Androidに6つの新機能が今夏に利用可能に!

Googleは15日(現地時間)、スマートフォン(スマホ)やタブレットなど向けプラットフォーム「Android」において安全性に重点を置いた6つの新機能を今夏に追加すると発表しています。これらの新機能はOSバージョンに関わらず、各機能ごとに順次提供されるとのこと。

新機能は「地震警報」がより多くの国・地域で展開されるほか、SMSやRCSに対応した「メッセージ」アプリに重要なメッセージにスターを付ける機能、文字を入力すると関連する絵文字が表示される機能、カーナビゲーション機能「Android Auto」にEV充電や駐車などの機能が追加されます。

また音声サポート「Google アシスタント」でより多くのアプリが起動可能になり、さらに声で操作するアプリ「Voice Access」にパスワード入力や視線検出といった機能が追加され、画面を見ているときだけVoice Accessを利用することが可能となり、運動障害のない人も便利に使えるということです。

1. 地震警報

日本では「緊急地震速報」が提供されていますが、ほぼ同様のサービスとしてGoogleでは昨年にAndroidを搭載した製品を利用して世界最大の地震検知ネットワークを構築し、地震を検知して地震で揺れる前に警告する地震警報システムを提供開始しました。無料で利用でき、被災地の人々は地震が発生する数秒前にアラートを受け取ることができるため、事前に備えることが可能となります。

最近、ニュージーランドとギリシャでこの地震警報システムをリリースしていましたが、新たにトルコやフィリピン、カザフスタン、キルギス共和国、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンで地震警報システムをスタートするとのこと。また地震の発生が多い国・地域での提供を優先しており、来年にはさらに多くの国・地域で利用できるようにしたいとしています。

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2. メッセージ

家族や友人、同僚などとの大量のメッセージがあるため、情報が失われがちですが、新たにメッセージアプリにて重要なメッセージにスターを付ける機能に対応し、すべての会話をスクロールしなくても後で簡単に見つけることができるようになるということです。使い方はメッセージを長押ししてスターを付けるだけ。

またスター付きのカテゴリーをタップすれば簡単に後で見返すことができるとのこと。スター付きのメッセージは今後数週間に渡って順次提供開始されます。なお、メッセージアプリでは新たにRCSにてエンドツーエンドの暗号化にも対応し、より安全に利用できるようになるとしています。



3. 絵文字ステッカー

今年5月に「最近使用した絵文字」という新しいセクションを導入しました。さらに今回、メッセージを入力すると、関連する絵文字の組み合わせがキーワードの上部に積極的に表示される機能が追加されます。これにより、最も頻繁に使用する絵文字を素早く挿入できるほか、内容に合わせた絵文字を簡単に入力できるようになります。

このメッセージに関連した絵文字の提案機能は現在、文字入力アプリ「Gboard」のベータ版で利用可能で、Android 6.0(開発コード名:Lolipop)以降を搭載する製品にて英語およびスペイン語、ポルトガル語で書かれたメッセージで利用できるよか、今年の夏にはすべてのGboard利用者に提供される予定となっています。

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4. 音声でお気に入りアプリを起動

Google アシスタントにて音声でより多くのアプリが起動できるようになり、お気に入りのアプリを開いたり、検索したりできるようになります。例えば、「ねぇ、Google、Capital Oneの請求書を支払います」と言ってアプリを直接起動してタスクを完了可能となります。その他の機能は「ねぇ、Google、ショートカット」と言って何ができるか確認してみましょう。



5. Voice Accessでパスワード入力や視線検出が改善

Voice Accessアプリにおけるパスワード入力や視線検出が改善され、パスワードフィールドを認識すると、音声で文字および数字、記号を入力できるようになります。例えば、記号の名前($を入力するための「ドル記号」など)を言うと、パスワードを安全に入力可能です。また現在、ベータ版である視線検出では画面を見ているときにのみ音声アクセスを機能させることができるため、友人との会話と電話の使用を自然に切り替えることができます。

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6. Android Autoでのカスタマイズと新機能追加

スマホなどから直接ランチャー画面をパーソナライズしたり、ダークモードを手動で設定したりするなど、Android Autoにおける体験がさらにカスタマイズできるようになることで使いやすくなります。またメディアアプリの新しいタブや「トップに戻る」、スクロールバーのAからZボタンを使用すると、コンテンツを簡単に閲覧できます。

さらにAndroid Autoを初めて使用する場合は数回タップするだけで車の操作をすばやく開始可能になるとのこと。その他にもドライブをするときに役立つ新しいエクスペリエンスを追加し、EV充電や駐車などに対応し、ランチャー画面からお気に入りのメッセージングアプリにアクセスでき、Whats AppやMessageなどのアプリから直接新しいメッセージを簡単に読んだり送信したりできます。

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記事執筆:memn0ck


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