1インチ広角+中望遠デュアルレンズ搭載ポケットジンバルカメラ「DJI Osmo Pocket 4P」を試す!シネマチックVlogにオススメ【レビュー】


ポケットジンバル搭載デュアルカメラ「DJI Osmo Pocket 4P」をレビュー!

ジンバルカメラの普及で日常を映像で記録する「Vlog」がより手軽に撮影できるようになりました。特に移動しながら撮影してもジンバルで手ブレを防ぐことができるため、動画のクオリティーが大幅に上がります。そんなジンバルカメラで人気の「DJI Osmo Pocket」シリーズから新商品としてデュアルレンズを搭載し、さらに高度なVlog撮影が可能な「DJI Osmo Pocket 4P」が2026年6月29日(月)に発売されました。

販路はDJIの公式Webサイト( https://store.dji.com/jp/ )内の公式Webストアのほか、Amazon.co.jpや楽天市場、Yahoo! ショッピング、ビックカメラ、ヨドバシカメラなどのECサイトや量販店などとなっており、価格(金額はすべて税込)はオープンながら希望小売価格および公式WebストアではOsmo Pocket 4P スタンダードコンボが99,000円、Osmo Pocket 4P Vlogコンボが113,300円となっています。またカラーはクラシックブラックとパールホワイトの2色が用意されています。

なお、スタンダードコンボはジンバルカメラ本体やOsmo Pocket 4 補助ライト、Osmo Pocket 4 ハンドル(1/4インチねじ穴付き)、キャリーポーチ、USB-C PDケーブル(USB 3.1)が同梱しており、Vlogコンボはジンバルカメラ本体やMic Mini 2トランスミッター、Osmo Pocket 4 補助ライト、Osmo FrameTap、Osmoミニ三脚、Osmo Pocket 4 ハンドル(1/4インチ ねじ穴付き)、キャリーバッグ、キャリーポーチ、USB-C PDケーブル(USB 3.1)などが同梱されています。

本記事ではそんなDJI Osmo Pocket 4PをDJIの日本法人であるDJI JAPANよりご提供いただき、実際に試すことがましたのでその模様を紹介したいと思います。


DJI Osmo Pocket 4P Vlogコンボのパッケージ

DJI Osmo Pocket 4Pはポケットジンバルカメラでは人気シリーズとなっているDJI Osmo Pocketシリーズの最新機種で、新たに1インチセンサーの広角カメラに加え、中望遠カメラを追加したデュアルレンズを搭載しており、目の前に広がる街並みから繊細なポートレートまでを自在に映画のようなシネマティックな映像表現を可能にします。またデュアルカメラを搭載していますが、約230gと軽量コンパクトになっており、以前に紹介したシングルカメラ搭載の「DJI Osmo Pocket 4」が約190gでではあるものの、実際に持った印象としては重量感がほぼ変わらずに操作可能でした。

操作方法はタッチ画面を回転させると電源が入り、すぐに録画を開始でき、さらにジェスチャー操作に対応しているため、、手のひらを向けてアクティブトラックを起動するか、「V」サインを見せて録画を開始します。また撮影データは内蔵ストレージ(103GB)に加えて外部ストレージスロットとしてmicroSD/microSDHC/microSDXCカード(最大1TB)に対応しています。データの転送はUSB 3.1にて最大秒速800MBの有線転送速度にて瞬時のエクスポートが可能で、スマートフォン(スマホ)など向けアプリ「DJI Mimo」(以下、DJI Mimoアプリ)による無線LAN(Wi-Fi)によるワイヤレス転送も高速で実用度が高くなっています。


DJI Osmo Pocket 4P Vlogコンボの同梱物

DJI Osmo Pocket 4P(左)とDJI Osmo Pocket 4(右)。どちらもタッチ操作に対応した2.0インチ556×314ドットOLED(有機EL)ディスプレイ(最大輝度1000nits)を搭載しています

DJI Osmo Pocket 4Pはデュアルカメラ搭載に。サイズは約159.5×63.3×33.5mm

メインカメラは新設計の1インチCMOSセンサーを採用した35mm判換算で焦点距離20mmの広角レンズ(絞り値F2.0)を搭載しており、最先端のLOFIC技術によって7ストップのダイナミックレンジで最大4K/240fpsの動画撮影に対応し、ハイエンドのシネマカメラのように都市の夜景や夕焼け、逆光でのポートレートなどのようなコントラストの高いシーンを美しく撮影できます。

