53b2c012.jpg

FMV_LOOXの流れを組む移植のケータイ現る!

2011年5月16日、NTTドコモは新サービス・機種発表会にてスマートフォン用OSではなく通常のPC用Windows7(Homepremium)と通常の音声端末のOSの両方を搭載した異色の端末、「F-07C」を発表しました。
今記事ではF-07Cの外観を中心のレポートをお伝えします。

702ec683.jpg

ガラケーでもあり「PC」でもあるF-07C


F-07Cはガラケー(フューチャーフォン)と32ビット版Windows7の両方をひとつの筺体に収まっており、ボタンひとつでガラケーモードとWindowsモードを切り替えて利用することの可能な非常に珍しい端末です。

基本スペックは以下の通り
外形…約125(横)×61(縦)×19.8(厚)mm
画面…約4インチWSVGA(1024×600)静電式タッチパネルTFT液晶
CPU…intel 「Atom」1.20GHz(ただし実動は半分程度の周波数)
カメラ…フォトライト付約510万画素CMOS(外側カメラ)・約32万画素CMOS(インカメラ)
OS…32ビット版MS Windows7 HomePremium SP1
本体メモリ…1GB(増設不可)
内部ストレージ…eMMC形式SSD32GB(NTFSフォーマット・リカバリ等の領域で約8.2GBを占有)
外部ストレージ…microSD(2GBまで)・microSDHC(32GBまで)
通信方式…3G&GSM
       Bluetooth(ケータイモードのみ)
       IEEE802.11b/g/n無線LAN(Windowsモードのみ)
       赤外線通信(ケータイモードのみ)

MicroSoft_Office Personal2010標準搭載(2yearライセンス版)
本体カラー…BavyBlack


本体外観
7732968e.jpg

本体天面。キーロックボタンやカメラキーの他、Windowsモードとケータイモードを切り替える「切り替えボタン」があります。

29ab0d60.jpg
022adc53.jpg
本体底面。充電用接点の他にも専用クレイドル(オプション)との接続端子がカバーで隠れています。

506757fb.jpg

本体裏側。カメラやオサイフケータイユニットにintelやWindowsシールの他、富士通のモバイルPCではお馴染のLOOXの刻印が確認できます。

ac2bf46e.jpg
bfee224f.jpg
本体左右側面。ストラップホールや充電用microUSB端子があります。
尚、Windowsモード時はUSB端子は充電用でホストケーブルを介して他の機器を接続することは出来ません。


コンセプトの近い他の端末と比較してみる

3b5694c0.jpg
acdfce6c.jpg
WILLCOM D4(WS016SH)と並べて比較してみたところ
スライド型でフルキーボードのWindows搭載端末という共通点を持つWILLCOM D4と比べたところ。
画面サイズは一回り違う程度ですが、ポインティングデバイスの位置やキーボードの大きさなどから、F-07Cはかなりコンパクトにまとめられていることがわかります。
また重量は約218g程度と非常に軽量です。

941e09ec.jpg

厚みの比較(WILLCOM D4 Lバッテリー装着時との比較)

本体の厚みもF-03Cはファンレスの為、薄くなっています。
連続駆動時間はバッテリーの大きさの面でWindows駆動時はF-03Cの方が短いもののケータイモード時では、他のドコモ音声端末に比べて大容量なバッテリーの恩恵により連続通話時間が非常に長くなっています。(3Gで約370分・GSMでは約440分)


QWERTYキーボードとポインティングデバイス

・キーボードの押し心地は?
F-07Cは本体の底面側を手前にスライドすることでトラックボール付のQWERTYキーボードが現れます。
1fa096d7.jpg

カチカチとしたクリック感のあるキー

実際に押してみるとXperia miniProのようなクリック感のしっかりとした押し心地のキーボードです。
クリックキーもキーボード左上付近に配置されており使い心地は十分な印象です。

・ポインティングデバイス
c7ea5ff3.jpg

小さいながらもよくできたトラックボール

F-07Cは静電式タッチパネルの他、キーボードの左側にトラックボールが配置されています。
トラックボールは押しこむことで左クリック、長押しで右クリックとして動作します。
トラックボールは小さめなものの反応は良好でなめらかです。


外観編はここまでです。
後程、Windows編を執筆します。


記事執筆:河童丸


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
F-07C製品ページ