既に報じているとおり、NTTドコモは2月16日、モバキャス(NOTTV)受信機能を備えたNEC(日本電気)製タブレット「MEDIAS TAB N-06D」を4月に発売予定であることを発表しました。Xiやおサイフケータイにも対応した防水タブレットです。
MEDIASと言えば、NECカシオのスマートフォンのブランド。しかし、このタブレットは親会社であるNECが開発した製品です。そんな同機の魅力に迫りたいと思います。
本来であれば、正面から紹介するべきなんでしょうが、今回はあえて裏面から。N-06Dは、薄さとバッテリー容量の兼ね合いから、電池パックの交換ができなくなっています。
これにより、裏面にFCCやCEのコンプライアンス印字が入っているのですが、注目すべきはまずメーカー名。この製品がNECカシオ製であれば、”NEC CASIO Mobile Communications, Ltd.”になっているはずなのですが、本機は”NEC Corporation”になっているのです。
冒頭にも書いたとおり、このN-06DはNECカシオではなく、親会社であるNECが開発した製品なのです。NECと言えば、Androidを利用した製品である”LifeTouch”シリーズを自前で持っていることで有名です※。
しかし、今回のタブレットは子会社のスマホブランドである”MEDIAS”を冠しています。ブランドを展開するフィールド(携帯電話の販売網で売られること)などを考慮した結果だそうです。
※ LifeTouchシリーズの製品は、従来、NECパーソナルプロダクツが開発してきましたが、同社がNECパーソナルコンピュータに社名変更の上、Lenovo NEC Holdingsの子会社となった際に、LifeTouch事業はNEC本体に移管されています。
裏面を見るとまだまだ発見が。FeliCaマークが付いているのです。なんと、N-06Dは「おサイフケータイ」機能を搭載しているのです。今まで出てきたおサイフケータイの中ではダントツトップの画面サイズとなります。
個人的に、iモードケータイながら、PDAチックなQWERTYキーボード付きだった「N-08B」におサイフケータイが付いていたらどれだけ良かっただろうなぁ、とか思っていたのですが、それよりさらに大きいタブレットに搭載されてしまうと、さすがに「おっ」と思ってしまいます。
冷静になって考えると、これを駅の改札機やお店の決済機にガシーン、とあてて決済するシーンを想像できません……。いや、一部のTwitterのフォロワーさんなら居そうな予感はするんですけどw
個人的な想像としては、おサイフケータイの電子マネーでコンテンツ利用料金の決済を……、と思ったのですが、だったらspモード決済(ドコモケータイ払い)すれば概ね済みそうですし。なぜ付けたのか……!?
気を取り直して、表面を見てみましょう。表面もいろいろと発見があります。
まず、見るからにきれいなディスプレイは約7インチのWXGA(1280×800ドット)液晶です。約1677万色表示可能です。大きな画面できれいにNOTTVを楽しめます。
表面を覆うガラスですが、タブレットとしては薄めの筐体の強度を向上するため、MEDIASシリーズのスマートフォンでも採用実績のあるCorning Gorilla Glassを採用しています。
正面左側を見ていて、どうしてもに受話口にしか見えない部分があって気になる方も多いと思いますが、これは正真正銘の受話口。N-06Dは音声通話も可能なのです。
ドコモのXi(LTE)対応タブレットとしては、初めての音声通話可能な機種となります。「Xiトーク24」(Xi総合プランと「Xiカケ・ホーダイ」の組み合わせ)でドコモ同士の通話が24時間365日(今年は366日)定額で楽しめます。
なお、同機にはdocomo Palette UIは搭載されない予定ですが、電話帳アプリやロック画面はドコモオリジナルのものになっています。
表面での発見はまだまだあります。ホームアプリがMEDIAS(NECカシオ)のものをアレンジして、横画面にも対応したものになっているのです。
ここから、「もしかして、ソフトウェアはNECカシオのものがベースなのでは…?」という疑問が湧きます。
端末情報のカーネルバージョンに”ncmc”という文字列があるところから分かる通り、ソフトウェアはNECカシオのAndroidスマートフォン用のものをアレンジしたものが搭載されています。
端末色が掲載されていることが何となく新しい感じがしますが、開発途中なので、もしかしたら無くなるかもしれないそうです。モデル番号がどう考えても仮ですし…。
文字入力システムは、MEDIASということで、T9入力に対応したNECカシオ版ATOK。大画面のタブレットで使うことから、横画面の際はテンキー、QWERTYキーどちらのモードでもキーボードを左右に振り分けて表示することができるようになっています。
サイズは自由に変更可能で、テンキーモードの場合は左右に配置するキーを逆にすることも可能です。QWERTYモードは振り分けないモードもあります。
モバキャスは従来のワンセグよりも解像度が高いだけではなく、データ放送もより力が入っています。画面が大きいおかげで、データ放送を使いながら番組を見るのがすごく楽なのです。
標準で添付される卓上ホルダも、なかなか良い感じです。電源入力は、マイクロUSBポートになっています。ここに刻印されている製造者が「日本電気株式会社」であることにも、反応してしまう筆者であります。
電池パックは3610mAhの大容量のものを採用していますが、本体を薄くするためにユーザーによる交換が不可能になっています。
各種ポート・スロット類はすべて端末の上下に用意されています。マイクロUSBポートは、ホスト機能にも対応してます。
先に記事化したSH-06D同様、会場の一角には、モバキャスを受信できる試作機が置かれていました。アンテナは完全にしまわれていましたが、良好な再生状況でした。
N-06Dは月々サポート等適用後の、2年利用前提の実質負担額は2万円台になる予定。大きめな画面でNOTTVに限らず動画を楽しみたい皆さんにはお勧めかもしれません。




















コメント
それの電池パックの開けかた教えて下さい