NTTドコモが下り最大225Mbpsの国内最速モバイル通信を提供へ!

NTTドコモは30日、今冬および来春に発売・開始する新モデルや新サービスを披露する「2014-2015冬春モデル新商品発表会」を開催し、今年度末の2015年2月以降にLTE(FDD-LTE)のUE Category 6およびLTE-Advancedの技術要素のひとつである「キャリアアグリゲーション(CA)」を導入し、下り最大225Mbpsの高速通信サービスを提供すると発表しています。

対応するモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION HW-02G」(ファーウェイ製)を2015年2月以降、「Wi-Fi STATION L-02G」(LGエレクトロニクス製)を2015年3月以降に発売し、まずはこれらの2機種で利用できるようになります。

また、モバイルWi-Fiルーターとしての通信性能は下り最大300Mbpsおよび上り最大50Mbpsとなることから、東京・丸の内の一部エリア(ドコモショップ丸の内店およびドコモラウンジ)にて下り最大262.5Mbpsの試験サービスも実施するとのこと。

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同社の下り最大225Mbpsおよび上り最大50Mbpsによる高速通信はLTEにおける2つの周波数帯を束ねて高速化するサービスで、すでにauがUE Category 4によるCAによって下り最大150Mbpsおよび上り最大25Mbpsを提供しています。

これに対し、NTTドコモではUE Category 6およびCAによって合計30MHz幅で下り最大225Mbpsおよび上り最大50Mbpsという国内最速通信を実現する予定。なお、丸の内で提供される下り最大262.5Mbpsは2波を束ねて合計35MHzで提供されます。

なお、CAに対応しない機種およびエリアでのLTEでは従来通り、下り最大150Mbpsおよび上り最大50Mbps。

対応するモバイルWi-Fiルーターでは800MHz(Bank 19)および1.5GHz(Band 21)、1.7GHz(Band 3)、2GHz(Band 1)のクアッドバンドLTEに対応しており、CAの組み合わせとしてはBand 1とBand 21(CA_1-21)、Band 3とBand 19(CA_3-19)のほか、発売後にソフトウェア更新を適用することでBand 1とBand 19(CA_1-19)にも対応する予定。

一方、下り最大225Mbpsに対応する機種がモバイルWi-Fiルーターのみになったことについて、発表会の質疑応答において登壇した同社代表取締役社長の加藤薫氏は「ネットワークやソフトウェアなどの作り込みに時間がかかっており、いち早く投入するということで開発が用意なモバイルWi-Fiルーターのみとなった。」と説明していました。そのため、今後はスマートフォンやタブレットなどでも対応していく計画となっています。

記事執筆:memn0ck


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報道発表資料 : 2014-2015冬春モデルの16機種を開発・発売 | お知らせ | NTTドコモ