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NTTぷららが提供中の仮想移動体通信事業者(MVNO)としてのデータ通信サービス「ぷららモバイル」における「定額無制限プラン」は上下最大3Mbpsと比較的緩い速度制限ながら月当たりのデータ通信量制限がないことで話題となっている。

前回、この定額無制限プランを契約したことを紹介したが、今回はNTTドコモのモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION L-02F」に挿して使用しているので使い勝手などなどのレビューする。

ぷららモバイルの定額無制限プランはその名の通り、通信容量には制限がなく使えるプランだ。ただし、通信速度は最大で上下ともに最大3Mbpsの速度に制限されている。今年9月1日の提供開始後、予想を超える申し込みがあり、現在では申込から商品(SIMカード)の到着まで数週間待ちの人気となっている。

実際にぷららモバイルの定額無制限プランを使ってみると、通信速度そのものは最大で3Mbpsに制限されているので、例えば100MBを超えるような大容量データを送受信するような用途には向かないけれど、外出中にWebページを見たり、メールを送受信したりする用途にはまったく問題なく使えるし、YouTubeなどの動画閲覧も問題なく行うことができる。

スペック上の通信速度が上下ともに3Mbpsに抑えられているものの、いまのところ極端に通信速度が低下することはなく、「速度はそこそこだけど、安定した速度が出る」という点が、実用上は大きなメリットとなっている。

ぷららモバイルの定額無制限プランと同じく、容量無制限で使えるWiMAX系のサービスと比べると、ぷららモバイルの定額無制限プランではNTTドコモのモバイルネットワークで利用可能な分、地下鉄で移動中だったり、建物の中を移動中でも、電波が途切れたり極端に弱くなったりする事が少なく、中速(上下最大3Mbps)ではあるものの通信速度が安定しているので使い勝手が良い点だろう。

定額無制限プランのSIMカードをWi-Fi STATION L-02Fに挿して使ってる理由はこの機種の連続通信時間がLTE接続時で約13時間(スペック値)となっており、基本的には1日中使っていてもバッテリが切れることがないためで、無線LAN(Wi-Fi)側が自動的に無効になる機能などをオフにして「常にWi-FiをON」にして使っていても、外出中にバッテリが切れて困ったという記憶はない。

なお、Wi-Fi STATION L-02Fについてはスペック値では連続通信時間13時間となっているけれど、実際の連続通信時間はもう少し長い印象があることを付け加えておく。

容量無制限の回線をWi-Fi STATION L-02Fなどの連続通信時間が長い機種で使うと、通信容量無制限の回線を「いつでも使うことができる」という状態になるので、通信量が過大になることやモバイルWi-Fiルーターのバッテリの減りを心配する必要がなくなり、細かい心配ごとから解放されるのは、ぷららモバイルの定額無制限プランならではのメリットと言える。

ぷららモバイルの定額無制限プランは提供開始から1ヶ月少々が経過したばかりであり、今後も通信速度が極端に低下することなく使えるという保証がない点は心配ではあるけれど、契約期間の縛りなどは設定されていないので、今後実効速度が極端に低下するようなことがあれば、解約しても違約金などの負担は不要という点では安心できる。

そんなわけで、前述の通り大容量ファイルのダウンロードする用途で使わない限り、モバイルでそこそこの速度が容量無制限で使えて容量制限のストレス(心配)から解放されるので「通信容量を気にせずにモバイルデータ通信をどこでも使いたい」という方にはオススメのプランだ。

記事執筆:shimajiro@mobiler


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