今冬最高スペックのGALAXY Note 3をベンチマーク! |
NTTドコモとau by KDDIから今月17日に発売開始されたサムスン電子製スマートフォン「GALAXY Note 3」。どちらのモデルもスペックは共通で、今冬モデルでは最高となる最大2.3GHz駆動クアッドコアCPUや大容量3GBメモリー(RAM)を搭載し、これまでの高性能なら「GALAXYシリーズ」といった評判を裏切ることのないスペックとなっています。
また、この高い性能や5.7インチという大画面を活かし、複数の機能をマルチウィンドウで利用できるなど、ますますパソコンなどに近づいてきており、一方で、片手操作しやすいように表示を小さくできるなどのスマートフォンならではの使いやすさにも対応しています。
そんなGALAXY Note 3について、今回は、NTTドコモ版「GALAXY Note 3 SC-01F」を用いてベンチマークアプリを用いて性能をチェックしてみましたので紹介したいと思います。
今回用いたベンチマークアプリは「Quadrant Standard Edtion」(Version 2.1.1)および「AnTuTu Benchmark」(Version 4.0.4)の2つで、それぞれ3回測定して、平均値を出しました。また、比較のために夏モデル「GALAXY S4 SC-04E」および前モデル「GALAXY Note II SC-02E」も同様に測定しました。
GALAXY Note 3のQuadrant Standard Edtion結果
GALAXY Note 3のAnTuTu Benchmarkの結果
トータルの数値としてはやはり既存機種と比べて圧倒的に良いことがわかります。特にCPUの数値はGALAXY S4の2倍以上、GALAXY Note IIの5倍以上となり、Snapdragon 800の高性能さが良くわかりました。
一方で、グラフィックについては3Dについては3機種ともにあまり変わりがなく、2DについてはGALAXY Note IIのほうが良いという結果となり、この辺りはディスプレイの解像度が上がった影響も伺えます。とはいえ、描画が遅くなっているといったことは見た目にはわからないので、それほど気にすることではないと思われます。3DゲームなどもOpenGLのバージョンが上がったりしているので、トータルでは良くなっているんではないかと。AnTuTuのほうでは、3Dの数値は良くなっていますしね。また、メモリーや入出力(I/O)もそれぞれ良くなっています。
なお、一部でGALAXY Note 3の熱問題が指摘されていますが、確かにベンチマークを繰り返し行なっているとかなり熱くなることは確認できましたが、それによって大きく動作が不安定になるといったことは今のところ確認できず、なおかつ、こういったベンチマークを繰り返し行うというような負荷の高い操作を通常利用時に実施することはほぼないので、これもまたそれほど気にすることはないのかなと思います。
逆にそれだけ高性能になったというのと、高温になったときに以下に早く冷やせるかのほうが大事なのかなと。この辺りはGALAXY Note 3に限らず、小型化などで密集度が上がっているためどのスマートフォンでも課題になっているでしょう。時間があれば、他の機種も含めて熱問題について取り上げてみたいと思います。
最後に、これらの3機種の各スペックについて以下にまとめておきます。
※フルHDは1080×1920ドット、HDは720×1280ドット。
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GALAXY Note 3のQuadrant Standard Edtion結果
GALAXY Note 3のAnTuTu Benchmarkの結果
機種 | Quadrant Standard Edtion | AnTuTu Benchmark | ||
---|---|---|---|---|
GALAXY Note 3 SC-01F | 1回目:22390 | 平均 22660 | 1回目:34904 | 平均 34292 |
2回目:22914 | 2回目:34570 | |||
3回目:22675 | 3回目:33401 | |||
GALAXY S4 SC-04E | 1回目:12348 | 平均 12745 | 1回目:28909 | 平均 27927 |
2回目:12987 | 2回目:27008 | |||
3回目:12899 | 3回目:27865 | |||
GALAXY Note II SC-02E | 1回目:7201 | 平均 7086 | 1回目:19835 | 平均 19966 |
2回目:7085 | 2回目:19070 | |||
3回目:6973 | 3回目:20993 |
トータルの数値としてはやはり既存機種と比べて圧倒的に良いことがわかります。特にCPUの数値はGALAXY S4の2倍以上、GALAXY Note IIの5倍以上となり、Snapdragon 800の高性能さが良くわかりました。
一方で、グラフィックについては3Dについては3機種ともにあまり変わりがなく、2DについてはGALAXY Note IIのほうが良いという結果となり、この辺りはディスプレイの解像度が上がった影響も伺えます。とはいえ、描画が遅くなっているといったことは見た目にはわからないので、それほど気にすることではないと思われます。3DゲームなどもOpenGLのバージョンが上がったりしているので、トータルでは良くなっているんではないかと。AnTuTuのほうでは、3Dの数値は良くなっていますしね。また、メモリーや入出力(I/O)もそれぞれ良くなっています。
なお、一部でGALAXY Note 3の熱問題が指摘されていますが、確かにベンチマークを繰り返し行なっているとかなり熱くなることは確認できましたが、それによって大きく動作が不安定になるといったことは今のところ確認できず、なおかつ、こういったベンチマークを繰り返し行うというような負荷の高い操作を通常利用時に実施することはほぼないので、これもまたそれほど気にすることはないのかなと思います。
逆にそれだけ高性能になったというのと、高温になったときに以下に早く冷やせるかのほうが大事なのかなと。この辺りはGALAXY Note 3に限らず、小型化などで密集度が上がっているためどのスマートフォンでも課題になっているでしょう。時間があれば、他の機種も含めて熱問題について取り上げてみたいと思います。
最後に、これらの3機種の各スペックについて以下にまとめておきます。
機種名 | GALAXY Note 3 | GALAXY S4 | GALAXY Note II |
OS | Android 4.3 | Android 4.2 | Android 4.1 |
チップセット | Qualcomm MSM8974 Snapdragon 800 | Qualcomm APQ8064T Snapdraton S4 | Samsung Exynos 4412 Exynos 4 Quad |
CPU | 2.3GHz クアッドコア Krait 400 ARMv7-A compatible | 1.9GHz クアッドコア Krait 300 ARMv7-A compatible | 1.6GHz クアッドコア 32nm HKMG Cortex-A9 |
GPU | Adreno 330 | Adreno 320 | ARM Mali-400 MP4 440MHz |
メモリー(RAM) | 3GB 32ビットx2 LPDDR3 800MHz 12.8GB/s | 2GB 32ビットx2 LPDDR3 | 2GB 32ビットx2 LPDDR, LPDDR2, DDR2 or DDR3 |
ストレージ | 32GB | 32GB | 32GB |
ディスプレイ | 5.7インチ フルHD | 5インチ フルHD | 5.5インチ HD |
記事執筆:memn0ck
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海外版含め、既に「気になる」報告が多発してるんだけど。
あとベンチマークがスマホ利用の最大負荷じゃないよ・・・