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秋吉 健のArcaic Singularity:突然の通信途絶、あなたはどうする?NTTドコモの輻輳障害から通信ネットワークと私たちの生活との関係を考える【コラム】


NTTドコモの輻輳障害について考えてみた!

既報通り、NTTドコモの携帯電話サービスにおける音声通話およびデータ通信にて利用しづらい事象が全国規模で10月14日17時頃より発生し、事象の原因となった位置登録不可の影響範囲は推定で約200万ユーザーだと発表されました。

その後、音声通話およびデータ通信にて利用しづらい状況は翌10月15日5時5分に5G/4Gネットワークでは回復し、さらに復旧が遅れていた3Gネットワークでも10月15日22時00分にすべて回復したということです。

今回起きた事象は通信ネットワークの「輻輳」と呼ばれるもので、通信量過多による混雑に起因するものです。そしてその混雑が発生した理由は、IoT機器向けの設備を新しい設備へと変更する際に不具合が生じ、再び古い機器へと切り戻す(元に戻す)ための作業を行う段階で発生したものでした。

原因や発端はどうであれ、こういったネットワーク障害による通信不能は私たちの生活に大きく影響するようになりました。その影響力はわずか5年前と比較しても相当に多大なものとなっています。私たちの生活はどこまで通信ネットワークに依存し、通信ネットワークなしでは生きていけない生活となっているのでしょうか。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はNTTドコモの輻輳障害から、私たちの生活と通信ネットワークの関係について掘り下げていきます。

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NTTドコモが3Gサービス「FOMA」を2020年代半ばに終了する方針を明らかに!2020年春に5G導入で1兆円投資で、維持費などのコスト削減などへ


docomoが3Gサービス「FOMA」を2020年代半ばに終了へ!

NTTドコモは31日、都内にて「2019年3月期 第2四半期決算発表」の説明会を行い、登壇した同社 代表取締役社長の吉澤和弘氏が3G(第3世代携帯電話システム)サービス「FOMA(フォーマ)」について「できれば、2020年代半ば終了したい」という方針を明らかにしました。

これにより、早ければ2025年頃にFOMAのみに対応する製品が使えなくなることが判明しました。同社では来年の2020年に次世代の「5G(第5世代携帯電話システム)」を導入予定で、その後、2世代前の3Gをシュリンクしていくことになります。

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iPhone 7・7 Plusが1.5GHz帯に対応してより快適に!NTTドコモ、下り最大512Mbpsサービスを2017年3月から開始――対応端末は2017年冬春モデルとして投入か【レポート】

NTTドコモが2017年3月から国内最速下り最大512Mbpsを導入予定!

NTTドコモ(以下、ドコモ)は13日、都内にて「ドコモのネットワークに関する説明会」を開催し、2017年3月から受信時国内最速の下り512Mbpsサービスを提供開始すると発表した。

説明会冒頭では数日後の9月16日に発売予定だった新しいスマートフォン(スマホ)「iPhone 7」および「iPhone 7 Plus」が新たにNTTドコモが利用している1.5GHz帯(Band 21)に対応しており、全国でより快適に利用できることをアピールした。なお、iPhone 7およびiPhone 7 Plusは東名阪約360都市を下り最大337.5Mbps超で通信可能とする「PREMIUM 4G」に対応している。

同社では今年3月の発表で2017年度内に500Mbps超とするロードマップに触れていたが、今回はその500Mbps超を実現するための具体的な施策について説明が行われた。


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NTTドコモがiPhone 6sとiPhone 6s Plusで対応する下り最大262.5Mbpsの「PREMIUM 4G」について「ネットワーク説明会」を開催!11月には下り最大300Mbpsも提供予定【レポート】

NTTドコモ 受信最大262.5MbpsのPREMIUM 4GをiPhone 6s、iPhone 6s Plusから

NTTドコモは15日、都内にて「ネットワークに関する説明会」を開催し、すでに先日9月10日に発表した「PREMIUM 4G」を下り(受信時)最大262.5Mbpsに9月25日より高速化するほか、今年11月には3つの周波数帯を束ねて下り最大300Mbpsに高速化することを発表した。

PREMIUM 4Gは2015年3月に開始したLTE-Advancedの技術要素「キャリアアグリゲーション(CA)」を利用した高速通信サービスで、下り最大225Mbpsで提供しているが、9月25日に発売される「iPhone 6s」および「iPhone 6s Plus」から東名阪地区においてさらに高速な下り最大262.5Mbpsになる。また11月から開始される下り最大300Mbpsは対応機種は今後発表される見込み。

現在、PREMIUM 4Gに対応する製品は2015年3月以降に発表された機種(一部除く)のみで、まだまだこれからという施策だが、さらにiPhone 6sとiPhone 6s Plusの2機種と対応製品が絞られることになった今回新たに始まる下り最大262.5Mbps以降のPREMIUM 4Gの狙いについてレポートしていく。

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NTTドコモ、通信集中エリアを快適にする「高度化C-RAN」の屋外商用環境での検証に成功!LTE-Advancedの効果的な展開による無線容量の拡大と通信速度の向上を実現



NTTドコモは5日、携帯電話の利用者が密集する場所において、無線容量の拡大と通信速度の向上を実現する「高度化C-RAN」の屋外商用環境での検証を実施し、2015年2月3日(火)に35MHz帯域幅を用いて受信時240Mbpsのデータ通信に成功したと発表しています。

高度化C-RANを2015年3月に提供開始を予定している「LTE-Advanced」のネットワークに適用することで、駅周辺や大規模商業施設等の通信量が特に多い地域においてもより快適で安定した高速通信を利用できるようになるということです。

NTTドコモは2013年2月に「高度化C-RANアーキテクチャ」を提唱し、実用化に向けた装置開発を進めてきましたが、今回の検証は「キャリアアグリゲーション(CA)」技術によって最大300Mbpsの通信が可能なUE Category 6に対応した機種を用いて、2014年11月より横須賀地区で実施してきたとのこと。

今回の検証を通じて、高度化C-RANの有効性を確認できましたので、今後、商用ネットワークへの展開を順次進めていくとしています。

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