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通信障害

秋吉 健のArcaic Singularity:FOMAの悪夢再び?大都市を襲うNTTドコモの通信品質低下は何故起こるのか。3つのキーワードとともに考える【コラム】


NTTドコモの通信品質の低下について考えてみた!

既報通り、NTTドコモは26日、オンラインにて「5Gネットワーク戦略に関する記者説明会」を開催しました。内容はユースケースの拡大についても説明されましたが、質疑応答では一部の混雑エリアにおける通信途絶や通信速度低下といった直近の同社の携帯電話ネットワークにおける通信品質の問題への対応策が中心となりました。

これらの通信品質の問題は首都圏でも超過密地域や通勤通学ラッシュの激しい地域に住んでいる方々以外にはあまりピンと来ないかもしれませんが、平日の通勤ラッシュの時間帯やお昼時など、山手線圏内ではNTTドコモの携帯電話回線がパンク(逼迫)状態になる(通信が極端に滞る)ことが多々あるのです。

この事象についての現在の対応状況や今後の取り組みが説明されたのですが、その内容は非常に根の深い面倒な問題であることを示唆していました。

何故通信回線がパンクしてしまうのでしょうか。また解決への取り組みはどのように行っていく予定なのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回は3つのキーワードを取り上げ、技術的な面からNTTドコモの通信ネットワークの状況改善への道筋を探ります。

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秋吉 健のArcaic Singularity:こんなこともあろうかと!KDDIとソフトバンクが提供を発表したデュアルSIMサービスについて考える【コラム】


KDDIとソフトバンクのデュアルSIMサービスについて考えてみた!

既報通り、KDDIおよびソフトバンクは2日、1台のスマートフォン(スマホ)に2つの通信回線契約を登録できる「デュアルSIM」機能を活用した新たな通信料金プラン(サービス)の提供を2023年3月下旬以降より開始すると発表しました。

スマホや通信の仕組みに多少詳しい人であればデュアルSIM機能については説明不要だと思いますが、それ故に「どうしてユーザーが設定できることを通信キャリアが行うんだ?」や「ただの設定サービスなのか?」と不思議に思った人もいるかも知れません。

KDDIとソフトバンクが今回発表した内容は簡単にまとめると「災害や事故などで自社通信網を使えなくなった場合に他社通信網を使って通信環境を維持するための緊急回線用SIMを提供する」(平時も利用可能)というものです。

強靭な自社通信網を持つ大手移動体通信事業者(MNO)がなぜこのような施策を発表したのでしょうか。またその背景には何があるのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はKDDIとソフトバンクによるデュアルSIMサービス提供について考察します。

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秋吉 健のArcaic Singularity:通信障害は日常茶飯事の出来事!? 通信設備の保全・監視の実態や通信の仕組みについて考える【コラム】


通信障害の実態と対策状況について考えてみた!

先週は何かと通信関連でニュースの絶えない週でした。8月24日にはKDDI回線において障害が発生し、au、UQ mobile、povo、au回線利用事業者の音声通話、ホームプラス電話、ホーム電話、SMS送受信などが45分間利用しづらい状況が発生したほか、8月25日にはNTT西日本のフレッツ光ネクスト、フレッツ光ライトを契約する、大阪を除く関西や東海・北陸の一部の地域で約6時間にわたって通信しづらい状況が発生していました。

いずれも機器(設備)の故障によるもので、故障設備の切断及び交換、回線の切り替えなどで対応が行われ、8月26日(金)18時時点では完全に復旧しています。

普段何事もなく通信を利用していると、通信できることは当たり前であり通信障害や設備故障など万が一にも起こしてはならないことだろうと極論で語りたくなりがちですが、実際には毎日何十・何百という通信障害や設備故障が発生しているのです。

通信障害が日々当たり前のように発生しているにもかかわらず、私たちユーザーがそれを体感せずに過ごせているのは何故でしょうか。また私たちは通信障害とどのように向き合っていくべきなのでしょうか。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回は通信障害の実態と対策について解説します。

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秋吉 健のArcaic Singularity:高度情報通信社会時代の受難。大規模au通信障害から社会の抱えるリスクと取るべき行動を考える【コラム】


KDDIの大規模通信障害について考えてみた!

既報通り、2022年7月2日(土)から7月4日(月)に掛けてKDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス向け通信設備において大規模な障害が発生しました。みなさんの中にも障害の影響を受けた方は数多くいらっしゃるでしょう。

同社が提供する携帯電話サービス「au」や「UQ mobile」、「povo」を直接契約していた人はもちろんのこと、au回線の仮想移動体通信事業者(MVNO)や楽天モバイル向けau回線ローミング、さらにはau回線を通信インフラとして活用している交通機関や物流(宅配)、自動車、銀行など、さまざまな社会活動で大きな制限や停止が起こり、回線契約がないにも関わらずその影響を強く受けた人は数多くいたものと思われます。

大規模な通信障害と言えば、最近では2021年10月にNTTドコモが起こし延べ約1290万人に影響を与えた通信障害がすぐに思い出されますが、あれからわずか8~9ヶ月でのさらなる巨大事故発生となりました。

なぜ今回の通信障害は防げなかったのでしょうか。私たちユーザーは通信障害発生時にどうすべきなのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はKDDIの大規模通信障害から、現代社会と通信インフラの深い関係性や、障害発生時に私たち一般人が行うべきこと、そして通信キャリアに求められる対応や施策を考察します。

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イー・モバイルのネットワークに障害発生!都内の一部エリアで音声とデータ通信サービスが利用しづらい状況に(復旧済み)


東京都内の一部エリアでサービスが利用しづらい障害が発生

イー・アクセスは2日、同社が提供する携帯電話サービス「イー・モバイル」において、2日の13:46から、東京都内の一部エリアで音声とデータ通信サービスが利用しづらい状況が発生していることを公表した。

ネットワーク障害については16:40時点でも継続して発生しており、現在復旧作業中とアナウンスしている。

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