CerevoがUPQを2021年1月1日に吸収合併!UPQブランドは終了に

Cerevoは21日、UPQを2021年1月1日(金)を効力発生日として吸収合併を実施すると発表しています。合併の方式はCerevoを存続会社、UPQを消滅会社とする吸収合併で、CerevoがUPQの事業・取引・契約・権利義務関係をすべて承継します。

これにより、UPQの既存製品についてはCerevoによる販売・サポートを行い、すべての在庫販売終了に合わせて「UPQ」ブランドを終了するとのこと。またサポートの問い合わせ窓口は変更はなく、ブランド終了後も製品に付随するメーカー保証範囲や期間は設定されている通りに受付するということです。

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2019年1月に再起動をしたときの中澤優子氏

UPQはカシオ計算機にて携帯電話の開発などに携わっていた中澤優子氏が退職後の2015年に立ち上げたメーカーで、はじめにスマートフォン(スマホ)「UPQ Phone A01」などを含む17製品24モデルを発表し、その後もスピーカーやディスプレイ、電動バイクなどをオリジナルモデルとして販売してきました。

一方、UPQ Phone 01では技術基準適合認定(いわゆる「技適マーク」)の表記に誤りがあったために回収したり、さらにUPQ Phone 01はスペック表に記載されている内容に誤りがあったとして返品・返金があったほか、続く「UPQ Phone A01X」では発火事故が起こってバッテリー交換・回収を行っていました。

その他にもディスプレイにおけるスペック表の誤表記などもあり、その後、これらの事故や誤表記などの問題があったことからCerevoが量産設計以降の製造や品質管理まで行うとし、2019年1月には卓上フードスモーカー「REIKUN-Dome」を発表して再起動していました。

そうした中で今回、CerevoではUPQ創業からこれまで生産管理や量産体制などのさまざまな支援を行ってきたこともあり、今後、UPQの製品のサポート体制をより安定して利用者に提供していくことを目的にCerevoがUPQを吸収合併することとしたということです。

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記事執筆:memn0ck


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