業績説明会」を開催し、2018年度第3四半期(以下、Q3)の決算内容を公開し、子会社のソニーモバイルコミュニケーションズが手がけるスマートフォン(スマホ)事業において2018年度通期の業績見通しをさらに引き下げました。

ソニーモバイルコミュニケーションズでは「Xperia」シリーズとしてスマホ事業を展開しており、今年度当初は通期見通しで1000万台を計画していましたが、第1四半期を終えた7月時点では900万台、第2四半期を終えた10月時点では700万台と徐々に計画を下方修正していましたが、Q3を終えた今回、さらに下げて650万台としました。

これは各四半期ごとの販売台数が前年同期比で半減していることが影響しており、Q3については2017年度Q3が400万台だったのに対し、2018年度Q3が180万台と半分以下となっており、それによって通期見通しとしても2017年度通期の1350万台から半減することになりそうです。

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ソニーではスマホ事業を含むモバイル・コミュニケーション(MC)分野についてのQ3の業績は前年同期から37%減の1,372億円となり、原因として引き続いてスマホ販売台数が日本・欧米・中南米を中心として減少したことを挙げています。一方で営業利益についてはオペレーション費用の削減が進んでおり、2018年度見通しについては計画通り950億円の赤字を見込んでいます。

同社ではスマホ市場の競争環境がさらに厳しくなるリスクもあることから当初から2018年度における販売台数や業績の下方修正が必要となる可能性があるとしていましたが、まさにそのリスクが顕在化した結果となってしまい、四半期ごとに販売台数および営業収益が下がり、通期見通しも下方修正することになっています。

説明会に登壇した同社代表執行役 専務 CFOの十時 裕樹氏は「2月にMWC Barcelona 2019が開催され、そこで(ソニーモバイルコミュニケーションズの)新商品の発表や販売戦略についての説明がある」とし、現地時間(CET)の2月25日(月)から開催される同展示会を「期待していただければ」と説明していました。

なお、海外メディアなどによると現地時間2月25日8:30からソニーモバイルコミュニケーションズのプレスカンファレンスが開催されると報道関係者向けに招待状が送られていると伝えています。日本時間では2月25日16:30からとなり、恐らく例年通りであればライブ中継も行われると思われるので楽しみにしたいところです。

年度Q1Q2Q3Q4通期(合計)
2015720万台670万台760万台340万台2490万台
2016310万台350万台510万台290万台1460万台
2017340万台340万台400万台270万台1350万台
2018200万台160万台180万台-650万台


記事執筆:memn0ck


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