華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)から最上位のフラグシップモデルとして12月16日に発売されたSIMフリースマートフォン(スマホ)「HUAWEI Mate 9(以下、Mate 9)」(Huawei Technologies製)。
ライカと協業したダブルレンズカメラの魅力もさることながら、ARMの最新設計を採用したオクタコアCPU「Kirin 960」を初搭載した非常にスペックの高い製品となっています。
そこで今回は、ベンチマークアプリ使ってMate 9でテストし、同じくファーウェイの今年前半のフラッグシップスマホ「HUAWEI P9(以下、P9)」と比較してみましたのでご覧ください。
・使用するベンチマークアプリ
今回検証に使用するベンチマークアプリは、端末の総合的な性能を計測するベンチマークアプリの定番、「AnTuTu Benchmark」と「PC Mark」。そして、ゲームなどで重要な3D描画(レンダリング)能力をテストする「3DMark」。そしてCPUをシングルコアとマルチコアの性能を個別に計測する「Geekbench 4」の4つのアプリを使って計測を行いました。
・まずは端末の性能を確認
スペック情報を確認ができるアプリ「CPU-Z」で表示したのが上の画像になります。改めてMate 9とP9のスペックを確認してみましょう。
Mate 9はCPUにARM最新の設計を基に開発したこの世代CPUとしては現時点(2016年12月時点)では唯一のCPUであるKirin 960(4 x 2.4GHz A73 + 4 x 1.8GHz A53の8コア)を搭載し、内蔵メモリー(RAM)は4GB。画面解像度は1080×1920のフルHDとなっています。
対して、P9はCPUに「Kirin 955」(4 x 2.5GHz A72 + 4 x 1.8GHz A53の8コア)搭載で、RAMは3GB、画面解像度は同じく1080×1920のフルHDです。
ディスプレイサイズはベンチマークのスコアに差が出るものではないので、省略。両機のマシンスペック上での違いはCPUとRAMの容量が異なるため、この辺りの点でスコアに違いが出てくると予想できます。
・「Geekbench 4」でCPU性能の差を数値化して比べてみる
まずは、CPUの性能をシングルコアとマルチコアの両方数値を個別に計測するGeekbench 4でテストしてみました。
シングルコア、マルチコアどちらもMate 9の方が高くなっており、CPUの世代が1つ進むと大きく変わっているのがわかります。特にマルチコアのスコアが大差でP9に勝っており、公式での謳い文句「マルチタスクを得意とする」に偽りのない説得力のあるものとなっています。
・「AnTuTu Benchmark」と「PC Mark」で全体的な性能をチェック
続いて、総合性能を調べることができる定番のベンチマークアプリのAnTuTu BenchmarkとPC Mark」で両者の性能の違いを見てみましょう。
Mate 9のスコアは136803点に対しP9は96833点と大きな差が出ました。内訳を見てみると、P9よりも1GB多いRAMの違いもありますが、「3D」の項目では倍以上のスコアを付けています。
実際、ベンチマーク計測中の動作の滑らかさは一目瞭然でMate 9はまったくカクつきのない非常に滑らかな動きをしていました。
ランキングを見てみると、Mate 9は15位と相当上位に喰い込む好成績です。誤差程度の違いながらZTEのハイエンドモデル「AXON 7」やサムスン電子の「Galaxy S7 edge」を上回る位置につけています。ちなみに11位のSM-N9300はサムスン電子の「Galaxy Note7」のこと。
Mate 9は堂々の6510点で、ランキングに登録されている全端末を追い抜くスコアとなっていました(というよりも、PC Markのスコアに6000オーバーの製品がまだ登録されていない)。一方、P9も5400点超えと非常に高いのですが、Mate 9のスコアには驚きでした。
これでMate 9の総合能力が非常に高いレベルにあることが確認できたと思います。
・3Dレンダリング能力を「3D Mark」でテストする
ゲームや3Dコンテンツなどでは非常に重要な3Dレンダリング性能を調べるベンチマークアプリの3D MarkではMate 9はP9の倍以上の大差のスコアをつけました。
ただ、Mate 9のSoC(CPU/GPU)が新しすぎるためか、それともグラフィックドライバがまだ未成熟なのかは不明ですが、影の処理がきつ過ぎて見づらく感じる場面がありました。画像描画自体は圧倒的に早く滑らかなので、この辺りが今後のアップデートなどで改善していけばと思います。
・Mate 9とP9のベンチマーク比較総評
まず、前提としてP9もハイエンドに相応しい数値を出した高性能なスマホであるということを忘れてはいけません。
その上で、Mate 9は刷新された次世代の新CPUを搭載し、大容量の4GB RAMを持つファーウェイの最上位モデルとしてP9を大きく上回るベンチスコアを叩き出しました。
今、勢いに乗っているファーウェイが自信を持って送り出したフラグシップに相応しい非常に高い性能を持ったスマホに間違いありません。
3Dのレンダリングの処理の部分に点数では評価できない処理の問題も見られましたが、ファーウェイは積極的にアップデートを行っていくメーカーなので、この辺りの改善も期待できると思います。
まずは触ってみてください!鮮やかに撮れるダブルカメラがどうしても注目されがちですが、動作や性能、ゲームを遊ぶ点においても文句なしの快適さですよ!!
アプリ名:AnTuTu Benchmark
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:AnTuTu
バージョン:端末により異なります
ANDROID 要件:端末により異なります
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.antutu.ABenchMark
アプリ名:PCMark for Android Benchmark
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:Futuremark Oy
バージョン:2.0.3706
ANDROID 要件:5.0以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.futuremark.pcmark.android.benchmark
アプリ名:3DMark – The Gamer’s Benchmark
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:Futuremark Oy
バージョン:1.6.3428
ANDROID 要件:4.0以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.futuremark.dmandroid.application
アプリ名:Geekbench 4
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:Primate Labs Inc.
バージョン:4.0.3
ANDROID 要件:5.0以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.primatelabs.geekbench
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