OnwardMobilityが5G対応の物理キーボード搭載BlackBerryスマホの投入を断念!

OnwardMobilityは19日(現地時間)、同社がBlackBerryおよびFoxconn Technology Group(鴻海科技集団)傘下のFIH Mobileとともに「BlackBerry」ブランドの物理キーボードを搭載した5G対応スマートフォン(スマホ)を投入することを断念したと発表しています。

公式Webサイトでは「OnwardMobilityを立ち上げて以来、多大な支援を賜りましたことを心より感謝申し上げます。しかしながら、OnwardMobilityは事業を終了し、物理キーボードを備えたより安全なスマートフォンの開発が進められなくなったことを案内することは非常に悲しいことです」とお知らせされています。

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BlackBerryはディスプレイの下に小さなキーによるQWERTY配列の物理キーボードを搭載した携帯電話で人気となりましたが、全面タッチパネルのスマホ時代になって低迷し、一時はAndroidを搭載した「BlackBerry PRIV」などを投入したものの、その後、スマホを含む携帯電話端末事業から撤退しました。

その後、TCL Communication Technology Holdings(以下、TCL)がBlackBerryとブランドのライセンス契約を結び、QWERTY配列の物理キーボードを搭載したAndroidスマホ「BlackBerry KEYone」などを販売していましたが、これも2020年8月31日にライセンス契約が終了しました。

そうした中で新たにOnwardMobilityがBlackBerryとFIH MobileともにBlackBerryブランドの物理キーボード搭載の5G対応Androidスマホを2021年前半に投入するための契約を締結したと2020年8月に発表していました。その後、長らく音沙汰がありませんでしたが、今年1月に同社の公式ブログにて「私たちは死んでいない」という記事が掲載されましたが、最終的に開発が進まず、ついに投入を断念することが案内されました。




記事執筆:memn0ck


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