もう1つのカメラは1/1.28インチCMOSセンサーを採用した高解像度・大口径の35mm判換算で焦点距離60mmの中望遠レンズ(絞り値F1.8)を採用し、ポートレート撮影に適しており、光学3倍および最大12倍ズームにも対応しています。これにより、被写体を際立たせながら美しいボケ効果によるシネマティックな映像表現が可能になります。また4K/240fpsで最大8倍の高精細スローモーション映像や高度な3軸メカニカルジンバルで滑らかで安定した映像の撮影、ActiveTrack 8.0にて12倍ズームでも動きのある被写体をフレームの中心に捉えるなど、Vlog撮影に特化した機能を搭載しています。


ズーム作例(静止画1倍、3倍、6倍、9倍)

さらに新たに撮影用カラープロファイルとして「D-Log2」に対応しまし、映像のハイライト(明るい部分)とシャドウ(暗い部分)の情報を極めてフラットな状態で記録してポストプロダクションでの高度なカラーグレーディングを可能です。なお、D-Log2は広角レンズだけ対応のため、ズーム撮影を行う場合は従来のD-Logを利用する形となります。またD-Log2およびD-Logに対応したカラープロファイルはDJIの公式Webサイトで公開されており、動画編集ソフトやDJI Mimoアプリにて適用が可能です。


DJI MimoアプリでD-Logにカラープロファイルを適用したところ

動画作例(D-Logにカラープロファイル適用例)。ジンバルは最大可動速度が秒速180°、角度ぶれ範囲が±0.005°で、可能範囲がパンで-235°〜58°(操作)および-240°〜90°(機械的)、チルトで-125°〜58°(操作)および-130°〜90°(機械的)、ロールで-45°〜45°(操作)および-85°〜62°(機械的)

DJI Osmo Pocket 4Pは動画だけでなく、静止画についても機能が充実しており、静止画は最大3700万画素(6144×6144ピクセル)の高解像度写真の撮影が可能で、4Kライブフォト機能を搭載してため、写真ごとに撮影前後1.5秒のクリップを自動記録できます。またシャッター速度は静止画では広角カメラおよび中望遠カメラともに1/16000〜4秒となっています。


DJI Osmo Pocket 4Pの静止画の作例

一方、電池持ちについては内蔵バッテリーは1545mAhを搭載しており、フル充電時に最大210分の駆動が可能で、急速充電18分にて80%まで充電できます。またオプションの「Osmo Pocket 4 バッテリーハンドル1080mAh」を付けることによって稼働時間をさらに延ばすことができます。


Osmo Pocket 4 バッテリーハンドル1080mAhを付けた例

Vlog撮影時はVlogコンボに付属している「Mic Mini 2トランスミッター」や「Osmo Pocket 4 補助ライト」、「Osmo FrameTap」、「Osmoミニ三脚」を活用すると非常に便利で、音声録音をする場合には本体内蔵のマイク(3つ)でも収録はできますが、Mic Mini 2トランスミッターを使えば、よりクリアな音声が録音できます。またOsmo FrameTapを使うと、三脚で固定して離れた場所に設置したDJI Osmo Pocket 4Pをリモートで操作が可能になりますし、夜間の自撮り撮影ではOsmo Pocket 4 補助ライトが便利です。


Mic Mini 2トランスミッター、Osmo Pocket 4 補助ライト、Osmo FrameTap、Osmoミニ三脚の利用例

Vlog撮影で欠かせないのがフィルターで、Osmo Pocket 4専用のフィルターとして「Osmo Pocket 4P NDフィルターセット」(通常価格8,800円)、Osmo Pocket 4Pブラックミストフィルター(通常価格8,800円)が用意されています。明るいシーンでシャッター速度が速くなると、動画がスムーズに録画できないため、NDフィルターを利用してシャッター速度を落とす方法があります。またポートレートや夜景撮影などで柔らかい雰囲気で撮影するのはブラックミストフィルターがお勧めです。


Osmo Pocket 4P NDフィルターセットとOsmo Pocket 4Pブラックミストフィルター

DJI Osmo Pocket 4Pを実際に利用すると、デュアルカメラの使いやすさに驚きました。広角20mmから12倍ズームまでがブレのない高解像度で動画を撮影することができるため、ちょっとした旅の動画でもシネマチックな仕上がりになります。特にポートレート撮影やあ机の上などでの料理の撮影、さらに遠景撮影はデュアルカメラの恩恵が大きく作用し、従来のDJI Osmo Pocketシリーズとは違ったワンランク上のVlogが撮影可能です。

また静止画も高解像度な写真撮影が可能なため、スマホやミラーレスカメラなどの代わりに利用することもでき、動画だけでなく静止画で幅広く活用できるDJI Osmo Pocket 4Pは日常スナップから旅行などのVlogまで広く活用でき、手軽にシネマチックな映像や記憶に残る写真を撮影したい多くの人にオススメできると感じました。

記事執筆:伊藤浩一

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