docomoのフィーチャーフォン「キッズケータイ F-03J」をチェック!s

既報通り、NTTドコモが昨冬から今春に発売する「2016-2017冬春モデル」のうちの子ども向けケータイ「キッズケータイ F-03J」(富士通コネクテッドテクノロジーズ製)を2017年3月3日(金)に発売する。

キッズケータイとしてはロングセラーとなった前機種の「キッズケータイ HW-01G」から2年ぶりとなり、新たにプラスチック素材の色味を活かした外装となって塗装が禿げたりといったことがないため、長く使える製品となっている。

また同時発売されるLinking対応周辺機器「Tomoru」を合わせて使えば、Tomoruを家の玄関先に置けば帰宅や外出時に親などの指定の連絡先にSMSで通知することが可能になる新機能にも対応する。

すでにドコモショップなどの取扱店店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」にて事前予約受付を実施しており、価格(税込)は新規契約および機種変更、他社から乗り換え(MNP)でともに一括10,368円(分割432円/月×24回または864円/月×12回)と、月々サポートや端末購入サポートといったいわゆる縛りがある割引なくわかりやすい。

今回は少し遅くなったが、昨年10月に開催された発表会における展示会場にて実際にキッズケータイ F-03Jをタッチ&トライしてきましたので、外観や特長などを写真と動画で紹介したいと思う。

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キッズケータイ F-03Jはブルー、ピンク、イエローの3色

キッズケータイ F-03Jは、パッと見ただけではキッズケータイ HW-01Gとサイズも含めてあまり変わっていないように見えるが、より丸みのあるオールラウンドフォルムになり、手の小さい子どもでも持ち心地が良いデザインとなっている。

サイズは約91×49×16.8mm、質量は約80g、本体色はイエローおよびブルー、ピンクの3色展開だ。前述通り、外装は塗装をせずにプラスチック素材の色を活かしており、傷が付いたりしても色が剥がれたりといった心配がない。

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またキッズケータイ HW-01Gと同様に防水(IPX5・IPX8準拠)および防塵(IP6X準拠)、耐衝撃(MIL規格準拠)に対応し、さらに抗菌仕様となっている。本体前面には約2.0インチQVGA(240×320ドット)TFT液晶(約65万色表示)や十字キー・ファンクションキーなどが搭載。

子ども向け「キッズケータイ」シリーズとしては初のOSがAndroidベース(バージョン5.1)となっているものの、操作性はなるべく変わらないように作らているという。なお、通信方式は4G LTEに対応しておらず、高音質通話サービス「VoLTE」にも非対応だ。

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キッズケータイ F-03Jのキー部分

引き続き、防犯ブザーとGPSも搭載しており、離れた場所からも見守ることが可能な機能にも対応。防犯ブザーは利用しやすいように「ブザーストラップ」が同梱される。

また背面の電池パックを外すためのネジは専用となっており、専用工具も付属。背面には外部スピーカーも内蔵。電池パックは1000mAhと大容量で、連続待受時間は約570時間、連続通話時間は約370分。SIMカードはmicroSIMカード(3FF)サイズの「miniUIM」。

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キッズケータイ F-03Jの背面


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ブザーストラップを装着したところ


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防犯ブザーはひっぱるとブザーと同時に電話発信し、位置情報も送信可能

本体側面にはLEDライトや充電用のmicroUSB端子(キャップレス防水)が搭載。またLEDライトは通知だけでなく、点滅などして防犯用ライトとしても利用可能とのこと。

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キッズケータイ F-03Jの左右側面

前機種のキッズケータイ HW-01Gとの違いとしてはBluetooth 4.1に対応し、Tomoruに対応したことだ。元々、Tomoruはクラウドファンディングで資金調達していた製品だが、Bluetoothを利用してキッズケータイ F-03JがTomoruの近くに来るとSMSで通知を送るようになっている。

利用前に機器登録が必要だが、手軽に利用可能だ。なお、今春モデルではキッズケータイ F-03J以外にもモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION N-01J」もTomoruに対応となっている。

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Tomoruの説明。コイン電池「CR2032」で駆動し、約38×38×9.6mm(約7.9g)と小型

それでは最後にキッズケータイ F-03Jについて説明員の方に紹介してもらったのでその模様を動画でご覧ください。

キッズケータイとしては前機種のキッズケータイ HW-01Gが3月1日から新規契約および機種変更、MNPの全オーダーで一括0円(本体価格9,936円、端末購入サポート-9,936円)となっている。

そのため、解除料がかからなくなる約1年以上使うのであればキッズケータイ HW-01Gのほうがお得ではあるが、バッテリー持ちなども少しだけキッズケータイ F-03Jのほうが良いため、サポートも含めて新製品のほうが良いという場合はオススメできる。

【NTTドコモ向け富士通製「キッズケータイ F-03J」ファーストインプレッション】


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【キッズケータイ F-03Jの主な仕様】
サイズ(高さ×幅×厚さ)約91mm×約49mm×約16.8mm
質量約80g
バッテリ-容量1000mAh
連続待受時間(静止時[自動])(LTE/3G/GSM)-/約570時間/-
連続通話時間(LTE/3G/GSM)-/約370分/-
メインディスプレイ(サイズ:インチ、方式、発色数)約2.0インチ
TFT
約65万色
メインディスプレイ解像度(横×縦)QVGA(240×320)
サブディスプレイ(サイズ:インチ、方式、発色数)-
外部メモリ(最大対応容量)-
LTE-
受信時最大速度※1 /送信時最大速度※1-/-
外側カメラ機能(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)-
内側カメラ機能-
GPS/オートGPS○/-
赤外線通信
防水/防塵○/○(IPX5、8/IP6X)
Bluetooth○(4.1)
ワンセグ/フルセグ(◎は録画対応)-/-
UIMカードminiUIM
充電端子USB Micro-B
カラーイエロー、ブルー、ピンク
製造メ-カ-富士通コネクテッドテクノロジーズ

【Tomoruの主な仕様】
サイズ(高さ×幅×厚さ)約38mm×約38mm×約9.6mm
質量約7.9g※2
電池CR2032(コイン電池)
Bluetooth○(4.1)
カラーホワイト
製造メーカーBraveridge
※1 通信速度は、送受信時の技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォ-ト方式による提供となり、実際の通信速度は、通信環境やネットワ-クの混雑状況に応じて変化します。
※2 電池の質量は含んでおりません。



記事執筆:S-MAX編集部
写真・動画撮影:2106bpm(つとむびーぴーえむ)


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