ノイキャン搭載インナーイヤー型ワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds 5」をレビュー!

イヤホンの中でインナーイヤー型は耳穴にひっかけるスタイルのため、開放感に魅力があるものの、外音の影響を受けやすいという欠点があります。一方で外音の影響を低くする機能としてノイズキャンセリング機能があります。一般的にノイズキャンセリングはイヤーピースを耳の穴に入れるカナル型に搭載されていることが多い機能ですが、昨今はインナーイヤー型にもノイズキャンセルを搭載している製品が登場しています。

そんなノイズキャンセリング機能を搭載したインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンとして小米技術日本(以下、シャオミ・ジャパン)から新製品「Xiaomi Buds 5(型番:M2341E1)」(Xiaomi Communications製)が2024年10月10日(木)に発売されました。価格(金額はすべて税込)はオープンながら希望小売価格および公式Webサイト( https://www.mi.com/jp/ )内の公式Webストアでは11,480円となっています。今回、シャオミ・ジャパンよりお借りしまして実際に試してみたので使い心地などを紹介したいと思います。

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Xiaomi Buds 5のイヤホンと充電ケース

Xiaomi Buds 5はシャオミ・ジャパンが展開する「Xiaomi」ブランドにおける完全ワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds」の最新機種で、インナーイヤー型でありながらもアクティブノイズキャンセリングを搭載し、オフィスなど屋内での雑音や屋外での騒音を低減して純粋なオーディオ環境を提供する製品となっています。カラーはグラファイトブラックおよびセラミックホワイト、チタングレーの3色がラインナップされています。

イヤホンの重量は片耳で4.2gで、形状は耳にしっかりとフィットするデザインになっています。また充電ケースの重量36.6gで、イヤホンを合わせた重量は45gとなります。バッテリー持続時間はアクティブノイズキャンセリングなどオフにした場合、イヤホン単体で最大6.5時間、充電ケースと併用すると39時間で、10分間の急速充電で2時間使用できます。なお、バッテリー容量はイヤホン単体が35mAh、充電ケースが480mAhです。

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Xiaomi Buds 5のイヤホンは片耳4.2g。色はセラミックホワイト


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充電ケースに収納した様子

サイズはイヤホンがそれぞれ約30×20.16×17.18mm、充電ケースが約53.9×53.2×24.5mmで、イヤホンはIP54等級の防滴。防塵に対応しています。またイヤホンは充電ケースに収納すれば充電でき、充電ケースは搭載するUSB Type-C端子によって充電します。なお、USB Type-C端子の横にペアリングで使用するボタンを搭載しています。

また高音質な音楽再生に対応しており、ドライバーは11mmデュアルマグネットドライバーを内蔵し、応答帯域周波数は16Hz~40kHzでパワフルな低音とワイドな音域となっています。さらにブラックポリマーコーティングを施して高音域を最適化しています。高音質なQualcomm aptX LosslessおよびHi-Resオーディオ対応しており、ワイヤレス接続はBluetooth 5.4で、BluetoothプロトコルはBluetooth Low Energy、HFP、A2DP、AVRCPとなっています。

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Xiaomi Earbudsアプリでノイズキャンセリングとアクティブノイズキャンセリングをオンの例

スマートフォン(スマホ)など向け「Xiaomi Earbuds」アプリ(Android 6.0以降対応、iOS 14.0以降対応)を用いれば、ノイズキャンセリング機能やイコライザー設定、Spotify Premium利用などの機能を調整ができます。ノイズキャンセリングをオンにすることによってスマートブロードバンド機能と合わせて外音をカットした没入感のある音楽再生が可能です。

またイコライザーとして「Harman AudioEFX」を搭載しており、内蔵3Dオーディオとの組み合わせで空間が広がる音楽再生となります。3Dオーディオは内蔵のセンサーで頭部の位置を特定してトラッキングも可能です。なお、イコライザーはHarman AudioEFX以外にプリセットイコライザーが用意されています。

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Xiaomi Earbudsアプリのイコライザー設定画面

またオーディオ設定にてアダプティブサウンドをオンにすることで音楽の最適化がされます。その他にイヤホンのジェスチャーによる操作設定が可能です。さらに追加設定として装着検出、デュアル接続、着信に自動応答、イヤホン名を変更に対応しています。

通話に関してはAIノイズリダクション搭載トリプルマイクにて風速12m/sの風に対応と通話中の周囲の雑音にフォーカスして除去によってクリアな通話が可能です。またユニークな機能として録音機能を搭載しています。さらにXiaomi HyperOS搭載のスマホなどではXiaomi Buds 5を写真撮影や動画撮影のリモコンとして利用が可能です。

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Xiaomi Earbudsアプリのアダプティブサウンドをオン


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ジェスチャー設定


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追加設定

実際にXiaomi Buds 5を使ってみると、ノイズキャンセリングとアダプティブサウンドの機能が想像以上に効くことに驚きます。イヤホン装着後はノイズキャンセルが弱めですが、しばらくするとノイズキャンセル効果が大きくなり、迫力ある音楽再生に変わります。

またHarman AudioEFXによるイコライザーで音の厚みが出て、3Dオーディオの設定でライブ会場のような広がりを感じることができます。今までインナーイヤー型のイヤホンでは感じることがなかった音楽体験ができると感じました。そのため、音楽再生にこだわりがあり、インナーイヤー型を利用したい人にオススメなモデルなのではないでしょうか。







記事執筆:伊藤浩一


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