エイスースの最新フラッグシップスマホ「ZenFone 6 ZS630KL」をチェック!

既報通り、ASUS JAPAN(以下、エイスース)は20日、都内で『スマートフォン・ノートPC新製品発表会「WISER TOGETHER~30 Years Together」』を開催し、最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「ZenFone 6(型番:ZS630KL)」(ASUSTeK Computer製)を日本で発売すると発表しました。

ZenFone 6 ZS630KLはチップセット(SoC)にQualcomm製のハイエンド向け「Snapdragon 855」を搭載し、内蔵メモリー(RAM)と内臓ストレージは下位モデルでも6GB RAM・128GBストレージと大容量なだけでなく、180度回転してフロントカメラとしても利用できる「フリップカメラ」としてソニー製約4800万画素イメージセンサー「IMX586」をメインカメラとして搭載するなど、フラグシップモデルらしい高性能な1台に仕上がっています。

価格はオープンながら希望小売価格(金額はすべて税込)は6GB RAM・128GBストレージモデルが75,060円、8GB RAM・256GBストレージモデルが89,100円となっており、本体カラーはミッドナイトブラックおよびトワイライトシルバーの2色で、トワイライトシルバーの8GB RAM・256GBストレージモデルのみが8月30日(金)に発売され、それ以外は8月23日(金)に発売されます。

販売拠点は直営店「ASUS Store Akasaka」や公式Webショップ「ASUS Store」のほか、ECサイトや量販店、仮想移動体通信事業者(MVNO)の各所となっており、すでに各所で予約販売が開始されています。また、ASUS Store AkasakaおよびASUS Storeでは12GB RAM・512GBストレージのオリジナルカラーとなる30周年記念モデル「ZenFone 6 Edition 30」も台数限定で111,272円にて販売されています。

今回は発表会会場に併設されたタッチ&トライコーナーでZenFone 6 ZS630KLの通常モデルに加えて30周年記念モデルも合わせてそれぞれ実機を試すことができましたので、写真や動画を交えて製品の外観や特徴を紹介したいと思います。

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ZenFone 6 ZS630KLは背面に180°回転してフロントカメラとしても使えるフリップカメラを採用することによって画面にノッチやパンチといった切り欠きのないアスペクト比9:19.5の縦長な約6.4インチFHD+(1080×2340ドット)IPS液晶「フルスクリーンナノエッジディスプレイ」を搭載したハイエンドスマホです。

画面占有率は92%に達し、明るさ600nitや色域96%(NTSC比)で、DCI-P3やHDR10をサポートしており、ディスプレイは強化ガラス「Corning Gorilla Glass 6」で覆われています。本体カラーは通常モデルとしてミッドナイトブラックとトワイライトシルバーの2色が用意されており、サイズは約159.1×75.4×8.4〜9.1mm、質量は約190gとなっています。

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ディスプレイは6.4インチサイズと大型なものの、フリップカメラの採用とともに画面の上下左右の四辺の縁(ベゼル)が狭いため、実際に手に持ってみると画面サイズの割には小さく握りやすくなっています。

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本体右側面には各種キーが集約されており、写真右側からスマートキー、音量上下キー、電源/スリープキーの順に配置されています。なお、スマートキーは初期状態ではGoogleアシスタントの呼び出しが割り当てられていますが、設定で割当機能の変更も可能です。

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一方、本体左側面にはSIMカードおよびmicroSDカードのスロットがあり、挿入はトレー式となっていて各カードの差し替えにはイジェクトピン(SIMピン)が必要です。

またZenFone 6 ZS630KLでは2枚のSIMカードを利用するデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応し、取付ができるSIMカードサイズはどちらもnanoSIMカード(4FF)となっているほか、2つのSIMカードスロットとmicroSDカードスロットが排他利用にならない「トリプルスロット」にもなっています。

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本体下部には左側から3.5mmイヤホンマイク端子、そしてUSB Type-C端子が配置されています。最近は3.5mmイヤホンマイク端子の有線イヤホンがそのまま差し込めない機種も増えているため、これだけでもZenFone 6 ZS630KLが購入の有力候補になるという人もいるのではないでしょうか。

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また細かな部分ですが、本機の売りであるフリップカメラをフロントカメラ側に回転させた際、カメラユニットの裏側にはカメラの仕様が印字されていたり、フリップカメラの収納部にもモールドが施されているなど、ZenFone 6 ZS630KLの最大の特徴であるフリップカメラを「動きだけ」でなく、デザインとしても凝った造りにしているのは見逃せないポイントです。

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そしてこちらがASUSTeK Computerの30周年記念特別仕様モデルのZenFone 6 Edition 30で、通常モデルよりも価格が高く設定されていますが、仕様としても12GB RAM・512GBストレージと通常モデルよりも強化されており、スペックだけでなく外観も30周年記念モデルだけのものになっています。

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本体カラーは専用カラーのマット仕上げのブラックで、ZenFoneや同社のノートブックPC「ZenBook」でお馴染みとなる同心円状のスピン加工が施されています。また「ASUS」のロゴの向き、そして30周年の記念ロゴが印字されている点も通常モデルと異なっています。

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さらに30周年記念モデルはパッケージも専用のものが用意されています。メーカー保証期間も通常の12ヶ月から30ヶ月に延長されるVIPカードも同梱されているなど、最近ではスマホの買い替えサイクルが長くなっていることもあり、エイスースのファンだけでなく、長期に安心して利用できる一台を選びたいユーザーであれば「高性能」と「長期保証」の2点で、30周年記念モデルを選ぶのも選択肢のひとつとしては検討してみる価値がありそうです。

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ASUS Storeでは予約・購入の先着順で通常モデルのZenFone 6 ZS630KLであれば専用薄型手帳ケースを、30周年記念モデルであれば記念ロゴをあしらった非売品ピンバッジをプレゼントするキャンペーンも実施されます。ちょうど9月~10月頃にスマホの契約更新時期を迎えるという人は多いはず。

魅力的なモデルが多数発表される時期ではありますが、フリップカメラや他社フラグシップ同等の高性能ながら手頃な価格設定など、ZenFone 6には他機種にはない魅力が多く備わっています。ぜひ、買い替え先の一台として検討してみてはいかがでしょうか。最後にZenFone 6 ZS630KLを含めたASUS JAPANが発表した製品をまとめて動画で紹介しておきます。





記事執筆:黒ぽん(迎 悟)


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