MyKronozがCES 2014にてAndroidベースのスマートウォッチ「ZeSplash」などを展示!

米ラスベガスにて1月7日(火)から10日(金)まで開催されていた世界最大級のIT・家電関連イベント「2014 International CES(CES 2014)」のMyKronozブースにて、スマートフォン(スマホ)と連携できる1.54インチタッチディスプレイ搭載のスマートウォッチ「ZeSplash」などが展示されていました。

MyKronozはスイスのベンチャー企業で2012年に設立され、昨年4月に腕時計型活動量計「ZeBracelet」および「ZeWatch」を発売し、その後、スマートウォッチ「ZeNano」を発表していました。今回展示されたZeSplashは、ZeNanoを小型化してさらにスマートにした製品となっています。今回は、これらの「Zeシリーズ」を紹介したいと思います。

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ZeBraceletは有機ELディスプレイ(128×32ドット)による時計表示ができるほか、Bluetooth 2.1対応でスマホや携帯電話などと連携して通話やメールなどの着信を受けられてそのまま内蔵マイクとスピーカーによって通話できるほか、音楽プレイヤーのリモコンとして利用できる製品です。

また、連携しているスマホが10m以上離れると通知してくれる紛失防止機能にも対応。150mAhバッテリーを搭載しており、通話で2〜3時間、待受で72時間利用できます。

サイズが約38.5×80×12.5mm、質量が約45g。カラーはWhite(ホワイト)およびGold(ゴールド)、Black(ブラック)の3色が用意されています。価格は69ユーロ(約9,800円)。なお、非防水となっています。詳細は公式Webサイト「MyKronoz - The Smartwatch designed in Switzerland - ZeBracelet」も参照してみてください。

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ZeBracelet(右)と2個のZeWatch(左)

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ショーケースに入ったZeBraceletのBlack


ZeWatchはZeBralecetと機能としては非防水含め同じで、デザインがより“腕時計”っぽくなっています。サイズが約28×59×8.5mm、質量が約32g。カラーはWhite(ホワイト)およびOrange(オレンジ)、Black(ブラック)の3色が用意されています。価格は69ユーロ(約9,800円)。詳細は公式Webサイト「MyKronoz - The Smartwatch designed in Switzerland - ZeWatch」も参照してみてください。

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ZeNanoは、昨年の「IFA 2013」にて展示されていたようですが、すでに販売されており、日本でも海外のスマホなどを販売するオンライン通販「EXPANSYS Japan」でも「MyKronoz ZeNano (Black-ブラック)価格&特徴 - EXPANSYS 日本」にて購入することができます。執筆時点では価格は13,410円。MyKronozでは129ユーロ(約18,500円)となっているので、発売から時間が多少経っているとはいえ良心的な価格となっています。

Bluetooth 2.1対応で、Android 2.3(開発コード名:Gingerbread)以上およびiOS 4.0以上のスマホ・タブレットと連携でき、ZeBraceletやZeWatchが基本的に通話着信などを確認できる腕時計といったコンセプトだったのに対し、ディスプレイを触ってタッチ操作できるなど、完全に最近の“スマートウォッチ”といった機能になっています。

機能としては、スマホ連携のほか、歩数計や音声操作、ボイスレコーダー、SMS送信機能(Androidと連携した場合のみ)FMラジオ、画像・動画再生などが追加されています。

スペックとしては、1.54インチ240×240ドット液晶、256MB内蔵ストレージ、310mAhリチウムイオンバッテリー(4時間の通話および120時間の待受)、充電など用microUSB 1.1端子(5pin)。こちらも非防水となっています。対応フォーマットは、画像がjpgおよびgif、bmp、動画がAVIおよびMP4、3GP。

サイズは本体が約51.6×38×10.2mm、リストバンド部分が約256×22×4mm、質量は本体が約69g。カラーはBlack(ブラック)およびBlue(ブルー)、Red(レッド)、White(ホワイト)の4色が用意されています。詳細は公式Webサイト「MyKronoz - The Smartwatch designed in Switzerland - ZeNano」も参照してみてください。

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ZeNanoの展示


ZeSplashはZeNanoの後継機種で最新モデルとなっています。ベースはZeNanoと同じようで、1.54インチ240×240ドット液晶搭載で、対応機能もほぼ同じようです。ただし、Bluetoothが3.0になっています。また、小型化されており、サイズが約40×63.5×12mm、質量が約50g。

なお、サムスン電子が昨年発売したスマートウォッチ「GALAXY Gear」が1.63インチディスプレイ搭載でサイズが約36.8×56.6×11.1mm、質量が約73.8gなのでほぼ同じか、若干大きく、一方で軽いようです。

ZeSplashは操作してみるとAndroidっぽさがありました(Androidベースかどうかは未確認)。また、Android搭載スマホなどと連携した場合には、ZeNanoと同様にZeSplashからSMSが送信できるためソフトウェアキーボードが表示されるのですが、さすがにかなり小さいので押しづらかったです。

今年後半に欧州で販売するほか、米国での販売も検討しているそうです。価格は欧州では149ユーロ、米国では149ドルを予定しているとのこと。

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ZeSplashの待受画面

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ZeSplashのメニュー画面

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ZeSplashでSMSを入力している画面

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ZeSplashでアナログ時計を表示した画面


記事執筆:S-MAX編集部


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