サムスン電子が折り畳めるスマホ「Galaxy Fold」を9月に発売!

Samsung Electronics(以下、サムスン電子)は25日(現地時間)、同社が今年2月に発表したフォルダブルスマートフォン(スマホ)「Galaxy Fold(型番:SM-F900*)」を2019年9月より順次発売すると発表しています。現在、製品化に向けた最終テストを実施しており、全体的なユーザーエクスペリエンス(UX)を一層高めることができたとしています。

Galaxy Foldは当初、韓国やアメリカなどの1次販売国・地域では4月26日に発売される予定でしたが、折り畳むためのヒンジ部に問題があってディスプレイが正常に表示できなくなるなどの不具合が起きることが判明したため、発売を延期していました。

一方、現時点で日本での販売については明らかにされていませんが、当初は「Galaxy Harajuku」に展示されるなど、日本への投入を計画しており、au向け「Galaxy Fold SCV44」やNTTドコモ向けが確認されており、新たにau向けについてはQiやBluetoothの認証を取得しており、現在も発売に向けて調整されていると見られます。

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Galaxy Foldは折り畳める有機ELパネルを用いて内側に開くと約7.3インチQXGA+(ドット)Dynamic AMOLEDを搭載し、閉じた状態でも外側の片面に約4.6インチHD+(720×1520ドット)Super AMOLEDの2つの画面を搭載したデュアルディスプレイスマホです。OSはAndroid 9.0(開発コード名:Pie)を採用。

主な仕様はSnapdragon 855および12GB内蔵メモリー(RAM)、512GB内蔵ストレージ、4380mAhバッテリー、USB Type-C端子、約1200万画素デュアルピクセルCMOS+約1200万画素CMOS+約1600万画素のトリプルリアカメラ、約1000万画素CMOS+約800万画素CMOSのデュアルフロントカメラ、約1000万画素CMOSのインカメラなど。

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問題があったヒンジ部については開閉の使い勝手を維持しながら外部から異物などが入り込むことを阻むようによりしっかりと保護する構造に補強し、合わせて革新的なUXをより多くのアプリやサービスでさらに最適化するなど、製品の完成度を高めたということです。

ヒンジ部については愚弟的にヒンジの上下に保護キャップを新たに追加し、耐久性を強化したほか、インフィニティフレックスディスプレイの背面に新しいメタル層を追加して異物が混入してもディスプレイを保護して表示できなくなることを阻止し、さらに異物の流入を最小限に抑えるためにヒンジ部と前・後との間を大幅に減らすためのひだを設置したとのこと。

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一方、au向けと見られる「WEG」が2019年5月7日付けでQi(WPC)の認証(Qi Registration id: 6335)を通過しており、画像からGalaxy Foldであることが示されているほか、過去のau向けGalaxy製品がアルファベット3字で登録されていることからau向けGalaxy Fold SCV44だと推察されます。

Qi認証の後に2019年夏モデルの発表会がauやNTTドコモにて行われ、Galaxy Foldの取り扱いが少なくとも夏までにないことが判明しましたが、このWEGが新たにBluetooth SIGにて2019年7月26日付けで認証(Declaration ID: D044602)を通過しており、現時点でも投入に向けて調整されているのではないかと期待されます。



記事執筆:memn0ck


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