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| サムスンの最新ワイヤレスイヤホン「Samsung Galaxy Buds3 FE」をチェック |
サムスン電子の日本法人であるサムスン電子ジャパンは9月19日、同社が展開するワイヤレスイヤホン「Samsung Galaxy Budsシリーズ」において、エントリー向けモデルとして「Samsung Galaxy Buds3 FE(サムスン・ギャラクシー・バッズスリー・エフイー)」(Samsung Electronics製)を日本市場で発売した。
販路は公式Webサイト「Samsungオンラインショップ」や、Amazon.co.jp、Samsung公式ストア楽天市場店の他、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ジョーシンなどの家電量販店のECサイトおよび一部の店舗、「Galaxy Harajuku」(東京・原宿)、「Galaxy Studio Osaka」(大阪・なんば)で取り扱われる。
価格(金額はすべて税込み)はオープンながら、市場想定価格は21,780円。今回はそんなSamsung Galaxy Buds3 FEをメーカーから借りて試すことができたので、写真を交えてレビューする。
Samsung Galaxy Buds3 FEは、2023年10月に発売した「Galaxy Buds FE(ギャラクシー・バッズ・エフイー)」の後継モデルで、Galaxy Buds FEの丸い玉型の形状から、棒状の柄が伸びたいわゆる「うどん型」と呼ばれる形状に変更されており、カラーバリエーションは「ブラック」と「グレー」の2色を用意した。今回は「グレー」でレビューする。
本体の形状に合わせて、充電ケースの形状やデザインも刷新され、外観は大幅なモデルチェンジを果たしている。
充電ケースのサイズと重量は約48.7×58.9×24.4mm、約41.8g、イヤホン(片側)のサイズと重量は約21.1×18.0×33.8mm、約5g。バッテリー容量は充電ケースが515mAh、イヤホン(片側)が53mAh、音楽再生時間は、ANC(アクティブ・ノイズ・キャンセリング)がONの状態で最大6時間、充電ケースとの併用で最大24時間。ANCがOFFの状態で最大8.5時間、充電ケースとの併用で最大30時間と、省電力設計で長時間利用が可能。
充電ケースの蓋は半透明で、ケース本体部分はサラサラとした質感のマット仕様となっている。マット部分は良い質感だが、黒ずみやすいので注意が必要だ。指で拭けば消える程度の黒ずみではあるが、新品にも関わらず少し持ち歩いただけですぐに目立つ汚れが付いてしまうため少々驚いた。
充電ケース底面には、リセットボタンと充電用のUSB Type-Cコネクタを搭載している。また、技術適合マークやPSEマークなどの記載もある。充電ケース正面には、LEDランプを備えており、イヤホンや充電ケースの状態を知らせてくれる。
ドライバー(スピーカー)を搭載する部分は比較的大きめな球状で、そこから伸びる柄の部分は三角の形状をしている。充電ケースのマットな部分と同じようなサラサラとした手触りで心地が良い。シンプルなデザインで、他社製で数年前から見るような形状で、外観からは特に先進性は感じられないが、エントリー向けという位置づけもあり、多くの人が手に取りやすいデザインなのかもしれない。ただ、このグレーカラーに関しては、一目でこの製品だとわかるほどの特徴だと言えるだろう。
耳への装着感も悪くなく、見た目の大きさに反して片側約5gと軽く、長時間装着していても耳への負担はそれほど感じられなかった。
タッチ操作にも対応しており、三角の柄の部分をつまむ操作と縦にスライドする操作で、再生や一時停止、音量のコントロールなどができる。これらの操作については少々慣れが必要だが、タッチ操作の反応自体は悪くなくコツをつかむのもそれほど時間はかからないだろう。IP54の防水および防塵性能にも対応している。
Bluetoothのバージョンは5.4、プロファイルはA2DP、AVRCP、HFPに対応しており、オーディオコーデックは、SBC、AACおよびサムスン独自のSSC(Samsung Seamless Codec)をサポートしている。
6つのマイクを搭載し、周囲の音を抑制して音楽への没入感を高めるアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能や、逆に周囲の音を取り込みイヤホンを外すことなく環境音が聞えたり会話することなどができるアンビエントサウンド(外音取り込み)にも対応する。なお、専用アプリを用いることで、ANCや外音取り込みのレベルを変えることもできる。
Samsung Galaxy Buds3 FEをコントロールするための専用アプリ「Galaxy Buds3 FE Manager」を利用するためには、あらかじめ「Galaxy Wearable(Gear Maneger)」アプリをインストールしておく必要がある。
・Galaxy Wearable (Gear Manager) - Google Play のアプリ
・Galaxy Buds3 Manager - Google Play のアプリ
スマートフォンとSamsung Galaxy Buds3 FEをペアリングし、接続をONにした状態でGalaxy Wearableアプリを起動する。
ホーム画面では、「ヒント」の画面表示や、ANCおよび外音取り込みのON/OFFとレベル調整、EQ(イコライザー)設定、イヤホン操作のキーアサイン、各種設定、リモート追跡、ユーザーマニュアルの表示などの項目が並ぶ。
「ヒント」では、イヤホン本体での操作方法や、ノイズコントロールの最適化、ペアリングについての説明が表示される。
ホーム画面で「音質とエフェクト」をタップすると「イコライザー」の画面に推移する。ここでは、「バランス重視」「低音ブースト」「スムーズ」「ダイナミック」「クリア」「高音ブースト」「カスタム」をそれぞれ選択できる。「カスタム」では、各周波数のゲージを上下に移動して自分好みの音質に調整が可能だ。
デフォルト(初期設定)状態では、やや高音が強く感じられる音質だが、「低音ブースト」にすると高音部分がかなり削られ、さらに、まろやかな音質になった。低音好きだけでなく、少しやわらかめの音が好みの人には「低音ブースト」がおすすめだ。
また、イコライザー機能は、音楽を再生させながら各エフェクトやカスタムイコライザーの調整ができるため、音を聞きながら自分の好みの音質に調整ができる。
Samsung Galaxy Buds3シリーズでは、インナーイヤータイプの「Galaxy Buds3」、今回レビューしたSamsung Galaxy Buds3 FEの上位モデルにあたる「Galaxy Buds3 Pro」がラインナップされている。
価格的にもGalaxy Buds3 Proよりも15,000円以上安価な製品で、エントリーモデルに位置づけられているが、市場想定売価が21,780円という価格は、エントリー向けとしてはかなりハードルが高いように感じる。
最近のワイヤレスイヤホン製品では当たり前になりつつある、ハイレゾに対応していない点も注意が必要だ。また、充電ケースの蓋を閉じる際のパタン!と大きな音が鳴ってしまうチープ感も否めない。正直5,000円~6,000円台の製品なら優秀だと感じたが、2万円を超える価格帯の製品としては、どこまで満足感を得られるかは、ユーザーによって分かれるかもしれない。
サムスン(Samsung)
2025-09-19
サムスン(Samsung)
2025-09-19
記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)
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