東京ビッグサイトにて5月10日から12日までの3日間渡ってIT関連の総合展示会「2017 Japan IT Week 春」が開催されました。
主に企業向けの商談会として年に3回開催されている本展示会だけに、企業向けのIoTソリューションやモバイル機器を用いたサービスの提案などが多く見られます。その中でも特に目を引いたテクノブラッドの企業向けモバイルソリューションサービスを1つご紹介します。
■飲んでる間に充電完了!お客が喜ぶ便利サービス「U4B Type-2」
テクノブラッドがソリューションサービスの商談を行っていたのはモバイルバッテリーブランド「ROMOSS」のブース。ROMOSSでは様々なモバイルバッテリーを展開しており、今回ご紹介する「U4B Type-2」(以下U4B)もそのモバイルバッテリーを活用したサービスとなります。
U4B自体は大容量のモバイルバッテリーとなっており、バッテリー本体を8台収納・充電出来るバッテリーステーションと共に提供されます。サービスとしては既に3年前から始まっており、昨年よりモバイルバッテリーが新型になったことから「Type-2」としているとのことです。
導入事例としては居酒屋やパチンコ店などがあり、現在4000店舗程度で運用されているとのこと。来店したお客が宴席や遊興を楽しんでいる間に手持ちのスマートフォン(スマホ)を充電してもらい、さらに店舗の顧客満足度を高めてもらおうというのが大きな目的です。
モバイルバッテリーは5,000mAhとなっており、DC5V・2.1A(最大5A)の大出力が可能となっているため、昨年あたりからブームとなりつつある電子タバコ「IQOS」のような高出力を要求する機器への充電も可能なのが特徴の1つです。
もちろんモバイルバッテリーへの充電にも対応しているので、お客が持っているモバイルバッテリーをお店で気軽に充電していってもらう、といった使い方もできます。
■NFC対応ステッカーでさらに集客!ステッカー製作もU4Bサービスにおまかせ!
単なる顧客向けサービスにとどまらないのがU4Bサービスの利点です。U4BにはNFCチップを搭載したステッカーを貼付できるようになっており、ステッカー自体で店舗のサービスや割引クーポンなどをアピールできるほか、お客のスマホをU4B本体にかざすことでクーポン情報などを端末へ取り込むことができます。
バッテリーを充電してもらっている間に店舗の宣伝やクーポン券の配布ができるこの仕組みは大変評判が良いとのことで、U4Bサービスの継続利用につながっているとのこと。実際に展示ブースでもNFCからの情報の取り込みデモを行っていただきましたが非常にスムーズで誰でもできる印象でした。
またステッカーの製作もU4Bサービスに含まれており、デザインの持ち込み以外に同社によるデザインの制作も可能とのことです。
そしてU4Bサービスの最大のポイントは導入コストの低さ。買いきりでも1セット(モバイルバッテリー8台分)で7~8万円程度、レンタル(リース)契約の場合月額5,000円程度で導入できるとのことで、業務用サービスとしては破格とも言えます。
BtoCのみならず、BtoBでも活用できるソリューションサービスではないでしょうか。
記事執筆:あるかでぃあ
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