総務省がICTサービス安心・安全研究会における「消費者保護ルールの見直し・充実に関するWG」で携帯電話のSIMロック解除を義務化する方針を示した。
また、それを受けてではないだろうが、Appleが日本国内でもiPhoneに続いてiPadのSIMロックのかかっていないSIMフリーモデルを販売開始し、SIMロック解除やSIMフリーといったことが日本でも当たり前のようになろうとしている。
この流れは海外では「SIMフリーが普通に売っている」とか「SIMロック解除ができる」といったことを受けてだと思うが、海外に行けばその国・地域や携帯電話会社(キャリア)などによって事業が異なることがわかる。
そこで、今回は、Appleの公式Webページ「iPhone:ワイヤレスキャリアのサポートと各機能」に世界中のiPhoneを提供しているキャリアのSIMロック解除対応状況が掲載されていたので地域別にまとめてみた。
◯iPhone提供キャリア数とSIMロック解除提供キャリア数
| 地域 | iPhone 提供キャリア数 |
SIMロック解除 提供キャリア数 |
割合 |
| ヨーロッパ | 109 | 53 | 49% |
| アジア太平洋 | 50 | 7 | 14% |
| 米国/カナダ | 51 | 11 | 22% |
| 中南米/カリブ | 70 | 44 | 63% |
| 中東 | 20 | 12 | 60% |
| アフリカ | 23 | 1 | 4% |
| 合計 | 323 | 128 | 40% |
AppleのWebサイトに注意書きがされているように、上記のSIMロック解除対応については追加料金などが発生する場合があるほか、「最初からSIMロック解除されているiPhone」を販売するキャリアは数に含まれていない。
追加料金がかかったり別途条件が付く場合があります。一部の iPhone はデフォルトでロックが解除されています。詳細についてはキャリアにお問い合わせください。
例えば、SIMフリーのiPhoneが販売されている地域として有名な香港のキャリアは「最初からSIMフリー」であるため、AppleのWebサイト上の「SIMロック解除対応キャリア」に含まれていない。

香港の例:SIMロック解除対応にはチェックが入っていない
SIMロック解除提供キャリアの割合が高くない地域の一つとして、米国/カナダ(22%)があるけれど、米国/カナダの例では、主要キャリア(米国のVerizon、AT&T、Sprint)はSIMロック解除に対応しているので、「SIMロック解除提供キャリア」の数が小さいことは、必ずしもSIMロック解除に対応するiPhoneの流通数が少ないという意味にはならない(前述の通り「最初からSIMフリー」のiPhoneが数に含まれないという点も含めて)。
とはいえ、「販売時点ではSIMロックをしているが、一定の条件を満たせばSIMロック解除に対応」しているキャリアが全体の40%を占めているということは事実ではあり、個人的には日本で販売されるキャリア版のiPhoneもSIMロック解除に対応して欲しい……せめて、iPadと同様に「海外ではSIMフリー」で使えると嬉しいところだ。
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■世界中のiPhone提供キャリアのSIMロック解除状況まとめ | shimajiro@mobiler
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