北陸新幹線の峰山トンネル東側~上越妙高駅のトンネル内で携帯電話が使えるように! |
NTTドコモおよびKDDI、ソフトバンクは23日、西日本旅客鉄道(以下、JR西日本)と共同で「北陸新幹線」のトンネル内における携帯電話サービスエリア拡大や品質改善を目的にエリア整備を進めており、新たに北陸新幹線「峰山トンネル東側~上越妙高駅」間での携帯電話サービスの提供を2019年10月26日(土)始発より開始すると発表しています。
これにより、すでに北陸新幹線では金沢駅から峰山トンネル西側までは利用可能となっていたため、金沢駅~上越妙高駅の間でサービスエリア化が完了したことになります。なお、ワイモバイルや各社の仮想移動体通信事業者(MVNO)も同様に利用可能で、各社では電車内における携帯電話の利用についてマナーを守るように案内しています。
トンネルなどの人工的な構築物により電波が遮へいされ、携帯電話などが使用できない地域において移動通信用中継施設などを設置して携帯電話などを利用可能にするなど、電波の適正な利用を確保することを目的として実施されている「電波遮へい対策事業」に基づく国の補助金を活用して工事が行われています。
今回、新たに携帯電話サービスが利用可能となるのは、総務省 信越総合通信局より2018年6月26日に補助金が交付決定となった電波遮へい対策事業の一部で、上越妙高駅〜糸魚川駅の間にある4つのトンネルで、事業費および補助金額は10億2,700万円および3億4,233万3,000円となっています。
区間 | トンネル名 | 長さ |
上越妙高〜糸魚川間 | 高田トンネル | 2752m |
松ノ木トンネル | 6777m | |
桑取トンネル | 1806m | |
峰山トンネル(東) | 1203m |
今回の対策工事完了によって「上越妙高~飯山」間にある長峯トンネルおよび飯山トンネルの2トンネルを除く北陸新幹線全線において携帯電話の利用が可能となりました。なお、残る長峯トンネルおよび飯山トンネルついても同じく2018年6月26日に電波遮へい対策事業によって補助金が決定しており、現在、対策工事を進めているということです。
記事執筆:memn0ck
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