NTTドコモ夏モデル発表会でXiネットワークについても説明!

NTTドコモは15日、都内にて「2013年夏モデル新商品・新サービス発表会」を行い、新商品および新サービスと並んで、LTE規格による高速データ通信サービス「Xi(クロッシィ)」のネットワークについてもあらためて説明した。

その中で、これまで説明してきた通り、基地局設置を1年前倒しする計画であることや年度内に国内最速となる下り最大150Mbpsに対応するほか、下り最大112.5Mbpsや下り最大150Mbpsに対応した機種の今後の大まかなスケジュール、そして、今夏に世界遺産となった富士山についてもXiのエリア化することを明らかにした。

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発表会では、登壇したNTTドコモ社長の加藤薫氏は「Xiネットワークについて、繋がりやすさ、高速化を徹底強化」することを述べ、従来から説明してきた通りに「エリア拡大は、予定を1年前倒しで計画。基地局数は2013年度末で前年度末の2倍となる5万局まで拡大予定だ。」と紹介。

また「Xiによるデータ通信の通信継続率も向上し、特に山手線や大阪環状線では、全路線の約97%でLTE通信を継続している。」と説明。さらに「新幹線全8路線97駅、全国53の主要空港、主要集客施設3,500施設でのXiエリア化が完了した。」とした。

さらに、東京の新しい名所となっている「東京スカイツリーや東京ミッドタウンといった高層ビルでもXiが利用できるのはもちろん、今年の夏には、世界遺産への登録が予定されている富士山でもXi通信が可能になる。」と、さらなるXiのエリア拡大についての計画を明らかにした。

エリアについては、今回の夏モデルでは、全機種がXiの800MHzおよび1.7GHz、2.1GHz帯のトライバンドに対応しており、場所ごとにそれぞれの周波数帯の特長に応じたエリア構築を行っているということだ。

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また、続けて、Xiのさらなる高速化についても説明。これについてもすでに決算説明会などで明らかにされているが、今年3月に提供を開始している下り最大112.5Mbpsのサービスを2013年6月末までに100都市以上で利用可能にするほか、下り最大75Mbpsの基地局を1万5千局以上に拡大するとした。

加えて、Xiの下り最大150Mbps通信を2013年度内にサービス提供予定であるとし、2013年中に東京・名古屋・大阪の大都市においても提供予定であることを明かした。

Xiの高速化については、質疑応答の中でも触れられ、下り最大112.5MbpsとなるLTEの規格「UE Category4」に対応した機種が夏モデルにも1機種もなく、ようやくスマートフォンでは5月に入って、春モデルとして発表された「Ascend D2 HW-03E」が発売されたことに触れつつ、商品ラインナップとして今後どう展開しているのか問われたのに対し、NTTドコモのプロダクト部長丸山氏は「150Mbpsは年度内にやりたい。対応製品もその段階である程度揃えたいと思っている。」と、今年冬モデルもしくは来年春モデルにおいて150Mbps対応製品を複数投入する計画であることを示唆した。

また、UE Category4対応機種についても「順次冬以降に揃えて行きたいと思っている。」と、ひとまず秋までは、Ascend D2 HW-03EおよびモバイルWi-Fiルーター「HW-02」の2機種のみとなる。

プレゼンテーションの最後に、加藤社長は「NTTドコモは一番繋がる。使えるXiサービスを提供できるよう全社を上げていく。」と力強く締めくくった。

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記事執筆:S-MAX編集部


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