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先日3日、ドコモショップでの購入事前予約が始まった「MEDIAS LTE N-04D」(NECカシオモバイルコミュニケーションズ製、以下「NECカシオ」)。あくまで自分周囲の話ではありますが、結構注目度は高いようで、「予約した」という声もちらほら聞きます。
そんなMEDIAS LTE N-04Dですが、国産スマートフォンとしては2機種目、そしてNECカシオとしては初めてのLTE規格の高速データ通信サービス「Xi(クロッシィ)」に対応したスマートフォン。やはり、LTEエリア内での通信速度が非常に気になるところです。
そこで、お借りした試作機を使って、東京の大動脈たる山手線で、FOMA(3G)ではパケット通信が困難になりがちな駅を中心にホーム上でスピードテストをしてきました。
計測アプリはSPEEDTEST.NETで、サーバーは比較的安定しているIizukaサーバーを使いました。果たして、FOMAと違って快適な通信はできるのでしょうか……!?
早速、結果を紹介していきたいと思います。
まずは、本当の意味での山手線※の終点、田端駅。ここはそこまでFOMAの通信に詰まる場所ではないのですが、乗り込む駅、ということで速度を計測しました。
速度だけ見るとそんなに“高速”ではありません。人によっては「あれっ、Xiって高速通信できるんじゃ?」と思われがちなのですが、LTEの最大の利点は低遅延。応答(PING値)の速さなのです。
FOMAではほぼ考えられない63ミリ秒を記録しました。Webサイトでリンクをクリックしたり、Twitterのタイムラインを取得したりするときに、この差は通信速度の以上に体感できると思います。
慢性的にFOMAではパケット通信しづらい感のある池袋駅に来てみました。LTEの電波を掴んでさえいれば、この通り低遅延で、そこそこの速度で通信できます。
FOMAにおいては、池袋駅以上の「鬼門」である新宿駅。iモードであれば比較的つながるのですが、spモードでは、何もしないでも突然パケット通信ができなくなることがあるという悩みによくさいなまれています。夕方ごろでこれですから、いわゆる花金はさらに悪くなります。
しかしながら、ひとたびXiの電波を掴んでしまえば、ご覧の通り、笑ってしまうほど快適に通信できます。FOMAのスマホで満足にspモード通信できない、っていう悩みがあるのであれば、Xiスマホにしてしまうのもひとつの手かもしれない、と提案したいぐらいです。
中央線※で東京駅に出てきました。東京駅も新宿駅並の「鬼門」。FOMAでspモード通信するとものすごくストレスがたまることが多いです。
ですが、やはりこちらもXiで通信できればご覧の通り快適なのです。
MEDIAS LTE N-04Dを使ってXiの速度計測をしていきましたが、本当に通信は快適です。FOMAでの通信にストレスを感じたらMEDIAS LTE N-04Dもひとつの選択肢になりそうです。
※ 路線としての「山手線」は、品川を起点として、新宿・池袋を経由し、田端に至ります。田端~東京~品川間は東北本線および東海道本線の別線です。路線としての山手線は実は1周していないんですよ!
記事執筆:せう(井上翔)
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