Google パスワード マネージャーのパスキーがiPhoneやiPadで利用可能に!

Googleは16日(現地時間)、同社が提供しているパスワード管理・運用サービス「Google パスワード マネージャー」( https://passwords.google.com/ )において新たにiPhoneやiPadでも「パスキー」を利用できるようになったとお知らせしています。対応OSはiOS 17以降およびiPadOS 17以降とのこと。

これにより、iPhoneやiPadのChromeでGoogle パスワード マネージャーでパスキーを作成し、他のGoogle パスワード マネージャーのパスキーに対応しているAndroidやChromeが利用可能な他のWindowsおよびmacOS、Linux、ChromeOSといったすべてのOS間で同期できるようになりました。

利用するにはiPhoneなどにて「設定」→「全般」→「自動入力とパスワード」の「自動入力元」にてChromeのスイッチをオンにして自動入力を有効にする必要があります。なお、iOS 16以前やiPadOS 16以前のChromeでは引き続いてiCloud キーチェーンにパスキーが保存されるということです。

02 03 04

Googleではスマホやタブレット、PCなどのどの製品でもお気に入りのWebサイトやアプリにログインするのはスマホのロック解除と同じくらい迅速かつ簡単であるべきだとし、パスキーを使えば、パスワードよりも安全で使いやすく、指紋や顔、画面ロックを使用してWebサイトやアプリに安全にログインできるため、パスワードのない未来に一歩近づくとしています。

Google パスワード マネージャーでパスキーを保存するにはパスキーを作成し、保存したパスキーにアクセスできるようにするためにGoogle パスワード マネージャーにてPINを設定する必要があり、PINによってセキュリティーがさらに強化され、パスキーがエンドツーエンドで暗号化され、Googleを含めて誰もアクセスできなくなります。なお、PINはデフォルトで6桁となっていますが、設定時に「PINオプション」を選択してより長い英数字のPINを作成することができます。

一方、新しい製品でパスキーを使い始めるときはGoogle パスワード マネージャーのPINまたはAndroid搭載製品の画面ロックのいずれかを知っておく必要があり、これらの復旧方法によって保存したパスキーに安全にアクセスし、新しいパスキーをAndroidおよびWindows、macOS、Linux、ChromeOSを搭載した製品だけでなく、iPhoneやiPadとの間でも同期できるようになります。なお、Google パスワード マネージャーはWebブラウザー「Chrome」やAndroidに便利に組み込まれているため、追加のアプリをインストールすることなく使いはじめることができます。


[Image] QRコードアプリ名:Google Chrome
価格:無料
カテゴリー:通信
開発者:Google LLC
バージョン:128.0.6613.146
Android 要件:10
Google Play Store:https://play.google.com/store/apps/details?hl=ja&id=com.android.chrome

btn_android


[Image] QRコードアプリ名:Google Chrome - ウェブブラウザ
価格:無料
カテゴリー:ユーティリティ
開発者:Google
バージョン:129.0.6668.46
互換性:iOS 16.0以降またはiPadOS 16.0以降が必要です。
App Store:https://itunes.apple.com/jp/app/id535886823?mt=8

btn_itunes




記事執筆:memn0ck


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
Google パスワード マネージャー 関連記事一覧 - S-MAX
Passkeys on Google Password Manager are now available on iOS | Blog | Chrome for Developers
Password Manager - Google